2026年 12月 31日
2025年07月09日取次搬入発売予定:E・P・トムスン『ウィリアム・モリスーーロマン派から革命家へ』本体6,800円。 2025年07月03日取次搬入発売予定:河野靖好『谷川雁の黙示録風革命論』本体3,600円。 2025年06月13日取次搬入発売予定:東京芸術大学未来創造継承センター編『アート×リサーチ×アーカイヴ――調査するアートと創造的人文学』本体2,400円。 ◆新刊(書籍の発売日は、取次への搬入日であり、書店店頭発売日ではありません) 2025年05月23日発売:江澤健一郎『思想家 岡本太郎』本体2,600円。 2025年04月28日発売:『表象19:記憶の支持体――アンゼルム・キーファー』本体2,000円。 2025年04月18日発売:『HAPAX III-1:革命』本体2,200円。 2025年04月18日発売:秋元康隆『意志の倫理学 第2版』本体2,100円、シリーズ〈哲学への扉〉第11回配本。 2025年03月04日発売:クリストフ・フリードリヒ・ハインレ『ハインレ詩文集』本体4,500円。 2025年02月14日発売:井口時男『井口時男批評集成』本体4,500円。 2024年12月12日発売:豊田市美術館編『しないでおく、こと。――芸術と生のアナキズム』本体2,600円。 2024年12月09日発売:本橋哲也『鈴木忠志の演劇――騙る身体と利賀の思想』本体2,400円。 2024年12月09日発売:長崎浩『他力という力――叛乱論終章』本体3,200円。 2024年11月27日発売:H・G・ウェルズ『モダン・ユートピア』本体3,400円、叢書・エクリチュールの冒険、第25回配本。 2024年10月30日発売:ゲルハルト・クリューガー『カントの批判における哲学と道徳』本体5,400円、シリーズ・古典転生第31回配本(本巻30)。 2024年10月24日発売:中山幸雄『暴動の時代に生きて――山谷 '68-'86』本体3,200円。 2024年09月18日発売:『多様体6(第1期終刊号)特集:展開/分岐』本体2,600円。 2024年09月02日発売:ジュディス・バトラー『改訳決定版 権力の心的な生』本体3,200円。 2024年07月25日発売:東京藝術大学未来創造継承センター『Creative Archive vol.1』本体1,500円。 ◆販売情報(重版・品切・サイン本、等々) ◎重版出来: 2024年06月19日:小田原のどか・山本浩貴編『この国の芸術』2刷(2023年11月初刷) 2024年07月24日:アンドレアス・マルム『パイプライン爆破法』2刷(2021年12月初刷) 2024年08月01日:ウィリアム・モリス『小さな芸術』2刷(2022年11月初刷) 2025年02月20日:中山幸雄『暴動の時代に生きて』2刷(2024年10月初刷) 2025年02月21日:久保明教『ブルーノ・ラトゥールの取説』6刷(2019年8月初刷) 2025年02月26日:アンヌ・ソヴァニャルグ『ドゥルーズと芸術』2刷(2024年5月初刷) 2025年05月23日:森山大道『写真よさようなら 普及版』2刷(2023年9月初刷) ◆出版=書店業界情報:リンクまとめ ◎業界紙系:「新文化 ニュースフラッシュ」「文化通信」 ◎一般紙系:Yahoo!ニュース「出版業界」「電子書籍」「アマゾン」 ◎新刊書店系:日書連 全国書店新聞 ◎雑談&裏話:5ちゃんねる 一般書籍 ※このブログの最新記事は当エントリーより下段をご覧ください。 ※月曜社について一般的につぶやかれている様子はYahoo!リアルタイム検索からもご覧になれます。月曜社が公式に発信しているものではありませんので、未確定・未確認情報が含まれていることにご注意下さい。ちなみに月曜社はtwitterのアカウントを取得する予定はありませんが、当ブログ関連のアカウントはあります。 #
by urag
| 2026-12-31 23:59
| ご挨拶
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2025年 06月 15日
★まず、注目の新刊と既刊書を並べます。 『イデオロギーの崇高な対象』スラヴォイ・ジジェク(著)、鈴木晶(訳)、河出文庫 文庫、2025年6月、本体1,500円、文庫判440頁、ISBN978-4-309-46817-4 『ニコル・オレーム『貨幣論』とその世界』金尾健美(訳著)、知泉学術叢書:知泉書館、2025年4月、本体2,700円、新書判上製170頁、ISBN978-4-86285-431-5 『ハイデッガー=リッカート往復書簡 1912-1933』アルフレート・デンカー(編)、渡辺和典(訳)、知泉学術叢書:知泉書館、2025年1月、本体3,600円、新書判上製232頁、ISBN978-4-86285-426-1 『思想 2025年6月号(No.1214)』岩波書店、2025年5月、本体2,100円、A5判並製192頁、ISSN0386-2755 ★『イデオロギーの崇高な対象』は、スロヴェニア出身の哲学者スラヴォイ・ジジェク(Slavoj Zizek, 1949-)の著書『The Sublime Object of Ideology』(Verso, 1989)の全訳書(河出書房新社、2000年;河出文庫、2015年)の新装版。訳者あとがきと大澤真幸さんの解説に加筆はありません。大澤さん曰く「ジジェクは、黄昏になってやっと鳴くミネルバの梟ではない。彼は、昼日中から鳴く、奇妙な変種の梟である」(427頁)。「本書の中に、革命がなぜ必然的に反復なのかが説かれている。同様に、本質的な思想もまた反復としてのみ実現する。それを例証しているのが本書である」(431頁)。 ★知泉学術叢書の既刊書より2点。『ニコル・オレーム『貨幣論』とその世界』は14世紀フランスの思想家ニコル・オレーム(Nicole Oresme, 1320/22-1382)の著書『Tractatus de origine, natura, iure et mutationibus monetarum』の全訳と解説。底本はウォロウスキー編1864年版で、フォー編1990年などを参考にされています。『貨幣論』は「アリストテレス倫理学を踏まえ、貨幣の起源、本性、権利、改変について考察した論考」(カバー表4紹介文より)。初訳です。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。 ★『ハイデッガー=リッカート往復書簡 1912-1933』は、ドイツの独立研究者アルフレート・デンカー(Alfred Denker, 1960-)の編纂による、ハイデッガーとリッカートの往復書簡集『Briefwechsel 1912-1933: Und andere Dokumente』(Klostermann, 2002)の訳書で、1912年から1933年までの43通を収め、関連する7点の文書資料を併載しています。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。カバー表4紹介文に曰く「若きハイデッガーの師弟関係というと現象学の祖フッサールとの関係が語られることが多い。しかし、それ以前より始まる新カント派のリッカートとの師弟関係はどれほど知られているだろうか。この関係を抜きにして『存在と時間』(1927年)へ至る初期ハイデッガーの思想形成を紐解くことはできない。〔…〕本書は、かつて日本で多くの翻訳・研究が出されていた新カント派の視点からハイデッガーの思索の現場を照らし、これまで見過ごされてきた思想的鉱脈を見つけるきっかけとなろう。さらに新カント派が時代を担った意味を再考するための有意義な資料である」。なおデンカーの編書の既刊には『ハイデガー=レーヴィット往復書簡』(後藤嘉也/小松恵一訳、法政大学出版局、2019年)があります。 ★『思想 2025年6月号』は、「哲学史の中のドゥルーズ――生誕100年」と題して、財津理さんの巻頭言、宇野邦一・合田正人・檜垣立哉の三氏による討議「超越論的経験論と哲学史」、そして上野修、山内志朗、平田公威、堀千晶、江川隆男、檜垣立哉、須藤訓任、押見まり、中村昇、の各氏による論考計9本が掲載されています。各論考の題名は誌名のリンク先でご確認いただけます。 ★次に、最近出会いのあった新刊を列記します。 『フーコー『言葉と物』を読む――言語の回帰と人間の消滅』フィリップ・サボ(著)、坂本尚志(訳)、明石書店、2025年6月、本体3,500円、4-6判上製352頁、ISBN978-4-7503-5947-2 『ファッションセオリー――ヴァレリー・スティール著作選集』ヴァレリー・スティール(著)、平芳裕子/蘆田裕史(監訳)、五十棲亘/鈴木彩希/工藤源也(訳)、アダチプレス、2025年6月、本体6,000円、A5判上製544頁(モノクロ図版135点)、ISBN978-4-908251-19-1 『わたしの上海游記――揚子江のほとりで本を読む』夏申(著)、紀伊國屋書店、2025年6月、本体2,500円、四六判並製452頁、ISBN978-4-314-01210-2 ★『フーコー『言葉と物』を読む』は、フランスのリール大学教授で現代思想や人文学が専門のフィリップ・サボ(Philippe Sabot, 1969-)の著書『Lire « Les mots et les choses » de Michel Foucault』(PUF, 2006)の全訳。底本には2014年の第2版が使用されています。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。巻頭には日本語版序文「二〇〇六年~二〇二四年 『言葉と物』を読み、ふたたび読む』」が配されています。巻末の訳者解説「なぜわれわれは『言葉と物』を最後まで読み通せないのか」によれば「〔フーコー『言葉と物』の〕2015年のプレイヤード版の刊行は、サボの校訂の成果である充実した注と解説によって、この著作を理解するための新たな手がかりを提供した。/それに加えて、サボが日本語版への序文でも述べている通り、フランス国立図書館に所蔵されているフーコー・アルシーヴには、『言葉と物』の準備段階の読書カードや、刊行に先立ってサンパウロ大学で行われた講義などが収められている。サンパウロ講義については、サボの編集によって2025年に刊行予定である。『言葉と物』をめぐる研究状況は、こうした未公刊資料の出版によって、新たな段階へと突入するのではないだろうか。本書はそうした新たな研究状況においても、確固たる参考軸として機能するはずである」(342~343頁)。 ★『ファッションセオリー』は、米国のキュレーターでファッション史研究家のヴァレリー・スティール(Valerie Steele, 1955-)の日本版オリジナルの著作選集。「「ファッション界のフロイト」と称されるファッションスタディーズの第一人者の全貌をはじめて紹介する、日本オリジナルの著作選集。研究の方法論からアートやセクシュアリティとのかかわりまで、19世紀パリから現代日本まで、「文化としてのファッション」を幅広い視点にもとづいて論じた重要論考17編を、135点の図版とともに収録」(カバー表4紹介文より)。「ファッションとは何か」「近代社会とファッション」「ジェンダーとセクシュアリティ」「服の見方、イメージの読み方」の4部構成に17本を収め、巻頭には書き下ろしの「まえがき」が配されています。その「まえがき」を含め、「Fワード」「ファッションミュージアムの台頭」「エレガンスの黒太子」「人為と自然」「クィアなファッションの歴史」「シャネルの位置づけ」「日本はいまなお未来か?」「解題・監訳者あとがき」の冒頭を署名のリンク先で立ち読みできます。 ★『わたしの上海游記』は、2018年から上海の大学で日本文学・日本文化を教えておられる夏申(かしん)さんが、メールマガジン「[本]のメルマガ」と紀伊國屋書店のPR誌「scripta」での好評連載を単行本化したもの。「上海の大学で日本文学と日本文化を教える“外教″である著者が、コロナ禍の上海で数多の本を読みながら、「上海について、上海を通して、上海をきっかけにして」縦横無尽にめぐらした思考の軌跡」(帯文より)。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。上海での日常の描写から様々なことを垣間見せてくれます。たとえば以下のような大学の話。 ★「中國の大学の組織は日本とはまったく違う。一番の違いは、当局が二重構造となっていることだろう。たとえば学部の組織において当局の中心に位置しているのは、日本であれば学部長である。もちろん中国の大学にいも学部長はいる。学部全体の会議で、学部を代表して話すのも学部長である。しかし実際のところ、学部長の権限はそこまで大きくないようだ。学部長以上に重要な存在が控えているからである。“書記〔シュージー〕”である」(126頁)。続きはぜひ本書現物をご確認ください。
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by urag
| 2025-06-15 19:38
| ENCOUNTER(本のコンシェルジュ)
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2025年 06月 11日
2025年07月09日取次搬入予定*人文・英国思想 ウィリアム・モリス――ロマン派から革命家へ E・P・トムスン(著) 川端康雄(監訳)、田中裕介、星野真志、山田雄三、横山千晶(訳) 月曜社 本体6800円 A5判(縦210mm×横150mm×束幅49mm、重量1050g)上製772頁 ISBN978–4–86503–205–5 C0010 ロマン派の反抗者モリスが、リアリスト、思想家、革命家となっていく過程を精緻かつ情熱的に描きだし、モリス像の大転換を促して研究史上の画期となった名著の完訳。【原書:William Morris: Romantic to Revolutionary (1955), revised 2nd ed.(1976)】 目次: 第一部 ウィリアム・モリスとロマン派の反抗 第一章 サー・ランスロットとグラッドグラインド氏 一 最初の反抗 二 歴史とロマンス 三 グラッドグラインド氏 四 ジョン・キーツ 第二章 オクスフォード—カーライルとラスキン 一 「戦〔いくさ〕は何処にある?」 二 中世主義とトマス・カーライル 三 ジョン・ラスキン 第三章 ロセッティとラファエル前派 一 「僕の仕事は夢の具体化」 二 ラファエル前派、そして「夕焼けの明るい感じ」 第四章 ヴィクトリアニズムとの最初の対戦 一 「ジェイニー」 二 『グウィネヴィアの抗弁』 三 結語 第二部 葛藤の時代 第一章 ウィリアム・モリスと装飾芸術 一 序 二 レッド・ハウスと商会 三 デザイナー・職人としてのモリス 第二章 絶望の詩 一 『トロイ陥落からの場面』 二 『地上の楽園』 三 「不吉な予感」 四 「この時代は強さに欠ける」 第三章 「恋だにあらば」 第四章 希望と勇気 一 ケルムスコット 二 アイスランド 第五章 行動〔アクション〕 一 「生のほかには富などない」 二 「東方問題」 第六章 「アンティ・スクレイプ」 第七章 火の川 第三部 実践的社会主義 第一章 最初の二百人 一 亡命者たち 二 「古株」たち 三 知識人 四 「変わり者」たち 第二章 最初のプロパガンダ 一 「すべては大義のために」 二 「こうして私は仕事を始めた[…]」 三 「ああ、なんとおぞましい」 四 書簡と記事 五 ハイド・パークでの一件 第三章 分裂 一 社会主義の理論 二 社会主義の戦略 三 不和のはじまり 四 執行部と『ジャスティス』 五 スコットランド土地・労働同盟 六 退会 七 余波 第四章 社会主義同盟 一八八五~一八八六年――「社会主義者を作る」 一 暫定評議会 二 社会主義同盟の政策 三 帝国主義との闘争 四 社会主義同盟メンバーと『コモンウィール』 五 言論の自由を求める闘争 六 社会民主連盟と失業者の暴動 七 一八八六年の社会主義同盟 八 扇動者ウィリアム・モリス 第五章 社会主義者、大衆と接触する 一八八七年~一八八八年 一 「忍耐力こそ私たちが求めるもの」 二 「ヨナは鯨をどう見たか」 三 ノーサンバーランドの坑夫たち 四 第三回年次大会 五 議会活動放棄政策 六 ジョン・リンカーン・マーン 七 国威発揚記念祭 八 「血の日曜日」 九 ブルームズベリー支部、退場 第六章 社会主義同盟最後の歳月 一 「同盟はもちません[…]」 二 新労働組合主義 三 第二インターナショナル――そしてフェビアン派 四 モリスとアナキストたち 五 芸術家仲間、知識人仲間 六 「青二才たち」の勝利 七 「私たちはいまどこにいるのか」 第七章 連合社会主義政党の立ち上げに向けて 一八九〇~一八九六年 一 ケルムスコット・プレス 二 アナキストとの訣別 三 純粋主義を却下する 四 連合への道 五 理論の成熟 六 SDFとの和解 七 最後の一年 第四部 必要と欲求 一 建築、機械、そして社会主義 二 芸術の理論 三 『社会主義者のための歌』と『希望の巡礼者』 四 散文ロマンス群 五 未来の社会 六 『ユートピアだより』 七 人柄と影響 八 欲求と必要 附録Ⅰ 社会主義同盟マニフェスト 附録Ⅱ ウィリアム・モリス、ブルース・グレイジア、マルクス主義 一 ジョン・ブルース・グレイジア 二 ウィリアム・モリスとマルクス主義 後記 一九七六年 初版への緒言 (一九五五年) 改訂第二版への著者覚書 (一九七六年) 訳者解説 索引 著者:E・P・トムスン(エドワード・パーマー・トムスン:Edward Palmer Thompson, 1924-1993)歴史学者、批評家。ケンブリッジ大学を卒業後、成人教育機関の講師を17年間務め、ウォリック大学社会史研究所初代所長に就任。イギリスにおけるニュー・レフト運動の主導者のひとり。日本語訳書に『ゼロ・オプション』(河合秀和訳、岩波現代選書、1983年)、『イングランド労働者階級の形成』(青弓社、2003年)などがある。 訳者:川端康雄(日本女子大学名誉教授)、田中裕介(青山学院大学文学部教授)、星野真志(慶應義塾大学法学部専任講師)、山田雄三(大阪大学大学院人文学研究科教授)、横山千晶(慶應義塾大学法学部教授)。 +++ E・P・トムスン(Edward Palmer Thompson, 1924-1993)既訳書 ◆単独著 1)E・P・トムスン『ゼロ・オプション――核なきヨーロッパをめざして』河合秀和訳、 岩波現代選書、1983年6月;原著『Zero Option』1982年。 2)エドワード・P・トムスン『イングランド労働者階級の形成』市橋秀夫・芳賀健一訳、青弓社、2003年5月;原著『The Making of the English Working Class』1963年、第2版1968年、第3版1980年。 3)E・P・トムスン『ウィリアム・モリス――ロマン派から革命家へ』川端康雄監訳、月曜社、2025年;原著『William Morris: Romantic to Revolutionary』1955年、改訂第2版1976年。 ◆編書・共著・論文 1)E・トムソン「革命」(NLR no.3)、「ふたたび、革命でなければ、耳をふさいで、逃げろ」(NLR no.6)、『現代革命へのアプローチーーニュー・レフトの思想と方法 その1』所収、田村進編訳、合同出版、1962年;原著『New Left Review』No.1-6, 10。 目次: われわれは出発する――創刊号社説 第一部 Ⅰ 革命 革命|エドワード・P・トムソン Ⅱ 「革命」にたいする批評 質的変革|チャールズ・テイラー 無関心――回答すべき問題|ピーター・マリス 無関心から政治の中へ|ジョン・サヴィル マルクス主義から前進しよう|ソル・エンセル 社会主義と豊富|ハリー・ハンソン Ⅲ ふたたび、革命 ふたたび、革命――でなければ、耳をふさいで、逃げろ|エドワード・P・トムソン 第二部 管制高地|ジョン・ヒューズ ピカディリーの金鉱|ダンカン・マクベス 労働における意味|デーヴィッド・アームストロング 労働者管理|デニス・バット 編者あとがき 2)E・トムソン「R・ウィリアムズの『長い革命』批判」(NLR no.9-10)、『文化革新のヴィジョンーーニュー・レフトの思想と方法 その2』所収、田村進編訳、合同出版、1962年;原著『New Left Review』no.4,5,7,9-11。 目次: Ⅰ 文化の現状と変革の方向 芸術における自由と所有|レイモンド・ウィリアムズ 魔法のシステム|レイモンド・ウィリアムズ テレビ改革のプログラム|キット・コッパード 生きたジャズ|ブルース・ターナー Ⅱ 教育革命の諸問題 二つの小学校についてのノート|ブライアン・ジャックソン 知能とイデオロギー|A・H・ハルゼイ エリート教育|ダグラス・ブラウン 成熟のための教育|デーヴィッド・ホルブルーク みんな一緒に成長|トニー・クローイ 学習革命|『ニュー・レフト・レヴュー』誌論説 Ⅲ 文化と政治 R・ウィリアムズの『長い革命』批判|E・P・トムソン 参考資料 英国の教育制度 編者あとがき 3)E・P・トムスン「冷戦の論理を断ち切ろう――平和への構想」、『世界』第194号所収、岩波書店、1962年2月。 4)E・P・トムスン「頽廃の地点にたって」、「鯨の外に」、「革命について」、「またしても革命について、あるいは耳を塞いで突っ走れ」、編書『新しい左翼――政治的無関心からの脱出』所収、福田歓一・河合秀和・前田康博訳、岩波書店、1963年5月;原著『Out of Apathy』1960年。 目次: まえがき|ノーマン・バーンボウム 序章 頽廃の地点にたって|E・P・トムスン 政治的無関心の条件 「頽廃型」の資本主義|ラルフ・サミュエル 需要の供給|ステュアート・ホール 二つの世界の間で 帝国主義の後退|ピーター・ワースレー 鯨の外に|E・P・トムスン 理性を縛る鉄鎖を砕いて|アラスディア・マッキンタイア 政治的無関心からの脱出 底辺における権力|ケネス・アレクサンダー 革命について|E・P・トムスン 付録・批判に答えて またしても革命について、あるいは耳を塞いで突っ走れ|E・P・トムスン 解説――あとがきに代えて|福田歓一 4)E・P・トンプソン「抗議して生き残れ」山下史訳、共著『核攻撃に生き残れるか』所収、山下史ほか訳、連合出版、1981年11月;原著『Protest and Survive』1980年。 目次: まえがき|陸井三郎 抗議して生き残れ|E・P・トンプソン(山下史訳) 原子武器防護知識|劉雲波(沼倉暁訳) 防護して生き残れ〈付録〉|英国中央情報局(坪井主悦訳) 5)Edward Palmer Thompson「一七九〇年以前のイギリスにおける社会運動」近藤和彦訳、『思想』第663号所収、岩波書店、1979年9月。 6)E・P・トンプソン「抗議して生き残れ」、D・スミス共編『世界の反核理論』所収、丸山幹正訳、勁草書房、1983年2月;『Protest and Survive』1980年。 目次: 第一部 第一章 抗議して生き残れ|E・P・トンプソン 第二章 殺人の官僚化|ヘンリー・T・ナッシュ 第二部 ヨーロッパの限定核戦争 第三章 ヨーロッパの超大国ゲーム|アルバ・ミュルダール 第四章 ヨーロッパ限定核戦争|ダン・スミス 第三部 兵器製造人――官僚と経済学 第五章 戦争と軍国主義とソ連|デイビッド・ハロウェイ 第六章 アメリカの軍需ブーム|エマ・ロスチャイルド 第七章 一九八〇年代のイギリスの軍事費|ダン・スミス, ロン・スミス 第八章 軍縮――軍備転換の力学|メアリー・カルドア 第四部 ヨーロッパを平和の戦域に 第九章 ヨーロッパ核廃絶(END)アピール 第十章 ヨーロッパを非核地帯に|ケン・コーツ 第十一章 草の根からの報告|ブルース・ケント 訳者あとがき 軍事・軍縮問題資料補遺 7)E・P・トムスン「「ラフ・ミュージック」――イギリスのシャリヴァリ」福井憲彦訳、二宮宏之・樺山紘一・福井憲彦責任編集『魔女とシャリヴァリ』所収、新評論、1982年。 8)E・P・トンプソン「SDI誕生の秘密」「愚かなすい星」、編書『SDI〔スターウォーズ〕とは何か――戦略的、経済的意味』所収、小川明雄訳、朝日新聞社、1986年7月;原著『Star Wars: Science-Fiction Fantasy or Serious Probability?』1985年。 目次: 序文|ドロシー・ホジキン 第一章 SDI誕生の秘密|E・P・トンプソン 第二章 SDIとは何か|ベン・トンプソン 第三章 ソ連は何をしているか|ジョン・パイク 第四章 軍縮への影響|リップ・バルケリー 第五章 愚かなすい星|E・P・トンプソン 訳者あとがき 9)E. P. Thompson「民俗学・人類学・社会史」近藤和彦訳、『思想』第757号所収、岩波書店、1987年7月。 10)インタヴュー「E・P・トムスン――悪とたたかう騎士」、『歴史家たち』所収、近藤和彦・野村達朗編訳、名古屋大学出版会、1990年4月;原著インタヴュー集『Vision of History』1983年。 目次: ヨーロッパ社会史 エリク・ホブズボーム――義賊のなかま モーシェ・レヴィン――トロッキーが消されて E・P・トムスン――悪とたたかう騎士 ナタリ・Z・デイヴィス――本と赤子をかかえる自由の女神 カルロ・ギンズブルグ――魔術崇拝の世界から フェミニズム史 リンダ・ゴードン――『産児制限評論』を シーラ・ローボタム――パンクハースト夫人のように アメリカ合衆国史 ウィリアム・A・ウィリアムズ――平和時にも戦争を忘れるなかれ デイヴィド・モントゴメリ――かつては真面目な共産党員 ハーバート・ガットマン――移民のコミュニティにて ストートン・リンド――機械労働者 ヴィンセント・ハーディング――旅する求道者 カリブ・メキシコ史 C・L・R・ジェイムズ――トリニダド解放の老将軍 ジョン・ウォマック――農民とゲリラ #
by urag
| 2025-06-11 00:36
| 近刊情報
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2025年 06月 10日
2024年06月05日発売:表象文化論学会『表象18:皮膚感覚と情動――表象から現前のテクノロジーへ』本体2,000円。 2024年05月16日発売:谷川雁『筑豊からの報告――大正行動隊から退職者同盟へ』本体3,600円。 2024年04月30日発売:ジョヴァンニ・ジェンティーレ『純粋行為としての精神の一般理論』本体5,400円、シリーズ・古典転生第30回配本(本巻29)。 2024年04月30日発売:アンヌ・ソヴァニャルグ『ドゥルーズと芸術』本体3,600円。 2024年04月10日発売:江川隆男『内在性の問題』本体4,300円。 2024年03月21日発売:『平岡正明著作集』上下巻、各3,200円。
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by urag
| 2025-06-10 15:26
| 販売情報
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2025年 06月 10日
2025年07月03日取次搬入予定*人文・日本思想 谷川雁の黙示録風革命論 河野靖好(著) 月曜社 本体3600円 ISBN:978-4-86503-208-6 C0010 46判(縦188mm×横130mm×束25.5mm, 重量380g)並製384頁 谷川雁の苦闘と絶望を森崎和江『闘いとエロス』から救い出し、雁の思想の最深部に迫る。闘争をともにした「戦友」が60年の時を経て結晶させた、数ある谷川雁論のなかの最良の達成。【本書は2024年10月に私家版として刊行された『谷川雁の黙示録風革命論』に2019年執筆の「谷川雁の東洋思想的階級意識論」をあわせて1冊としたものです】 酒井隆史氏推薦「本書を通してわたしたちが知らされるのは、戦後のプロレタリアのたたかいとそのもちえた質のいまだくみつくされざる遠大な射程である。谷川雁を註釈するということは、そのたたかいの深みと幅をたどるということなのだ。谷川雁という戦後最高の詩人、思想家についてこれまで書かれた最高の論考である。筆者にしかなしえなかった仕事だろう」。 主要目次: Ⅰ 谷川雁の黙示録風革命論 第一部 私のなかの〝死〟――三池の死者は我々のなかに孕まれていた 第二部 三池の死者たちを撃つために 第三部 わが組織空間 Ⅱ 谷川雁の東洋思想的階級意識論 「無の造型〔プラズマ〕――私の差別「原論」」をめぐる私の試論 資料 わが組織空間(谷川雁) 無〔プラズマ〕の造型――私の差別「原論」(谷川雁) あとがき 河野靖好(かわの・やすよし)1939年、長野県茅野市生まれ。1960年、早稲田大学第一文学部哲学科に入学。安保反対闘争に参加。1961年、社会主義学生同盟「SECT6」派の結成に参加。1962年、大正炭坑争議支援の学生部隊として筑豊に居住。大正鉱業退職者同盟書記、退職者同盟部落解放同盟中間支部の書記などを経て、その後、手技治療医学を学び、1984年「河野カイロプラクティック院」開設、治療師の活動に専心。2018年『大正炭坑戦記』(花書院)出版。 ※HMV&BOOKSOnline、auPAYマーケットにて予約受付中。 #
by urag
| 2025-06-10 13:47
| 近刊情報
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