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2022年 10月 30日

注目新刊:河出文庫・中公文庫の10月新刊、ほか

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★都下23区内に住んでいても近隣書店で購入できる新刊は限られています。限られたレーベルしかない小さな文庫棚で輝いていた新刊6点を購入しました。

屋根裏に誰かいるんですよ。――都市伝説の精神病理』春日武彦[著]、河出文庫、2022年10月、本体840円、文庫判240頁、ISBN978-4-309-41926-8
鉄腕アトム 初単行本版(1)』手塚治虫[著]、河出文庫、2022年10月、本体1,100円、文庫判176頁、ISBN978-4-309-41923-7
鉄腕アトム 初単行本版(2)』手塚治虫[著]、河出文庫、2022年10月、本体1,100円、文庫判152頁、ISBN978-4-309-41924-4
鉄腕アトム 初単行本版(3)』手塚治虫[著]、河出文庫、2022年10月、本体1,100円、文庫判160頁、ISBN978-4-309-41925-1
若い読者のための世界史 改訂版』エルンスト・H・ゴンブリッチ[著]、中山典夫[訳]、中公新書、2022年10月、本体1,300円、文庫判480頁、ISBN978-4-12-207277-0
戦争について』小林秀雄[著]、中公文庫、2022年10月、本体1,000円、文庫判352頁、ISBN978-4-12-207271-8

★『屋根裏に誰かいるんですよ。』は春日さんの河出文庫での文庫化の第3弾。単行本版の初版は1996年刊で、その改題増補版『家屋と妄想の精神病理』が2003年刊。今年の7月の終わりにとある読者がツイートで本書に言及。それに5万いいねが付いたのをきっかけに、元題に戻して文庫化したそうです。新たに加わった「文庫版あとがき」によれば、親本は初版も改題増補版もさほど売れなかったとのこと。棚に並んでいるとその題名のインパクトからしてSNSの影響がなくても売れそうな本ではあるのですが、そんなこともあるんですね。

★『鉄腕アトム 初単行本版』全3巻は、1956~57年に光文社から刊行され、近年に復刊ドットコム版(2014~15年刊)で復刻されたものの文庫化。問答無用で購入。ただし、老眼の読者には若干読みづらいかもしれないので注意。あと本文用紙がやや硬いので開きづらいのが嫌な方もいらっしゃるかも。あくまでも個人的な感想です。

★『若い読者のための世界史 改訂版』は、中央公論美術出版から2004年に刊行された単行本を2012年に上下巻で文庫化したものを、2017年刊のドイツ語原書を参照し訳文全体を見直して、合本再文庫化したもの。特に最終章は全面的に改訳したとのことです。文庫版あとがきに加えられた「改訂版付記」によれば、2017年の原著第18版では「晩年の著者自身による、さらには彼の没後、著者の意志を継いだ若い研究者による、より正確な年代や事実が多く加筆されています」とのことです。もともと原著(初版1935年刊)は、ゴンブリッチが出版社から英語で書かれた入門書を翻訳してくれと頼まれたところ、「自分ならもっと良いものが書ける」と申し出て実現したもの。宣言通り「30ヶ国で読みつがれるロングセラー」(帯文より)となっています。

★『戦争について』は、文庫オリジナル編集。帯文に曰く「社会時評から紀行文、講演まで戦時下の発言全35篇」と。昭和12年から昭和18年までのものから34篇、そして昭和21年の座談会1篇が選ばれています。平山周吉さんによる解説「小林秀雄、「戦争」に処す」が巻末に付されています。

★このほか最近では以下の新刊との出会いがありました。決算期の多忙につき、書名のみ掲出させていただきます。

世界を変えた書物』山本貴光[著]、橋本麻里[編]、小学館、2022年10月、本体2,500円、B5判並製176頁、ISBN978-4-09-682410-8
地球をハックして気候危機を解決しよう――人類が生き残るためのイノベーション』トーマス・コスティゲン[著]、穴水由紀子[訳]、インターシフト[発行]、合同出版[発売]、2022年10月、本体2,300円、四六判並製320頁、ISBN978-4-7726-9577-0
レモン石鹼泡立てる』東直子[著]、共和国、2022年10月、本体1,800円、四六変型判上製256頁、ISBN978-4-907986-60-5
現代思想2022年11月号 特集=ヤングケアラー ――家族主義的福祉・貧困の連鎖・子どもの権利……』青土社、2022年10月、本体1,500円、A5判並製246頁、ISBN978-4-7917-1438-4
奇跡の対話――渋沢栄一の孫とアイヌの母神』鮫島純子/宇梶静江[著]、藤原書店、2022年10月、本体1,800円、四六変判上製320頁、ISBN978-4-86578-362-9
ナイチンゲール――「空気感染」対策の母』向野賢治[著]、藤原書店、2022年10月、本体2,700円、A5判並製272頁、ISBN978-4-86578-363-6



# by urag | 2022-10-30 23:02 | ENCOUNTER(本のコンシェルジュ) | Comments(0)
2022年 10月 23日

注目新刊:アミタヴ・ゴーシュ『大いなる錯乱』以文社、ほか

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大いなる錯乱──気候変動と〈思考しえぬもの〉』アミタヴ・ゴーシュ[著]、三原芳秋/井沼香保里[訳]、以文社、2022年10月、本体2,700円、四六判並製344頁、ISBN978-4-7531-0370-6
製本屋と詩人』イジー・ヴォルケル[著]、大沼有子[訳]、共和国、2022年10月、本体2,500円、菊変型判上製188頁、ISBN978-4-907986-95-7
縄文論』安藤礼二[著]、作品社、2022年10月、本体2,700円、四六判上製336頁、ISBN978-4-86182-930-7
布団の中から蜂起せよ――アナーカ・フェミニズムのための断章』高島鈴[著]、人文書院、2022年10月、本体2,000円、4-6判並製240頁、ISBN978-4-409-24152-3
「日本心霊学会」研究――霊術団体から学術出版への道』栗田英彦[編]、人文書院、2022年10月、本体3,000円、4-6判上製256頁、ISBN978-4-409-03117-9

★『大いなる錯乱』は発売済。インド出身の作家アミタヴ・ゴーシュ(Amitav Ghosh, 1956-)が、2015年にシカゴ大学で行った全4回の講演「大いなる錯乱――地球温暖化時代における小説・歴史・政治」をもとに、「物語」「歴史」「政治」の三部構成で上梓されたエッセイ集です。「今日の変動する気候にまつわる諸事象は、人類がながい時間をかけて行ってきた活動の総体を表象しているという点で、歴史の終着駅の表象ともなっている。〔…〕この時代の気候変動にともなう諸事象は、人類の歴史全体の抽出物なのだ。それらの事象は、わたしたち人類がながい時間をかけて行ってきたことすべてを物語っているのである」(「歴史」191~192頁)。

★巻末には日本語版独自コンテンツとして、訳者がゴーシュ邸で2021年11月に収録した「著者インタヴュー」が併載されています。「今日の作家が向き合うべき根本的な困難=挑戦は、わたしたちをとりまく人間ならざるものに声を与えることにあると思います。わたしたちが根本的に誤ってしまったのは、人間ならざる諸存在とのやりとりのなかで、これらの諸存在は不活性で声明を持たないものと、人間が勝手に決めてかかるようになってしまったことです」(303頁)。「わたしたち物語作家=語り部には、わたしたちの現実に組みこまれたものとして人間ならざるものの声が〔物語のうちに〕聴きとられるようにするという、じつに重大な責務があるとわたしは考えます」(304頁)。

★『製本屋と詩人』は発売済。20世紀初頭のチェコスロバキアの早逝詩人、イジー・ヴォルケル(Jiří Wolker, 1900-24)の作品群から訳者が選んで収録した日本語版オリジナル文集です。物語5篇、詩24篇、評論1篇を収録。底本はプラハで1934年に刊行された著作集3巻本。ヴォルケルの翻訳が1冊でまとめて読めるようになるのは、日本では初めてのこと。収録作品は書名のリンク先でご確認いただけます。表題作「製本屋と詩人」は物語の1篇。詩人が書いた『あらゆる喜びからあふれるさらなる喜び』という本を製本屋のベルティンが製本し、その本を朗読すると、死の床にある製本屋の妻とベルティンの「二人の苦痛が本に吸収されていきました」(17頁)。そのあと、どうなったかというと……。

★『縄文論』はまもなく発売。文芸評論家で多摩美術大学教授の安藤礼二(あんどう・れいじ, 1967-)さんが2011年から2022年にかけて各媒体で発表してきた論考を1冊にまとめたもの。「『縄文論』として一冊にまとめられたこの書物は、人間にとって原型的な存在の在り方、原型的な思考の在り方、原型的な表現の在り方を問うたものである」(5頁)。「『縄文論』は狩猟採集を主題とした「芸術」の考古学にして「芸術」の人類学として確立される。そのことを、なによりも大きな目標としている。「芸術」は時間と空間の限定を乗り越え、学問の諸分野を横断し、研究と表現の差異を乗り越える」(11頁)。「この『縄文論』は、前著『列島祝祭論』が展開される条件、その根底にして起源を明らかにする試みでもある」(13頁)。『列島祝祭論』は2019年に作品社より上梓されています。

★人文書院さんのまもなく発売となる近刊2点。『布団の中から蜂起せよ』は、ライターの高島鈴(たかしま・りん, 1995-)さんの初の単著となるエッセイ集。2019年から2021年までに各媒体にて発表してきたテクスト15本に加筆修正を施し、14本の書き下ろしを足して1冊としたもの。「現時点で私がもっている地図は、国家、家父長制、異性愛規範、資本主義をはじめとするあらゆる権力、差別、中心主義を解体・否定し、その先に感情的関係性を必要としない相互扶助によって成立する社会を見据えること、そればかりである」(序章、7頁)。

★同書のサイン会+交歓会が、2022年11月5日(土) 15時から19時まで、国立市の古書店「書肆 海と夕焼」にて行われるとのことです。詳細はリンク先をご覧ください。

★『「日本心霊学会」研究』は、人文書院創立100周年記念出版。帯文に曰く「霊術団体はいかにして人文系出版社へと姿を変えたのか。日本近代の宗教、学知、出版を総合的に捉え直す画期的研究」と。版元紹介文を参照すると、民間の精神療法団体として明治末期に京都で誕生した「日本心霊学会」の機関誌『日本心霊』の全号発見(2013年)によって可能となった研究書、とのことです。なお、機関誌『日本心霊』(1915年創刊~1939年廃刊、約700号)のデジタルアーカイブが、来月、丸善雄松堂より発売される予定だそうです。

# by urag | 2022-10-23 18:31 | ENCOUNTER(本のコンシェルジュ) | Comments(0)
2022年 10月 19日

月曜社11月新刊:ウィリアム・モリス『小さな芸術――社会・芸術論集Ⅰ』

2022年11月14日取次搬入予定 *芸術・批評

小さな芸術――社会・芸術論集 Ⅰ
ウィリアム・モリス[著] 川端康雄[編訳]
月曜社 2022年11月 本体2,800円 46判(縦188mm×横130mm×束23mm)並製392頁 重量380g
ISBN:978-4-86503-151-5 C0070

思想家モリスの全体像を伝える著作集(全三巻)。第一巻配本『小さな芸術』は、1870年代の終わりから1880年代にかけての講演集8篇を収録。「小さな芸術」「民衆の芸術」「芸術の目的」など、芸術と労働、自然をめぐるモリスの思想を伝える。モリス研究の第一人者による全編新訳!


続巻=Ⅱ「有用な仕事と無用な労苦」(2023年刊行予定)、Ⅲ「楡の木陰で」(2024年刊行予定)

目次(★=本邦初訳、◆=戦前訳・電子版訳あり)
小さな芸術
民衆の芸術
生活の美◆
最善をつくすこと◆
文明における建築の展望◆
生活の小さな芸術★
芸術の目的
芸術とその作り手★
編者解題
編者あとがき
索引

ウィリアム・モリス(William Morris, 1834–1896)英国ヴィクトリア朝期の詩人・工芸家・社会主義運動家。民衆文化を基盤とした、総合芸術としての装飾という考えをつらぬき、その実践をひとつの運動として展開した。テキスタイルのデザインはよく知られている。代表的著作に『ユートピアだより』岩波文庫、『理想の書物』ちくま学芸文庫、など。近年の訳書に『素朴で平等な社会のために』せせらぎ出版、『地上の楽園』音羽書房鶴見書店、など。

川端康雄(かわばた・やすお, 1955-)日本女子大学教授。近著に『オーウェル『一九八四年』』慶應義塾大学出版会、『ジョージ・オーウェル』岩波新書、『ウィリアム・モリスの遺したもの』岩波書店、『葉蘭をめぐる冒険――イギリス文化・文学論』みすず書房、など。

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# by urag | 2022-10-19 13:00 | 近刊情報 | Comments(0)
2022年 10月 16日

注目新刊:後藤護『黒人音楽史』中央公論新社、ほか

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黒人音楽史――奇想の宇宙』後藤護著、中央公論新社、2022年10月、本体2,500円、四六判並製368頁、ISBN978-4-12-005585-0
人種契約』チャールズ・W・ミルズ著、杉村昌昭/松田正貴訳、法政大学出版局、2022年10月、本体2,700円、四六判上製256頁、ISBN978-4-588-01150-4
映画をめぐるディアローグ――ゴダール/オフュルス全対話』ジャン=リュック・ゴダール/マルセル・オフュルス著、福島勲訳、読書人、2022年9月、本体2,200円、四六判並製168頁、ISBN978-4-924671-54-6
人間の精神医学のための闘い――発達障害の専門家は語る』ピエール・ドゥリオン著、池田真典/永野仁美/野崎夏生/三脇康生訳、晃洋書房、2022年9月、本体3,500円、A5判並製258頁、ISBN978-4-7710-3665-9
岬 附・東京災難画信』竹久夢二著、作品社、本体2,200円、A5判上製216頁、ISBN978-4-86182-933-8
文藝 2022年冬季号』河出書房新社、2022年10月、本体1,400円、A5判並製568頁、雑誌07821-11
農業と経済 2022年夏号』英明企画編集、2022年8月、本体1,700円、A5判並製232頁、ISBN978-4-909151-54-4

★『黒人音楽史』はまもなく発売。暗黒批評家の後藤護(ごとう・まもる, 1988-)さんの単独著第二弾です。まえがきに曰く「本書は太陽の光も届かない月の裏側に思いを馳せるものである」。「奇想、隠喩、超絶技巧を音楽にもちこんだ結果、万人に理解されることなく終わった「もうひとつの黒人音楽史」が存在する。往々にしてリズムやグルーブにフォーカスされ、非理性的でソウルフルなものとして黒人音楽は受容されてきたが、本書では知性と言語が過剰にあふれた、怪物的で驚異的な黒人音楽を浮かび上がらせる。驚異と奇想――。これが本書最大のキーワードであり、「アフロ・マニエリスム」という概念の中核となる要素である」(4頁)。目次は以下の通りです。

まえがき――ワンダーランドへの入り口
第1章 黒人霊歌という暗号
第2章 「鳥獣戯画」ブルース
第3章 ジャズとアウトサイダー ――アルバート・アイラーの霊性
第4章 詩人ジャズマン――土星人サン・ラーの「無」
第5章 Pファンクの宇宙――道化としてのジョージ・クリントン
第6章 ホラーコアの解剖学――フランケンシュタインの黒い怪物たち
第7章 テクノロジーとしてのヒップホップ
注記一覧
あとがき
参考文献一覧
人名索引

★あとがきによれば「書き下ろしデビュー作『ゴシック・カルチャー入門』(Pヴァイン、2019年)が5カ月という半ば突貫工事で、初期衝動に貫かれて書かれたのに対し、『黒人音楽史』は2年という長い歳月をかけ、比較的穏やかな心持ちで書かれた」とのことです。「個人的には「音楽書」というのはあくまでも体裁で、実質上そこを起点に、いかにより広大な黒人精神史を記述するかを志向した一冊である。いわば思想書の一種として書かれたものであり、近代合理主義を分析する知よりも、魔術的な総合する知を黒人音楽に見出したとも言える(アナロジーが実は裏テーマ)」(341頁)。

★『人種契約』は発売済。米国の哲学者チャールズ・W・ミルズ(Charles Wade Mills, 1951-2021)の代表作『The Racial Contract』(Cornell University Press, 1997)を、2022年の刊行25周年記念版から訳出したもの。帯文に曰く「人種契約とは人間を白人とそれ以外に分類する合意あるいはメタ合意である」。「現代リベラリズムの基本構造に潜むレイシズムを剔抉」と。ミルズの訳書は本書が初めてのものです。

★『映画をめぐるディアローグ』は発売済。先月逝去したフランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダール(Jean-Luc Godard, 1930-2022)と、独仏で活躍するドキュメンタリー映画作家のマルセル・オフュルス(Marcel Ophüls, 1927-)の対談集『Dialogues sur le Cinéma』(Le Bord de L'eau, 2011)の訳書。ヴァンサン・ロヴィによる「序文」、アンドレ・ガズュによる「わが友マルセル」、ダニエル・コーン=ベンディットによる「わが友ゴダール」が併載されています。訳者あとがきによれば「原書にはない写真資料を数多く加えている」とのことです。

★『人間の精神医学のための闘い』は発売済。フランスの精神科医ピエール・ドゥリオン(Pierre Delion, 1950-)への聞き書きをまとめた『Mon combat pour une psychiatrie humaine』(Albin Michel, 2016)の全訳。巻頭にドゥリオンによる「日本語版への序文」、巻末に2017年11月に行われたインタヴュー「人間の精神医学とは何か――パッキング問題を超えて」を併録。本書はドゥリオンの初めての訳書となります。

★『岬 附・東京災難画信』は発売済。帯文に曰く「天才と呼ばれた美術学校生と、そのモデルを務めた少女の悲恋。大正ロマンの旗手による長編小説を、表題作の連載中断期に綴った関東大震災の貴重な記録とあわせ、初単行本化。挿絵97枚収録」。「大正文化の模範都市と見えた銀座街が、今日は一望数里の焦土と化した。/自分の頭が首の上に着いていることさえ、まだはっきりとは感じられない」(「東京災難画信」160頁より)。

★『文藝 2022年冬季号』は発売済。特集「魔女・陰謀・エンパワメント」では、木澤佐登志さんの論考「魔女、ダンス、抵抗――現代魔女とクラブカルチャーの交差点」や、円香さんと谷崎榴美さんによるキーワード集「現代魔女の基礎知識2022」などが掲載。創作では岸政彦さんの新連載小説「クアトロ」がスタート。山本貴光さんの連載「文芸的事象クロニクル」は2022年6月~8月を扱っています。

★『農業と経済 2022年夏号』は発売済。「本号の特集では、人口が減少し高齢化が深刻になっている農山村に移住者が入ることで起こりうるイノベーションの可能性について検討しています。〔…〕移住者の行動によって実際に農山村社会が変わりつつある萌芽的事例も紹介しています」(編集後記より)。藤原辰史さんの注目連載「農の美学」は、第5回「「はたらく」と「はたらき」」が掲載。


# by urag | 2022-10-16 23:59 | ENCOUNTER(本のコンシェルジュ) | Comments(0)
2022年 10月 14日

本日取次搬入開始:『手先と責苦――アルトー・コレクションⅣ』

月曜社10月新刊、「アルトー・コレクション」最終回配本となる第Ⅳ巻『手先と責苦』の取次搬入を本日14日、開始いたしました。書店様への着店は、来週後半以降、順次となる予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

# by urag | 2022-10-14 19:04 | 販売情報 | Comments(0)