2004年 05月 26日
![]() なお、本書は、ドイツの出版社Hatje Cantz社が最近刊行した、「やなぎみわ展」(ベルリンのグッゲンハイム美術館で今年の1月末から3月末にかけて開催)のカタログ本とは別物です。ちなみにこのカタログ本(英独2言語表記)では、社会学者の上野千鶴子さんが文章を寄せています。 #
by urag
| 2004-05-26 01:01
| 近刊情報
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2004年 05月 25日
昨日、そして今日と、「White Casket」」発売にむけて、遠方にある倉庫で終日作業しておりまして、更新がままなりません。ご了承くださいませ。今週金曜日には「NOVEMBRE」も、イッセイ・ミヤケ六本木ヒルズ店で先行販売が始まりますし、来週末からは、2点がほぼ同時に書店発売開始です。どちらも手間のかかる商品なので、ここ二週間はあたふたしていると思います。 なお、たまに、つつじヶ丘の私どもの事務所まで本をお買い求めにいらっしゃりたい旨、お電話を頂戴することがあるのですが、事務所には販売用の在庫をおおむね置いていないうえ、事務所の番をしている人員もおりませんので、なかなかご希望にお応えすることができません。お詫びする次第です。 #
by urag
| 2004-05-25 06:17
| 販売情報
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2004年 05月 23日
当初300部を予定していた発行部数が、製作上の難しさから280部になると先般告知させていただきましたが、ここに来て、最終的な部数が決定しました。250部です。当初の予定より50部少なくなります。印刷、製本、製函の過程で手作業が多いこともあり、どうしても仕上がりに納得できないものは製品としてカウントしないし、販売しない、という方針です。もったいない話ですが、こればかりは仕方ありません……。 皆様のご注文をお待ちしております。製品はシュリンク・パックされますが、書店さんへの納品の流通過程でキズがつかないよう、エアパッキンやダンボールでさらに最善の処置をする段取りです。なお、個人のお客様への直販も承っております。詳細はお気軽にメールでお尋ねください。 #
by urag
| 2004-05-23 00:18
| 近刊情報
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2004年 05月 21日
![]() 写真で『アウシュヴィッツ~』の上にのせている白い本は、小社近刊のアガンベン著『バートルビー』の原書です。原書では、ジル・ドゥルーズの論文「バートルビー、または決まり文句」が併載されています。いわゆる書き下ろしの共著ではなく、アガンベンさんがドゥルーズの既存の論文をカップリングすることを許可されて刊行した本です。ドゥルーズの論文は彼の生前最後の論文集『批評と臨床』(河出書房新社)に収録されていますので、小社より刊行する日本語訳ではカップリングはしない方針です。 その代わり、題材になっているハーマン・メルヴィルの短編『代書人バートルビー』の新訳を併載します。150年も前に書かれた物語ですが、現代人の生の暗部を冷徹に見つめた慧眼は今なお私たちに強く訴えるものがあります。 写真で一番下になっているのが、アガンベンの論文15編をダニエル・ヘラー=ローゼンという若手の研究者が編集し英米語訳した論文集『ポテンシャリティーズ』です。これとほぼ内容が共通した日本語訳版を小社では準備しております。訳者は慶応大学で教鞭を執っておられる高桑和巳さんです。 #
by urag
| 2004-05-21 12:32
| 近刊情報
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2004年 05月 20日
![]() 写真は、近刊予定の、マッシモ・カッチャーリ著『多島海(アーキペラゴ)』の原書等です。真ん中の赤い本がそれ。その下にあるのは、今年三月に刊行されたカッチャーリの久方ぶりの新刊『究極的なものについて』です。共著やインタビュー集や増補版などの刊行を除外すると、実に『多島海』(1997年)以来の新刊になります。版元はいつもどおりミラノのアデルフィ社。ハイデガーやウィトゲンシュタイン、ジョルジョ・コッリやエマヌエレ・セヴェリーノらの著書を多くエントリーしている「哲学叢書」からの一冊です。 「哲学叢書」ではかつてカッチャーリの大著『根源について』が刊行されたことがありますが、今回の『究極的なものについて』も、『根源について』並みの分厚さで圧倒されます。注をあわせ、554ページになります。 一番上の紫色の本は、今年の3月にズーアカンプから刊行された、アレクサンダー・ガルシア・デュットマンの最新論文集『誇張の哲学』です。デュットマン氏の小論『友愛と敵対』を一昨年に刊行してから早くも二度来日してくれた彼ですが、現在、ミドルセックス大学からロンドン大学ゴールドスミス校に移籍して教鞭を執っています。ゴールドスミス・カレッジといえば、イギリスにおけるカルチュラル・スタディーズの牙城です。哲学者である彼がなぜゴールドスミスに? 彼は今月(2004年5月)1日から、視覚文化を研究するユニットの一員として、教授職につきました。彼は現代絵画論や写真論、美術館論などの実績がありますし、何より本人はゴールドスミスという環境が面白そうだったから、と来日時に話していたことを思い出します。芸術理論、芸術批評の方面での彼の近刊『痕跡を消す』も注目です。なお彼が本年念頭に来日した際に、アドルノの『ミニマ・モラリア』について東大駒場で連続講義を行いましたが、この主題は近々一冊の本としてズーアカンプから刊行されます。 #
by urag
| 2004-05-20 11:34
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