2004年 09月 28日
再来月に刊行予定の、片山廣子(松村みね子)さんの随筆・小説を集成した『燈火節(とうかせつ) 』の書誌情報を公開しております。 初めての本格的集成ということで、近刊予告を公開した直後から、多くの読者の方からお問い合わせを頂戴して参りました。いよいよ刊行です。どうぞよろしくお願いいたします。 ところで遅ればせのご報告ですが、書評紙「週刊読書人」の7月30日号「特集=印象に残った本」における、「43人へのアンケート《二〇〇四年上半期の収穫から》」で、阿部潔先生に 小社の『マルチチュードの文法』パオロ・ヴィルノ著を、そして陣野俊史先生には『文化=政治』 毛利嘉孝著をご選定いただきました。たいへん光栄です。ありがとうございました。 #
by urag
| 2004-09-28 10:16
| 近刊情報
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2004年 09月 17日
2004年11月下旬刊行予定の『舞台芸術』07号では、「ナショナリズム考」をテーマにすえ、国民国家および国民意識の形成と(舞台)芸術の関係について、多面的に再検討します。 「現代演劇とナショナリズム」(すが秀実、内野儀、太田省吾など出席)に関する共同討議、高嶺格やマリーナ・アブラモヴィッチといった現代美術で注目を集めてきた2人のアーティストのインタビューを掲載する予定です。 鵜飼哲の「演劇とナショナリズム」は書き下ろし、多和田葉子、マラン・ブラゼビッチ、ラビア・ムルエ氏の原稿は、今年8月にドイツで行われたラオコオン演劇祭シンポジウムの発表稿です。 戯曲「アル・ハムレット・サミット」は、今年2、3月に行われた東京国際芸術祭2004で上演された作品です。 また、ジェイムソンの翻訳が本号より再開し、木戸敏郎と観世榮夫の連載が最終回となる予定です。 『舞台芸術07』 特集=ナショナリズム考 2004年11月下旬刊行予定 目次(2004年9月15日現在) 〔巻頭言・扉〕 太田省吾/鴻英良 [巻頭インタヴュー〕 高嶺格 聞き手=鴻英良 [共同討議] すが秀実×内野儀×太田省吾×八角聡仁×森山直人×鴻英良 [特集寄稿] 鵜飼哲「演劇とナショナリズム」 フロランス・デュポン(仏語)「ローマ帝国の形成に果たした演劇の役割」 翻訳:横山義志 熊谷謙介「アヴィニョン演劇祭がナショナル・アイデンティティ形成に果たした役割」 多和田葉子 マリーナ・アブラモヴィッチ「インタビュー」 港大尋 藤井慎太郎「『屏風』、あるいは裏切りという名のゲーム」 マラン・ブラゼヴィッチ ラビ・ムルエ [時評] 内野儀 桜井圭介 小林昌廣 [連載] フレドリック・ジェイムソン「ブレヒトと方法」第4回 翻訳:大橋洋一 観世榮夫「わが演劇、わが闘争」最終回 聞き手:茂山千之丞 川村毅「やさしい現代演劇」第7回 木戸敏郎「北座はいま」最終回 森山直人「過渡期としての舞台空間」第6回 [戯曲] 「アル・ハムレット・サミット」(スレイマン・アルバッサーム構成・演出) 「訳者解題」(エグリントン佐藤みか) スレイマン・アルバッサーム「インタビュー」(インタビュアー:鴻英良) #
by urag
| 2004-09-17 23:32
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2004年 09月 16日
今週火曜日14日に東京駅前に開店し、大盛況の様子がTV等で伝えられている丸善丸の内本店ですが、オープン記念の一環で、4Fギャラリーにて「森山大道写真展」が今月23日(木・祝)まで開催されています(最終日は5時閉場)。 この写真展では先だってパリのカルティエ現代美術財団で開催された「森山大道展」に出品され絶賛を得た、日本初公開の大型フォーマット版(150x100cm)の作品を中心として、総数30点が展示されています。展示構成は森山さん自身によるものです。 会場では、森山さんの著作・写真集の販売も行っており、来週月曜日の9月20日午後5時から、サイン会も行われます。当日会場にて森山さんの書籍をお買上げの先着100名様限りのサイン会とのことですので、どうぞよろしくお願いいたします。 詳しくは丸善丸の内本店のウェブサイトをご参照くださいませ。 #
by urag
| 2004-09-16 17:35
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2004年 09月 14日
![]() 今年(2004年)の12月21日に生誕百周年を迎える詩人・竹内てるよさんのベスト詩集『静かなる夜明け』を小社は昨年刊行しましたが、この詩集からさらに選抜された詩編が『いのちの力になりたい』という一冊になりました。 これは、ナガイレーベン株式会社という、医師や看護士のための制服や用品を製造しているメーカーさんがお得意様に無償で配布するために発行されたもので、21編の詩を収録し、それぞれに細川晃さんによるイメージ写真が添えられています。一般の書店市場では流通しない非売品です。 写真で見比べていただければお分かりになると思いますが、判型は、46判の『静かなる夜明け』よりずいぶん大きく、タテ264mm×ヨコ202mm×ツカ15mmで、白地のシンプルな装丁です。企画制作を担当されたのは、株式会社イメージェント・コーポレーションさん。 竹内てるよさんの、生への真摯な姿勢が、ナースの皆さんの懸命な生き方に重なり、相通じるものがあるように思えてなりません、と本書の巻頭には刊行の意義が簡潔に述べられています。 素敵な本に仕上がったことに共感し、関係者の皆様に、御礼申し上げる次第です。 #
by urag
| 2004-09-14 01:49
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2004年 09月 10日
![]() 個性的な小零細書店が何軒も取り上げられているのですが、月曜社の芸術書を重点的に扱ってくださっている大阪の「カロ・ブックショップ・アンド・カフェ」さんのI店長による開業日記も掲載されています。巻頭ページで紹介されている川崎の「プロジェット」さんも小社の芸術書を扱っていただいていることは皆様ご承知の通りです。 下北沢の「フィクショネス」の店長さんで作家でもある藤谷治さんも取材を受けたりコラムを書かれたりしているのですが、いずれも秀逸な読み物になっています。これぞ「書店人魂」! (しょてんひとだま、と読まないでくださいね。読まないか。) 私は藤谷さんにはお会いしたことはないですが、すっかり好きになってしまいました。 多元的で群島的な書店横丁、という私の夢想がこの本を読んだ時に、より激しくかきたてられたのは確かです。本屋さんが好き、という方はぜひお読みになってください。おすすめします。(H) #
by urag
| 2004-09-10 22:41
| 雑談
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