昨日投稿した写真の左上に思いがけないものが写っていることに気づきました。白い本が写っていますね。これは、来月末刊行予定の、大竹伸朗『UK77』の束見本(ツカミホン、と読みます)です。本番で使用する本文紙を本番通りの仕様で製本して、書籍の厚さや重さなどを事前に調べるのです。『UK77』は『新宿』より少し厚めで、B5判のハードカバーになります。『新宿』の束は38mmもありましたが、それ以上、ということです。実際計ってみたら、42mmありました。
分厚い真っ白な本というのは、フェティッシュな感情を催させるもので、その存在感と重みに惹きつけられます。大好きです、こういうの。
これを小社の商品管理をしていただいている業者さんの担当者の方に見せたら、苦笑いをされました。それもそのはず、『White Casket』『NOVEMBRE』『UK77』と、大判の本ばかり続きますから。大きくて重い本、しかも丁寧な扱い方を要求される美術書、というのは、商品管理の方にとってみれば、少しやっかいなわけです。小社が取引しているのは業界トップクラスの業者さんですから、もちろんキチンと対応してくださいますが。