1 2015年 01月 29日
![]() ★大竹弘二さん(訳書:A・ガルシア・デュットマン『思惟の記憶』、共訳:A・ガルシア・デュットマン『友愛と敵対』) 國分功一郎さんとの対談本『統治新論――民主主義のマネジメント』が太田出版さんから刊行されました。全5章立てで、巻頭の「はじめに」を大竹さん、巻末の「おわりに」を國分さんがお書きになっておられます。第一章「主権を超えていく統治――特定秘密保護法について」は季刊誌『atプラス』19号(2014年2月)の特集「公開性と秘密」に掲載されたお二人の対談「主権を超えていく統治――国家の肥大症としての特定秘密保護法」へ加筆訂正したもので、第二章「「解釈改憲」から戦前ドイツへ」、第三章「主権概念の起原とその問題」、第四章「新自由主義の統治をめぐって」、第五章「立憲主義と民主主義再考」は語り下ろしとのことです。帯文に曰く「国家といかにつきあうか。主権、憲法、民主主義、新自由主義……を歴史的な根源から問い直す、二一世紀の政治哲学!」と。書名のリンク先から試し読みが可能です。 ★ジャック・デリダさん(著書:『条件なき大学』) ★西山雄二さん(訳書:J・デリダ『条件なき大学』、共訳:『ブランショ政治論集』) ★宮崎裕助さん(共訳:P・ド・マン『盲目と洞察』) ★西山達也さん(訳書:J・サリス『翻訳について』) ★ロドルフ・ガシェさん(著書:『いまだない世界を求めて』) ★清水一浩さん(共訳:A・ガルシア・デュットマン『友愛と敵対』) ★郷原佳以さん(共訳:『ブランショ政治論集』) ★柿並良佑さん(共訳:L・サラ-モランス『ソドム』) ★渡名喜庸哲さん(共訳:L・サラ-モランス『ソドム』) ★門間広明さん(訳書:M・ブランショ『謎の男トマ』) ★上野俊哉さん(著書:『アーバン・トライバル・スタディーズ』) 昨年11月に早大で開催された「デリダ没後10年シンポジウム」での講演録を中核にした一冊が発売されました。『現代思想』2015年2月臨時増刊号「総特集=デリダ――10年目の遺産相続」です。弊社でお世話になっている著訳者の皆様関連の情報のみを以下に抜き出します。目次全体は特集名のリンク先をご覧ください。 「ハイデガーをめぐる対談」J・デリダ+D・ジャニコー(聞き手)/西山達也訳 「デッドレターとしての哲学」東浩紀+宮﨑裕助(聞き手) 「デリダ最盛期」M・ナース/宮﨑裕助+島田貴史訳 「脱構築〈の〉力」R・ガシェ/清水一浩訳 「L’enfant que donc je suis、あるいは、猫のエピソードはなぜ「自伝的」なのか」郷原佳以 「超‐主権的なWalten(ヴァルテン)の問いへ――ジャック・デリダ『獣と主権者Ⅱ』」西山雄二 「エクス・レクス――ジャック・デリダの死刑論セミネール」G・ベニントン/清水一浩訳 [ハイデガー]自己伝承と自己触発 デリダの『ハイデガー』講義(1964-1965) / 亀井大輔 「パラレルな差異――ドゥルーズ&デリダ」J-L・ナンシー/大池惣太郎+柿並良佑訳 「屹立状態の哲学」C・マラブー/西山雄二訳 「呼びかけとしての友愛、哀悼としての友愛――ジャック・デリダの友愛論におけるアリストテレス的伝統について」宮﨑裕助 「現象を救うこと――レヴィナス、デリダとメシアニズムの問い」S・マルジェル/渡名喜庸哲訳 「デリダ著作目録2014」宮﨑裕助+島田貴史 同臨時増刊号では弊社にとって初めてとなる本文中への全面広告を打っております。また、結果的にたまたま連続したのですが、青土社さんが刊行されている雑誌のもう一方の柱である『ユリイカ』2015年1月号「特集=ゴダール2015」の表4にも1/2広告を出しました。同号では新連載として、柏倉康夫さんによる「[新訳]ステファヌ・マラルメ詩集」が始まっており、「乾杯 他四篇」が掲載されています。マラルメ詩集の既訳を複数読み比べられた方ならよくお分かりになると思うのですが、柏倉さんの訳は抜群に読みやすく咀嚼しやすいもので、連載が続いていずれ単行本化されることが今から待ち遠しくてなりません。 柏倉さんの連載第2回として「窓 他七篇」が掲載された『ユリイカ』2015年2月号「増頁特集=俳優・高倉健」の巻末にある「われ発見せり」の欄では、弊社先月刊、ブランショ『謎の男トマ』の訳者・門間広明さんが「ただ生きているだけ」を寄稿されています。ドゥボール、アガンベン、ブランショを参照項にした、サバイバルと抵抗をめぐる興味深いテクストです。 また『現代思想』2015年2月号「特集=反知性主義と向き合う」では、弊社刊『アーバン・トライバル・スタディーズ』の著者である上野俊哉さんが「反知性主義に抗うためのいくつかのアイディア」と題したテクストを寄稿されています。反知性主義の三大特徴を挙げて時事問題を分析しつつ、別の生き方と考え方を提示されています。同号ではジュンク堂書店難波店店長の福嶋聡さんも寄稿されており(「憎悪・排除・批判――闘技場としての書店は、今」)、書店人として、一言論人として毅然と声をあげられています。「知性は、どれだけ知っているかによって量られるものではなく、自分が何を知らないかをどれだけ知っているかで量られる。知性とは、知っていることの量ではなく、知ることへの意欲の強度である。自らの知を完璧と思いこみ、「正義」に囚われて他者を排除する人たちは、知性から最も遠い」(228頁)。 +++ 以下は書評情報です。「図書新聞」2015年1月31日号(3192号)の「書店員、オススメの一冊」で、東京堂書店神田神保町店の文芸書担当・清都正明さんが弊社先月刊、ブランショ『謎の男トマ』について、長文の書評「文学と死とことばと」を寄せられています。「地下の闇に降りていくシーンと、アンヌ死後のトマ独白のシーンに絶対的な夜、自分をもうひとつの生存へと呼びよせるような、死者の声が鳴り響くとりわけ音楽的オメージの豊穣を新版よりまして感じることができた」と評していただきました。清都さん、ありがとうございます! また、昨年末の「共同通信」配信記事「今年の収穫」では、アート部門を椹木野衣さんがベスト3冊の中に『間章著作集III さらに冬へ旅立つために』を挙げてくださっています。「狭義の評論をはるかに超え、前衛芸術全般に向けられた熾烈な言説が、権威を得て弛緩した音楽家に容赦なく投げかけられる。本巻は亡くなる直前の講演記録を含め、多様な手法の批判活動を網羅。かつて批評はこのようなものでもありえたのだ」と評していただきました。同著作集はたいていは音楽書売場に置かれるのですが、人文書の哲学思想書売場で展開してくださっている書店さんもあります。とても嬉しいです。 ■
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by urag
| 2015-01-29 18:17
| 本のコンシェルジュ
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2015年 01月 25日
![]() ◎フーコー晩年の講義録(2012年刊行)の訳書が早くも登場 悪をなし真実を言う――ルーヴァン講義1981 ミシェル・フーコー著 市田良彦監訳 上尾真道・信友建志・箱田徹訳 河出書房新社 2015年1月 本体6,200円 46判上製456頁 ISBN978-4-309-24689-5 帯文より:フーコーが西欧思想史を総括して、その「問題系」を語った唯一の講義。1981年、フーコーがルーヴァン・カトリック大学で集中講義を行う。それは告白と裁判を主題にしつつ、『狂気の歴史』から『性の歴史』にいたるフーコーの全思考を凝縮して展開するとともに、その「ミッシング・リンク」をもあきらかにするものだった――。 目次: 編集者による注記(ファビエンヌ・ブリヨン&ベルナール・E・アルクール) 開講講義 1981年4月2日 1981年4月22日の講義 1981年4月28日の講義 1981年4月29日の講義 1981年5月6日の講義 1981年5月13日の講義 1981年5月20日の講義 講義の位置づけ(ファビエンヌ・ブリヨン&ベルナール・E・アルクール) 訳者あとがき(市田良彦) ★『悪をなし真実を言う』は発売済。原書は、Mal faire, dire vrai - Fonction de l'aveu en justice - Cours de Louvain, 1981 (Presses universitaires de Louvain, 2012)です。周知の通りコレージュ・ド・フランスでのフーコーの講義は『ミシェル・フーコー講義集成』として筑摩書房から訳書が刊行されていますが(2015年1月現在未完結)、今回翻訳されたルーヴァン・カトリック大学での講義が行われた1981年4月2日~5月20日というのは、『講義集成』では第10巻『主体性と真理』(未訳、原書Subjectivité et véritéは昨年5月スイユより刊行)に収められた1981年1月7日から4月1日までの講義の直後にあたります。その翌年のコレージュ・ド・フランスでの講義は1982年1月6日から3月24日に行われ、第11巻『主体の解釈学』(廣瀬浩司・原和之訳、2004年)として公刊済です。 ★いわゆる「後期フーコー」を知る上で不可欠となるルーヴァン講義は、開講講義の言葉を借りれば「個人が自分に行使される権力とどのように結びつき、どのようにその結びつきを受け入れるか」(32頁)を問い、さらに「主体どうしが、各人が誓約する真理陳述の形式のなかで、またその形式により、どのように実際に結びついているか」(33頁)を問います。「真実を言うこと(=パレーシア)」形式を問い、「真偽をめぐるさまざまなゲームはどのように異なり、どのような形式ではじめられるか」が問われるわけです(33頁)。自身の研究を歴史家のものとも哲学者のものとも規定しないフーコーの歩みが、越境的な知的刺激を読者にいまなお与え続けているのは、歴史を経てもなお続いていく問題系に果敢に挑戦しているからではないかと感じます。 ★河出書房新社さんの最近の新刊には上記のほかに、河出書房新社編集部編『『論語』入門――古いからこそいつも新しい思想』(河出書房新社、2015年1月、本体1,650円、ISBN978-4-309-24688-8)や、岡和田晃/マーク・ウィンチェスター編『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社、2015年1月、本体1,900円、ISBN978-4-309-22620-0)などがあります。前者は版元紹介文によれば『論語』の「世界と思想の魅力を新旧の多様な角度からさぐ」ったもので、安田登、安富歩、小倉紀蔵、石川忠司、中島隆博、の各氏を始め多彩な寄稿やインタビューが並び、谷崎潤一郎の「麒麟」や、中島敦「弟子」といった小説の再録が花を添えています。後者は「札幌市議の「アイヌ民族、いまはもういない」発言。ネット上にあふれ、街頭にも飛び出したアイヌへのヘイトスピーチ。これらに多様な論者が「NO」を突きつける初めての一冊。緊急刊行!」とのこと。 ★また、2月6日発売の河出文庫新刊では、佐々木中さんの『仝(どう): selected lectures 2009-2014』(河出文庫、2015年2月、ISBN978-4-309-41351-8)が刊行されます。こちらは「『アナレクタ・シリーズ』の四冊から筆者が単独で行った講演のみ再編集文庫化し、新たに2014年秋に行われた講演「失敗せる革命よ知と熱狂を撒け」を付した、文字通りのヴェリー・ベスト」と告知されています。 ◎共和国さんが4か月ぶりに第4弾となる新刊を発売! 『お前は俺を殺した』佐々木治己著、共和国、2015年2月、本体3,000円、ISBN978-4-907986-05-6 『失われた夜の歴史』ロジャー・イーカーチ著、樋口幸子・片柳佐智子・三宅真砂子訳、インターシフト発行、合同出版発売、2015年1月、本体3,200円、ISBN978-4-7726-9543-5 『フランス現代思想史――構造主義からデリダ以後へ』岡本裕一朗著、中公新書、2015年1月、本体880円、ISBN978-4-12-102300-1 『バーブル・ナーマ――ムガル帝国創設者の回想録 3』ザヒールッ・ディーン・ムハンマド・バーブル著、間野英二訳注、東洋文庫、本体3,200円、ISBN978-4-582-80857-5 『川村湊自撰集(1)古典・近世文学編』川村湊著、作品社、2015年1月、本体2,800円、ISBN978-4-86182-514-9 ★『お前は俺を殺した』は共和国さんの待望の新刊第4弾。まもなく発売で2月5日頃から書店さんの店頭でお目見えのようです。舞台作品の原作や書き下ろしなど、全6篇を収録した佐々木さんの第一作品集。解説は演劇評論家の高橋宏幸さん(来月『ガリア戦記』の新訳を岩波書店から刊行される予定の同姓同名の高橋さんとは別の方)が寄稿されています。既刊書に増して攻めている印象のブックデザインは宗利淳一さんによるもの。初版本のみ「寒冷紗巻き製本・天アンカット」仕様とのことで、現物をぜひ手にとってご覧ください。創業時より書評紙に掲載されている同社の広告「ツキダシ・レプブリカ」第37弾(!)によれば、2月末には『遊郭のストライキ――女性たちの20世紀・序説』という新刊が予定されているのだとか。このほかに3月までにもう何冊か発売となることが予告されています。 ★『失われた夜の歴史』は発売済。アメリカの歴史家ロジャー・イーカーチ(A. Roger Ekirch)の初訳本になります。原書は、At Day's Close: Night in Times Past (W. W. Norton & Company, 2005)で、イーグルトンやスタイナーから好評を得ているほか、数々の賞を受賞しています。電気照明によって煌々と照らされるようになる「産業革命以前の西洋社会」において、暗闇が支配する夜は人間にとってどのような時空間だったのか、様々な史料を博捜しつつ解き明かしています。暗闇が排除される以前と以後の人間はもはや同じ存在とは呼べないかもしれません。二者間の睡眠は同質とは言えず、暗闇の神秘性や危険性を排除してきた近代人の感性とは違う生があるのです。そうした議論の要点をめぐっては、こちらの動画で著者自身によるコメントが視聴できます。イーカーチさんは3月に来日が予定されているそうで、こちらで詳細情報をご確認いただけます。 ★『フランス現代思想史』は発売済。「レヴィ=ストロースの「構造主義」とは何か」「構造主義的思想家たちの興亡――ラカン・バルト・アルチュセール」「構造主義からポスト構造主義へ――フーコー」「人間主義と構造主義の彼方へ――ドゥルーズ=ガタリ」「脱構築とポスト構造主義の戦略――デリダ」「ポスト構造主義以後の思想」の6章立てで、昨年の中公新書『フランクフルト学派』と対になるような、非常に端的でコンパクトな「現代思想入門」になっています。「今後ホットな話題になるのでは」と著者が「はじめに」で展望している「ポスト構造主義以後」の潮流については、ヌーヴォー・フィロゾフ(グリュックスマンとアンリ=レヴィ)、リオタール、フェリー/ルノー、バディウ、ランシエール、ナンシー、レジス・ドブレ、スティグレール、が手際よく紹介されています。限られた紙数の中でキーワードをしっかり押さえておられるのは長年この主題に取り組んでこられた作業の賜物かと思います。 ★『バーブル・ナーマ 3』は発売済。本書をもって全3巻完結となります。第3巻はバーブルがインドに王朝を建ててから47歳の病没によって絶筆となるまでの記録が収められ、付録として後代のアブル・ファズルによる『アクバル・ナーマ』からバーブル関連の記述5篇が訳出されています。巻末には訳者による「あとがきにかえて――『バーブル・ナーマ』研究の回顧」のほか、人名索引が配されています。東洋文庫次回配本は2月、『論語集注4』です。 ★なお平凡社さんでは来月あたりから、レリスの自伝文学大作『ゲームの規則』全4巻(岡谷公二訳)のまず第I巻「ビフュール」と第II巻「フルビ」が発売になるようです。岡谷さんによる訳本『ビフュール』(筑摩書房、1995年)の刊行から約20年、ついに「La Règle du jeu」の完訳に向けて大きな一歩、さらに一歩が踏み出されるわけです。 ★『川村湊自撰集(1)古典・近世文学編』は発売済。同自撰集は全5巻で、1年をかけて刊行される予定です。第1巻「古典・近世文学編」は15篇の論考を収めています。帯文に曰く「『徒然草』を論じた最初期のデビュー作を基点に、馬琴・南北・篤胤などの古典を鮮やかに読み解く三十余年の批評活動の原点をなす彫心の論考」。巻末の「著者解題」では当時のエピソードも簡潔に記されていて興味深いです。次回配本は4月刊、第2巻「近代文学編」です。 ★作品社さんではまもなく、ジャック・アタリ『ユダヤ人、世界と貨幣――一神教と経済の4000年史』(的場昭弘訳)が発売予定とのことです。また、来月にはフレドリック・ジェイムソン『『資本論』講義』(野尻英二訳)が予定されています。 ◎『新版 象徴哲学大系』第III巻など:人文書院さんの新刊 『カバラと薔薇十字団』マンリー・P・ホール著、吉村正和・大沼忠弘・山田耕士訳、人文書院、2015年1月、本体4,000円、ISBN978-4-409-03085-1 『評伝 カンパネッラ』澤井繁男著、人文書院、2015年1月、ISBN978-4-409-04106-2 『司馬遼太郎 東北をゆく』赤坂憲雄著、人文書院、2015年1月、本体2,000円、ISBN978-4-409-16097-8 ★『カバラと薔薇十字団』は発売済。『新版 象徴哲学大系』の第III巻です。カバラ、タロット、薔薇十字団、フリーメーソンを扱います。シリーズの中ではもっとも一般受けするだろう内容がてんこ盛りの一冊です。巻頭カラー図版では、シェイクスピアの肖像画に半透明紙でフランシス・ベーコンの肖像画を重ねてみることができる頁があります。シェイクスピアの正体をめぐっては本書の「ベーコンとシェイクスピアと薔薇十字団員」で考察されています。最終回配本となる第IV巻『錬金術』は3月発売予定。 ★『評伝 カンパネッラ』は発売済。澤井繁男さんのご専門はイタリア・ルネサンス文化で、数々の研究書や入門書のほか、カンパネッラの『ガリレオの弁明』(工作舎、1991年;ちくま学芸文庫、2002年)やガルダーノ、デッラ・ポルタなどの訳書などを手掛けられています。今回の新刊は、研究者であると同時に小説家としてご活躍されている著者ならではの手法(史実への肉迫と細部への想像力)によってカンパネッラの生涯を描き出されています。カンパネッラ像に迫るもう一篇「神の誘惑」を収録した『若きマキアヴェリ』(東京新聞出版局、2013年6月)との併読をお薦めします。 ★『司馬遼太郎 東北をゆく』はまもなく発売。30日(金)取次搬入とのことですので、書店さんの店頭に並び始めるのは2月からかと思われます。本書は司馬の名著『街道をゆく』に描かれた東北紀行を豊かに読み解く書き下ろしです。同書の刊行を記念し、2月11日(水)19:30よりジュンク堂書店池袋本店4F喫茶コーナーで著者の講演会「いまなぜ司馬遼太郎なのか」が行われます。要予約、料金はドリンク付きで1000円です。 ■
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by urag
| 2015-01-25 23:03
| 本のコンシェルジュ
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2015年 01月 24日
2015年 01月 18日
2015年 01月 11日
![]() ◎大冊『デリダ伝』と評伝『モーリス・ブランショ』 『デリダ伝』ブノワ・ペータース著、原宏之・大森晋輔訳、白水社、2014年12月、本体10,000円 『モーリス・ブランショ――不可視のパートナー』クリストフ・ビダン著、上田和彦ほか訳、水声社、2014年12月、本体8,000円 人文書新刊の年末の大きなニュースは何といってもピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)の刊行でした。700頁を超える大冊で約6000円もする高額本であるにもかかわらず、大手書店チェーンでの実売数は私個人の予想をはるかに超えたものでした。ビジネス人文書における、サンデルや超訳ニーチェ以後の最大級のヒット作になりつつあります。すでに関連書が複数冊あり、今後も増えることが予想されます。 ピケティに比べると一般的な認知度が低いかもしれませんが、年末の思想書界隈では重要な新刊が2点発売されました。デリダ伝とブランショ伝です。デリダ伝が800頁、ブランショ伝が600頁強とどちらも大冊。『デリダ伝』はデリダ没後十年の掉尾を飾るもので、本格的伝記の登場は日本初です。デリダをめぐる様々なドラマチックな人間模様は、帯文にある通り「フランス現代思想の一大絵巻」と呼ぶにふさわしいもので、めくるめきその星座のまたたきに興味は尽きません。近年翻訳された哲学者の伝記の中では圧倒的な存在感だと思います。『獣と主権者I』に続き、neucitoraの刈谷悠三さんによるトータルデザインも、人文書の造本設計の新時代を感じさせるものです。 『モーリス・ブランショ――不可視のパートナー』もここ十年来待たれていた訳書でした。訳者は上田和彦・岩野卓司・郷原佳以・西山達也・安原伸一朗の5氏。『デリダ伝』と併せて買うと2万円近い出費になりますが、この2冊は合わせ買いに最適です。デリダとブランショが親密な関係であったことは周知の通りです。2人はまた、一時期まで顔写真がほとんど出回らない「顔の(見え)ない知識人」でもありました。特にブランショはその人生そのものもほとんど知られておらず、賞賛されるにせよ批判されるにせよ、著作がその対象でした。共訳者の郷原さんが巻末解説「伝記的なものをめぐる伝記的エッセイ」で指摘されている通り、「信頼できる著者による伝記が強く求められ」ていました。ビダンによる本書こそその期待に応える1冊です。 ◎水声社さんの12月~1月新刊より 『ヘンリー・ミラー・コレクション(13)わが生涯の書物』本多康典ほか訳、水声社、2014年12月、本体、5,000円 『古書収集家』グスタボ・ファベロン=パトリアウ著、高野雅司訳、水声社、2014年12月、本体2,800円 『骨の山』アントワーヌ・ヴォロディーヌ著、濵野耕一郎訳、水声社、2015年1月、本体2,200円 『フランス・ロマン主義(1)作家の聖別――一七五〇−一八三〇年 近代フランスにおける世俗の精神的権力到来をめぐる試論』ポール・ベニシュー著、片岡大右ほか訳、水声社、2015年1月、本体8,000円 先月から今月にかけての水声社さんの新刊には、ブランショ伝のほか、上記のものがありました。ミラー『わが生涯の書物』は『わが読書』(田中西二郎訳、新潮社、1960年)に続く新訳です。共訳者の本田康典さんによる巻末解説今回の新訳では「英語版の付録に代えて、フランス語版(1957年)の巻末に付録として掲載されている読書リストを訳出した」とのことです。膨大な読書リストに圧倒されます。読書家ミラーがいかに書物を自らの血肉としてきたかを本書は明かしています。次のような1節は出版に関わる者の胸を強く打つものではないでしょうか。 「本は、読者から読者への情熱的な推薦を通じて生きるのだ、人間のうちにあるこの基本的衝動を抑えられるものなどなにもない。皮肉屋や厭世家が何と言おうと、人間はいつまでも最深の経験を分かち合うために励んでいくだろうとぼくは信じている。/書物は、ひとが深く大事にしている数少ないもののひとつだ。そして、善人であればあるだけ、簡単に自分のもっとも大切にしていた持ちものを手放すだろう。本棚にただ置いてあるだけの本は、無駄な弾薬だ。金銭と同じく、本は絶え間のない流通状態になければいけない。最大限に貸し借りすること――本も金銭も! だが、本の場合はとくにそうだ。本は金銭よりも無限に有意義なのだから。本は友であるだけでなく、友を作ってくれる。心と精神で本を所有すれば、豊かになれる。だが、本を手渡し続けるなら、三倍も豊かにしてくれる」(第一章「彼らは生きていてぼくに語りかけた」野平宗弘訳、32頁)。 ファベロン=パトリアウ『古書収集家』とヴォロディーヌ『骨の山』は小説です。『古書収集家』の原書はEl anticuario (Peisa, 2010)で、1966年ペルー生まれの著者による初めての推理小説作品です。著者は現在アメリカのボードン大学(ボウドインとも)で教鞭を執っています。ヴォロディーヌ『骨の山』は版元紹介文によれば「《ポスト・エグゾチスム》という新しい文学運動の創始者であり、複数のペンネームで独自の世界観を生み出し続ける奇才による、〈監禁学〉小説」。原書はVue sur l'ossuaire (Gallimard, 1998)です。これまでに2冊の既訳書、『アルト・ソロ』(塚本昌則訳、白水社、1995年)と『無力な天使たち』(門間広明・山本純訳、国書刊行会、2012年)があります。現在来日中で今月、早大、学習院、東大駒場などでイベントがあります。書名のリンク先をご参照ください。 ベシニュー『作家の聖別』は帯文に曰く「19世紀前半、宗教的権力に代わり、世俗的な聖職者たらんとした詩人、文学者たちの「聖別」の過程を克明に追いながら、いかにして文学が高い精神的職務を担うよう求められるに至ったのかを論じる。フランス・ロマン主義を徹底的に解明する渾身の長大評論、第一巻」。原書はRomantismes français, tome I: Le sacre de l'écrivain / Le temps des prophètes (Gallimard, 2004)です。『フランス・ロマン主義』は全4部作で、それぞれ初版の刊行年は『作家の聖別』(1973年)、『預言者の時代』(1977年)、『ロマン主義の祭司』(1988年)、『幻滅の流派』(1992年)です。現在では全2巻に全4部が収められており、その第1巻に収められた第1部『作家の聖別』が巻頭の「作家の行程――ポール・ベニシューへのインタビュー」(『ル・デバ』誌第54号、1989年)とともに今回翻訳されたことになります。同じく第1巻に収められた『預言者の時代』の続刊が予定されています。文学史家のポール・ベニシュー(Paul Bénichou, 1908-2001)はアルジェリアに生まれ、フランスの中等教育でながらく教鞭を執ったのち1958年よりアメリカのハーヴァード大学で教えました。既訳書は『偉大な世紀のモラル――フランス古典主義文学における英雄的世界像とその解体』(朝倉剛・羽賀賢二訳、法政大学出版局、1993年)の1冊のみです。 このほか、現物をまだ見ていないのですが、水声社さんの先月の新刊には、金澤智『アメリカ映画とカラーライン――映像が侵犯する人種境界線』(水声社、2014年12月、本体2,800円)や『小島信夫短篇集成(3)愛の完結/異郷の道化師』(水声社、2014年12月、本体8,000円)がありました。 ◎12月の注目新刊と、2014年下半期の注目新刊拾遺 『アリストテレス全集(19)アテナイ人の国制/著作断片集1』岩波書店、2014年12月、本体6,000円 『イメージとしての女性――文化史および文学史における「女性的なるもの」の呈示形式』ジルヴィア・ボーヴェンシェン著、渡邉洋子・田邊玲子訳、法政大学出版局、2014年12月、本体4,800円 『現代革命の新たな考察』エルネスト・ラクラウ著、山本圭訳、法政大学出版局、2014年12月、本体4,200円 先月の注目新刊を何点か思い出しておきたいと思います。『アリストテレス全集(19)』は新訳全集の第8回配本で、橋場弦訳「アテナイ人の国制」と、國方栄二訳「著作断片集1」の訳と解説を収めています。旧訳では第17巻に村川堅太郎訳「アテナイ人の国制」と、宮内璋・松本厚訳「断片集」が収録されていました。村川訳「アテナイ人の国制」は岩波文庫でも読むことができます。新訳版の「月報8」は、桜井万里子「『アテナイ人の国制』の歴史叙述」と、木田元「アリストテレスの読み方――ハイデガーの場合」を掲載。木田さんは昨年8月にお亡くなりになっておられますので、このテクストが最後の時期のひとつになるのかと思われます。次回配本は3月末、第6巻『気象論/宇宙について』です。 ボーヴェンシェン『イメージとしての女性』とラクラウ『現代革命の新たな考察』はいずれも「叢書・ウニベルシタス」の新刊。『イメージとしての女性』の原書はDie imaginierte Weiblichkeit (Suhrkamp, 1979)です。20世紀後半のフェミニズム研究/ジェンダー論に欠かせない古典の待望の翻訳で、ボーヴェンシェンの訳書が出るのはこれが初めてです。『現代革命の新たな考察』の原書はNew Reflections on the Revolution of Our Time (Verso, 1990)で、巻末にはスラヴォイ・ジジェクによる論考「言説-分析を超えて」が付録として収められています。ラクラウの単独著が翻訳去るのは、『資本主義・ファシズム・ポピュリズム――マルクス主義理論における政治とイデオロギー』(横越英一監訳、柘植書房、1985年)以来で、実に30年近い年月を経ての2冊目となる意義深いものです。ボーヴェンシェンにせよラクラウにせよ、これをきっかけに訳書が増えていくと嬉しいです。 『ヤン・パトチカのコメニウス研究――世界を教育の相のもとに』ヤン・パトチカ著、相馬伸一ほか訳、九州大学出版会、2014年8月、本体4,400円 『街道手帖』ジュリアン・グラック著、永井敦子訳、風濤社、2014年8月、本体3,200円 『空虚人と苦薔薇の物語』ルネ・ドーマル著、 巖谷國士訳、建石修志画、風濤社、2014年10月、本体2,000円 ここ最近の本ではありませんが、最近やっと購入できた既刊書についてご紹介したいと思います。20世紀チェコを代表する偉大な哲学者ヤン・パトチカ(Jan Patočka, 1907-1977)の著書はこれまでに代表作『歴史哲学についての異端的論考』(石川達夫訳、みすず書房、2007年)のみが翻訳されていましたが、昨夏、彼のコメニウス論8本をまとめた日本語版オリジナル論集『ヤン・パトチカのコメニウス研究』が刊行されました。編訳者の相馬伸一さんによるあとがきによれば、本書の企画は「いくつもの出版社に提案しては断られた」そうで、茫然とせざるをえません。これはパトチカへの評価が低いというよりは、商業出版のハードルの高さや、研究者と出版社のマッチングの難しさ、出会いの難しさを示していると思われます。パトチカを高く評価している編集者は一定数いるはずで、私もその一人です。しかし、個人が高く評価しているからといって社内で企画が通るとは限らず、また、高く評価している編集者に研究者が出会えるとは必ずしも限らないというのが現実なのでしょう。同じように、編集者が研究者に出会えるかどうかというのも難しい問題です。出版人と研究者や作家の幸運な出会いを仲介する紹介サイトのようなものを作ればいいのでしょうか。 グラック『街道手帖』とドーマル『空虚人と苦薔薇の物語』はいずれも風濤社さんの既刊書です。『街道手帖』は同社の魅力的なシリーズ「シュルレアリスムの本棚」の第3回配本です。「グラック最後の著作〔・・・〕80歳を超えたグラックが編んだ188篇の断章」と帯文にあります。原書はCarnets du grand chemin (José Corti, 1992)で、1974年から1990年に書かれた覚書から編まれているとのことです。シリーズの次回配本は今月下旬刊、エルネスト・ド・ジャンジャンバック『パリのサタン』(鈴木雅雄訳、アンドレ・ブルトン序文、風濤社、2015年1月)だそうで、すでにオンライン書店での予約受付が始まっています。『空虚人と苦薔薇の物語』は『類推の山』(河出文庫、1996年)の話中話で、建石修志さんによる美しく幻想的な挿画によって新たな命を与えられています。今後も風濤社さんのシュルレアリスム関連書を楽しみにしたいです。 ![]() ■
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by urag
| 2015-01-11 22:09
| 本のコンシェルジュ
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2015年 01月 10日
ジョルジョ・アガンベン『到来する共同体』の新装版を来月中旬刊行いたします。まだジュンク堂さんなどの複数店舗の店頭には初版本が残っているのですが、版元品切になってから某マーケットプレイスでは4万円近いとんでもない値段になってしまい、古本屋の横断検索サイトでもヒットしないので、新装版を刊行することにいたしました。 2012年8月刊の初版本はひまわり色の本文用紙に墨色のインクで刷っていましたが、新装版ではごく普通の白い本文用紙にごく普通の墨色で刷っています。再刊にあたってはごく一部の訳文を調整し、誤字脱字を正しました。黒×黄のコントラストが「強烈」、「まぶしい」等のご高評をいただきました仕様は初版本のみとなりますので、定価でお求めになりたいお客様は上記リンク先で店頭在庫をご確認ください。おそらく新装版が出る際には初版本は店頭からすべて撤去され、2度と戻らないものと思われます。 新装版は現在、アマゾン・ジャパンにて予約受付中です。 2015年2月9日取次搬入予定 *人文・哲学 到来する共同体 新装版 ジョルジョ・アガンベン:著 上村忠男:訳 B6変型判上製160頁 本体1,800円 ISBN978-4-86503-021-1 ポスト構造主義以後の現代思想を牽引してきたイタリアの知性が、共同体と民主主義をめぐる問いの再定礎に挑む。〈なんであれかまわないもの〉と〈取り返しのつかないもの〉から発出する、政治哲学の鍵が開示される。高名な〈ホモ・サケル〉シリーズに先立つ代表作を新装版で再刊する。 ジョルジョ・アガンベン(Giorgio AGAMBEN)1942年ローマ生まれ。イタリアの哲学者。著書に、1970年『中味のない人間』(人文書院、2002年)、1977年『スタンツェ』(ありな書房、1998年;ちくま学芸文庫、2008年)、1978年/2001年『幼児期と歴史』(岩波書店、2007年)、1982年/1989年『言葉と死』(筑摩書房、2009年)、1990年/2001年『到来する共同体』(月曜社、2012年、本書)、1993年『バートルビー』(月曜社、2005年)、1995年『ホモ・サケル』(以文社、2003年)、1996年/2010年『イタリア的カテゴリー』(みすず書房、2010年)、1996年『人権の彼方に』(以文社、2000年)、1998年『アウシュヴィッツの残りのもの』(月曜社、2001年)、2000年『残りの時』(岩波書店、2005年)、2002年『開かれ』(人文書院、2004年;平凡社ライブラリー、2011年)、2003年『例外状態』(未來社、2007年)、2005年『涜神』(月曜社、2005年;新装版、2014年)、2005年『思考の潜勢力』(月曜社、2009年)、2007年『王国と栄光』(青土社、2010年)、2008年『事物のしるし』(筑摩書房、2011年)、2009年『裸性』(平凡社、2012年)、2011年『いと高き貧しさ』(みすず書房、2014年)などがある。 ■
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by urag
| 2015-01-10 11:56
| 近刊情報
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2015年 01月 06日
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。。。。。新装版やら外国文学やら写真集やら本邦初訳やら哲学論文などを今春までの刊行を目指して準備しております。新しい一歩を踏み出すべく、時代と格闘したいと思います。工作舎さんの賀状によれば、今春から『ライプニッツ著作集』第II期全3巻がスタートするのだとか。。。。。初回配本の第1巻は『哲学書簡』(酒井潔・佐々木能章監修)とのこと。。。。。すげえ。。。。。
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by urag
| 2015-01-06 23:06
| ご挨拶
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