2007年 06月 29日
表象文化論学会の第2回大会が今週末の土日に東大駒場で開催されています。プログラムは以下の通りです。 「表象文化論学会第2回大会」2007年6月30日(土)・7月1日(日)@東京大学駒場キャンパス 事前登録:不要 参加費:会員=無料/非会員=1日ごとに1,000円 ◎07年6月30日(土) 18号館ホール 13:00 - 13:30 総会(会員のみ) 14:00 - 17:00 シンポジウム「拡張するユマニテ、揺動する表象」 ──人間存在と表象とが互いに絡み合いながら大きな変動のなかに晒されつつある。それを触知する。 【パネリスト】山内志朗(慶応大学:哲学)・坂元伝(シンガポール国立大学:建築)・佐藤良明(ポップカルチャー研究) 【コメンテーター】リピット・水田尭(南カリフォルニア大学) 【司会】北野圭介(立命館大学) 18:00 - 19:00 パフォーマンス「声と身体――巻上公一の冒険」 Part 1 巻上公一SOLO Part 2 マキガミック・テアトリック 19:30 - 21:30 懇親会(関係者のみ) ◎07年7月1日(日) 18号館4階コラボレーションルーム1~3 9:30 - 11:30 ■パネル1:20世紀中国における美と政治 【コメンテイター】中島隆博(東京大学) 【司会】橋本悟(東京大学) 朱光潜と李沢厚の論争/橋本悟(東京大学) 戦後台湾におけるモダニズム美術史の構築――1980年前後の李仲生とある美学者の論争をめぐって/呉孟晋(東京大学) 1980年代中国「美学熱(ブーム)」の位相――李沢厚、劉暁波、劉小楓の論争を中心に/秋山珠子(中央大学) ■パネル2:受容としての「日本思想」〔思想篇〕 【コメンテイター】宮山昌治(学習院大学) 【司会】三河隆之(東京大学) 本能の諸相――大杉栄の「生の哲学」再考/星野太(東京大学) 「この」現実の現実性を――九鬼周造の〈パッション〉/三河隆之(東京大学) 絶対無の詩学――マラルメを読む田辺元/坂口周輔(東京大学) 13:00 - 15:00 ■パネル3:開化と啓蒙−−近代日本における知の変容と再配置 【コメンテイター】李孝徳(東京外国語大学) 【司会】松浦寿輝(東京大学) 国家理性、啓蒙、敵――丸山真男の福沢諭吉/金杭(東京大学) 仮構される内発性と国民文学――漱石の18世紀英国小説論を読み返す/武田将明(法政大学) 二つの啓蒙――『百科全書』と『百科全書教導説』/大橋完太郎(東京大学) ■パネル4:受容としての「日本思想」〔芸術篇〕 【コメンテイター】横山太郎(跡見学園女子大学) 【司会】柿並良佑(東京大学) 様式を通じた世界との接続――伊東忠太による「日本建築史」/天内大樹(東京大学) 近代日本の「美術」と「文化」をめぐる諸制度――矢代幸雄による美術史記述と文化国家論/小澤京子(東京大学) 天・地・人をつなぐもの――世阿弥「一調・二機・三声」をめぐって/玉村恭(東京大学) 15:30 - 17:30 ■パネル5:Redrawing Other's Space: Landscapes, Geographies, and the Formation of Identities in the Japanese Empire 【コメンテイター】安西信一(東京大学) 【司会】佐藤守弘(京都精華大学) Yokohama Shashin and Representation of Japan in the Late Nineteenth Century Visual Culture/佐藤守弘(京都精華大学) Landscapes and the Logistics of Vision in Meiji Japan/Gyewon Kim(McGill University) 朝鮮映画の風景と郷土性の問題/金麗実(京都大学) ■パネル6:身体・映画・絵画にみる大日本帝国――ナショナリズムとジェンダー 【コメンテイター】坂元ひろ子(一橋大学) 【司会】香川檀(武蔵大学) ふたつの御前会議―敗者/勝者のためのせめぎあう記憶/北原恵(甲南大学) エスノセントリズムの“善意”―表象としての沖縄/宜野座菜央見(明治大学) 戦中期日本における「母性」イメージの系譜学/千葉慶(千葉大学) ■パネル7:死を葬(おく)る――表象をめぐるホラーと喪の物語 【コメンテイター】齊藤征雄(東北大学) 【司会】齊藤征雄 圓朝の幽霊、あるいは怪談噺の粘着性について/斎藤喬(東北大学) 死の(代理)表象の造作―「燃える子供」の夢の解釈例から/松本由起子(札幌大学) 楳図かずおとホラーの目撃者―主人公の不死性と可死性をめぐって/石岡良治(大妻女子大学) *プログラムは予告なく変更される場合があります。 問い合わせ:表象文化論学会事務局(153-8902東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学大学院総合文化研究科 表象文化論研究室内) FAX: 03-5454-4336 E-mail: repre@repre.org ■
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| 2007-06-29 20:19
| 表象文化論学会
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2007年 06月 26日
![]() ハワイ 森山大道=写真 A4判並製カバー装432頁(白黒写真291点) 定価6,300円 ISBN978-4-901477-34-5 写真家の力量をまざまざと見せつける、三年をかけた撮り下ろし力作! 「なぜハワイなのか、なぜハワイを写したかったのか、写し終わった今にしてまだ分からない。ぼくの意識の下の流れのどこかに、ハワイの島々へといざなわれる一本の記憶の糸がつながっていたのではないか。ぼくにとっては、用意されていた場所だったと思うほかない」(森山大道)。 森山大道(もりやま・だいどう):1938年大阪生まれ。写真家。07年に刊行された最近作に、『記録6号』(Akio Nagasawa Publishing)、『遠野物語』(光文社文庫)、『記録7号』(Akio Nagasawa Publishing)、『凶区/Erotica』(朝日新聞社)、『大阪+』(月曜社)など。08年5月より東京都写真美術館で「ハワイ」を含む大規模な展覧会が予定されている。 月曜社*森山大道好評既刊書 『新宿+』 06年11月刊 定価2,000円 『大阪+』 07年6月刊 定価1,900円 ■
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| 2007-06-26 16:30
| 森山大道
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2007年 06月 25日
![]() 今回は詫び状とともに予約特典の小冊子「シュヴァルの夢」が封入されていました。表紙に貼られたシールに曰く、「本書は1994年に製作された私家版『夕刊宇和島日日2月号』を底本に作り替えたものです」。発行は、UCAとなっています。UCAはUwajima Contemporary Artの略。大竹さんのプライベート・レーベルです。 書名「LE REVE DE FERDINAND CHEVAL」には誤植でしょうか、REVEの最初のEではなく、LEのEにアクサン・シルコンフレックスが。奥付も同様です。ま、気にしない気にしない。「お詫び」文ではついにお届け予定時期が明記されなくなり、「必ずお手元にはお届けいたします」とだけあります。この一文をつづるのがどれほど辛かったことでしょう。もうここまで来たら、来月だろうが半年先だろうが同じような気がします。気長に待とうと思います。 ■
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| 2007-06-25 01:26
| 雑談
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2007年 06月 24日
![]() ミハイル・バフチン:著 杉里直人:訳 水声社 07年6月 10,500円 A5判950頁 ISBN978-4-89176-628-3 ■帯文より:厳粛なる恐怖や権威主義に対峙し、さかしまの世を到来させるカーニヴァル的な《笑い》。ラブレー文学に住まう陽気でグロテスクな民衆とそのイメージを斬新に読み解き、中世・ルネサンス文化の新たなる世界像を打ち立てた、著者の小説論の集大成にして、彼の名を世に知らしめた代表作、待望の新訳決定版。 ●川端香男里訳『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』(せりか書房、1973年、写真左)以来、34年ぶりの新訳です。今回の新訳本では、1944年6月18日に起稿されたノート「《ラブレー》の増補・改訂」も収録しています。 ●早大教授の伊東一郎さんによる巻末の解説「バフチン小説論における「ラブレー論」――二声的な言葉からカーニヴァルへ」の一節にはこうあります、「今回の新訳は、旧訳出版当時まだ知られていなかったバフチンの他の小説論をも踏まえた上で訳語を検討している。バフチンの小説論全体との関連からこの著作を読む上でも、この新訳は読者に多くの示唆を与えてくれよう」。 ●月報には、現在『ガルガンチュアとパンタグリュエル』の新訳を進めておられる宮下志朗さんがエッセイを寄せています。水声社版全著作の次回配本は第4巻「小説の言葉」だそうです。水声社版全著作のシンプルな装丁もいいですが、やはりラブレー論はせりか版のカバーの方がいまなおインパクトは強いですね。ギュスターヴ・ドレによる挿絵の中のガルガンチュアはやはり印象が強烈です。 ロック政治論集 ジョン・ロック:著 マーク・ゴルディ:編 山田園子+吉村伸夫:訳 法政大学出版局 07年6月 5,250円 46判448+9頁 正義をこえて ポール・リクール(1913-2005):著 久米博:訳 法政大学出版局 07年6月 2,940円 46判227+11頁 廃棄された生――モダニティとその追放者 ジグムント・バウマン:著 中島道男:訳 昭和堂 07年6月 3,150円 46判250+8頁 水俣を見た7人の写真家たち 写真集 桑原史成+塩田武史+宮本成美+W・ユージン・スミス+アイリーン・美緒子・スミス+小柴一良+田中史子+芥川仁:著 写真集「水俣を見た7人の写真家たち」編集委員会 07年4月 2,500円 B5変形判127頁 多様なるものの詩学序説 エドゥアール・グリッサン(1928-):著 小野正嗣:訳 以文社 07年6月 2,520円 46判224頁 イタリア「ケルト」紀行――キサルピナを歩く 武部好伸(1954-):著 彩流社 07年6月 2,310円 46判202+3頁 ●トリノ、ミラノ、ブレーシャ、ボローニャなどは、古代ケルト人の砦や集落から発展した都市だとか。 ルーン文字の世界――歴史・意味・解釈 ラーシュ・マーグナル・エーノクセン:著 荒川明久:訳 国際語学社 07年6月 2,730円 A5判280頁 タイポグラフィ・タイプフェイスの現在――5人の書体設計家と3人のタイポグラファーの思い 女子美術大学 07年5月 2,520円 B5判198頁 1・2色でみせるエディトリアルデザイン――少ない色数で効果的にレイアウトされた実例集 ピエ・ブックス 07年6月 8,190円 A4変形判150頁 クロモフォビア――色彩をめぐる思索と冒険 デイヴィッド・バチェラー:著 田中裕介:訳 青土社 07年7月 2,310円 46判176+10頁 建築家・篠原一男――幾何学的想像力 多木浩二(1928-):著 青土社 07年7月 2,310円 A5判182頁 人間機械論――人間の人間的な利用 ノーバート・ウィーナー(1894-1964):著 鎮目恭夫+池原止戈夫:訳 みすず書房 07年6月 3,150円 B6判206頁 ●東京国際ブックフェア2007記念復刊の新装版。本書と、ラッセル『ロシア共産主義』、同『ドイツ社会主義』、ジョル『第一次世界大戦の起原』の計4点。 神々と肉食の古代史 平林章仁(1948-):著 吉川弘文館 07年6月 2,940円 46判243+8頁 自由訳 十牛図 新井満(1946-)著 四季社 07年6月 1,260円 B6判137頁 *** ◎今週の注目新書、選書 紙のなんでも小事典――パピルスからステンレス紙まで 紙の博物館:編 ブルーバックス/講談社 07年6月 924円 新書判238頁 ブックガイド文庫で読む科学 岩波書店編集部:編 岩波科学ライブラリー 07年6月 1,260円 B6判114頁 エトランジェのフランス史――国民・移民・外国人 渡辺和行:著 historia/山川出版社 07年6月 1,575円 B6判199頁 ■
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| 2007-06-24 23:29
| 本のコンシェルジュ
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2007年 06月 22日
洋書取次「洋販」を中核とするインターカルチュラルグループの傘下書店であるランダムウォークが07年6月末で東京から撤退します。六本木のストライプハウス店が4月30日で閉店したのに続き、今度は赤坂店が6月30日で閉店。かつて「東京ランダムウォーク」としてその名に冠していた本拠地「東京」から、ランダムウォークが消えることになります。寂しいですね。 かつては神田店も存在しましたが、こちらは06年2月末で閉店しています。あとには京都寺町店、大阪心斎橋店、神戸元町店(洋書専門)が残ることになります。 ランダムウォークは、アート・デザイン・ファッション・建築を中心とした和洋書および和洋雑誌の専門店。大規模書店乱立時代に「セレクトショップ」たることを店舗のアイデンティティに据えた書店さんのハシリで、イメージとしては青山ブックセンターをより先鋭化させた「クリエイター御用達」の本屋さんというところでしょうか。実際にそうしたパブリック・イメージを獲得していたと思いますし、もともとは青山ブックセンターのスタッフだった方々が興された本屋さんだったと記憶しています。今はランダムウォークも青山ブックセンターもともにインターカルチュラルグループ傘下ですが。 店舗展開の戦略に長けた同グループのことですから、いずれ東京にランダムウォークは帰ってきてくれるのでしょう。読者はそれを待っているに違いありません。皆さんはどこに開店してもらいたいですか。 *** 余談ですが、ここ数日、業界ではビックリさせるニュースが続いています。そのひとつが、丸善からブックオフへのリベート7億円のニュース、そしてもうひとつは今年9月で「解散」する朝日ソノラマのニュースです。前者はそれぞれの店売現場のスタッフにしてみれば、どこでそんなお金が動いていたのだろうとびっくりするような話でしょうし、後者は小中学生時代にソノラマ文庫を愛読したような私のような中年にとっては悲しい知らせです。 ■
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| 2007-06-22 13:28
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2007年 06月 20日
このところ各地の書店様を通じてお客様から「大谷能生さんの初の単行本『貧しい音楽』が6月に月曜社から刊行とのことだが、もう出たのか」とお問い合わせをいただいております。この近刊書目については弊社ではまだ何も告知しておりませんでしたので、ご説明いたします。 大谷能生『貧しい音楽(仮)』は現在鋭意編集中で、8月刊行を予定しております。書名は現時点では仮のものです。詳細については決定次第、当ブログなどでお知らせいたします。 なお、著者の大谷能生(おおたに・よしお 1972-)さんによるジャズ・ レクチャーが今週土曜日、6月23日に大阪市中央区の「ワークルーム」にて以下の通り催されます。 大谷能生 ジャズ・レクチャー Jazz Logic PATAPHYSIQUE vol.5 「マイルス・デイビス特集」 日時:07年6月23日(土) 4:00pm~6:30pm *開場は3:30pm~ 場所:workroom (大阪市中央区北浜2丁目1-16 永和ビル6階) 参加費:1,500円(1ドリンク付) *要予約 予約: info@workroom.co.jp もしくは電話 06-6222-3888まで 内容:東大でのジャズ講義録「東京大学のアルバートアイラー」の著者、大谷能生さんによるジャズレクチャー。スウィング、ビバップ、クール、モード…。曖昧で実体がつかめない、ジャズ。でも、聴いてみたい、もっと知りたいという人のためのジャズ講座です。今回は、「マイルス・デイビス特集」。7月に発行予定の、東大ジャズ講義録のマイルス・デイビス編の内容を中心とした、音源を聞きながらの詳しいレクチャーです。 また、今月25日まで、ランダムウォーク赤坂店で、菊地成孔+大谷能生選書のブックフェア「マイルス・デイビスは関係ない」が開催されています。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。 ■
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| 2007-06-20 17:36
| 近刊情報
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2007年 06月 20日
![]() 鈴木創士+荒井潔+佐々木泰幸:訳 河出書房新社 07年6月 5,460円 46判590頁 ISBN978-4-309-70533-0 ■帯文より:その生の総決算『アルトー・モモのほんとうの話』、盟友に否をつきつけオカルトを呪詛する『アンドレ・ブルトンへの手紙』、そしてアルトーの全面的な「戦い」の記録であり、壮絶な思考の増殖の過程そのものである膨大な「ノート」から編んだ『カイエ』を収録。 ●第二回配本です。「カイエ」は1945年から1948年のもの。 ルネ・シャールの言葉 西永良成:編訳 平凡社 07年6月 3,150円 46判378頁 ISBN978-4-582-83364-5 ■帯文より:「ポエジーのポエジー」の真髄を、詩、アフォリズム、戯曲、散文から精選、知られざる孤高の瞑想詩人シャールの指摘宇宙を開示する待望のアンソロジー。 ●生誕百周年記念出版。西永さんは99年に法政大学出版局から刊行されたポール・ヴェーヌの『詩におけるルネ・シャール』を翻訳され、06年に自著『激情と神秘――ルネ・シャールの詩と思想』を岩波書店から刊行されました。本書『ルネ・シャールの言葉』をもって「個人的なシャール三部作」の完結とされています。 ●内容はおおよそ以下の通りです。第I部は81篇の詩作品。第II部は「アフォリズム――詩論・思想」と題され、「ポエジーについて(1936-74)」、「引きつった平静さに」「もろい年齢」を収録。第III部は劇作で、「水の太陽」を収録。第IV部は16編の散文を収めています。巻末に「ルネ・シャール略年譜」あり。 青騎士 カンディンスキー+フランツ・マルク:編 岡田素之+相澤正己:訳 白水社 07年6月 4,830円 A5判240頁 ISBN978-4-560-02713-4 ■帯文より:カンディンスキーとシェーンベルクの奇跡的な出会いが生んだ芸術理論文献の白眉! 第一巻のみで消えた幻の年刊誌『青騎士』。1912年の初版豪華本を完全に復元。図版155枚[カラー6葉]、折込み楽譜2葉4頁。「本書は、20世紀芸術のもっとも重要な綱領的刊行物である」(K・ランクハイト)。「青騎士は真に歴史的な意味と生産的な力を備えた運動であった。…当時はっきり表明された啓発的な洞察の数々は、今日でもまったく同様に有効である」(M・ブリヨン)。 ●原著刊行から百年近く経過した現代になって、まさかあの伝説的な本の日本語訳を手に取ることができるとは。驚きと喜びでいっぱいです。すごいなあ。 ■
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| 2007-06-20 01:41
| 本のコンシェルジュ
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2007年 06月 19日
これから開店する本屋さんで、弊社の本を扱ってくださる予定のお店を順次ご紹介しております。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。 07年7月21日(土) 未来屋書店各務原店(岐阜県各務原市那萱場町イオンSC内):書籍雑誌350坪(DVDレンタル&セル店併設) 07年7月27日(金) 明文堂書店高岡射水店(富山県射水市坂東127):書籍雑誌500坪(1階部分。2階は文具売場、カフェ、TSUTAYA) ■
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| 2007-06-19 22:30
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2007年 06月 17日
カール・シュミット著作集(I) 1922-1934 長尾龍一:編 慈学社出版:発行 大学図書:発売 07年6月 9,450円 A5判476頁 ISBN978-4-903425-20-7 ●全2巻。福村出版の『現代帝国主義論』、『リヴァイアサン』、『政治神学再論』、ダイアモンド社の『危機の政治理論』といった絶版書を再編集したもの。慈学社ではすでにシュミットの『陸と海と』を再刊しており(初版は福村出版)、『大地のノモス』(やはり初版は福村出版で全二巻)も今秋一巻本で再刊する予定だそうです。著作集第II巻刊行もほぼ同時期の予定。素晴らしいですね。全二巻で収録する論文は以下の通り。付録の各種論文、エッセイも充実していますが、詳細はぜひ現物を手にとって見てください。 ■第I巻:「政治神学」長尾龍一訳、「現代議会主義の精神史的状況」樋口陽一訳、「ローマカトリック協会と政治的形態」小林公訳、「議会主義と現代の大衆民主主義との対立」樋口陽一訳、「国際連盟とヨーロッパ」長尾龍一訳、「ライン地域の国際法的諸問題」長尾龍一訳、「中立化と脱政治化の時代」長尾龍一訳、「フーゴー・プロイス」上原行雄訳、「政治的なものの概念」菅野喜八郎訳、「現代帝国主義の国際法的諸形態」長尾龍一訳、「ライヒ・国家・連邦」長尾龍一訳、法学的思惟の三種類」加藤新平+田中成明訳。 ■第II巻(1936-1970):「「ドイツ法学におけるユダヤ人」学会への結語」長尾龍一訳【新訳】、「ホッブズと全体主義」長尾龍一訳、「全面の敵・総力戦・全体国家」長尾龍一訳、「レヴィアタン――その意義と挫折」長尾龍一訳、「戦争概念と敵概念」長尾龍一訳、「日本の「アジア・モンロー主義」」長尾龍一訳、「ジャン・ボダンと近代国家の成立」長尾龍一訳、「獄中期――故ヴィルヘルム・アールマン教授を追憶して」長尾龍一訳、「価値による専制」森田寛二訳、「政治神学II――「あらゆる政治神学は一掃された」という伝説」長尾龍一+新正幸訳。 幻の公衆 ウォルター・リップマン(1889-1974):著 河崎吉紀(1974-):訳 柏書房 07年6月 2,940円 46判163頁 ISBN:978-4-7601-3169-3 ■帯文より:名著『世論』〔岩波文庫〕に続いて刊行されていた警醒〔ママ〕の書、待望の邦訳! 現代日本を覆う政治的無関心へのリアルな処方箋をも提示する、不朽の晴眼。 ●原著は1923年に執筆されたものと訳者あとがきには書いてあります。小著ながら重要な本で、デューイが『現代政治の基礎』(みすず書房、1969年)で、本書からの影響を受けていることを告白しているそうです。 リベルテに生きる――パリ市長ドラノエ自叙伝 ベルトラン・ドラノエ(1950-):著 八木雅子:訳 ポット出版 07年6月 2,310円 B6判233頁 ●著者はゲイであることをカムアウトしている市長さんです。 ワルシャワ・ゲットー日記――ユダヤ人教師の記録 〔縮訳版〕 ハイム・A・カプラン:著 アブラハム・I・キャッチ:編 松田直成:訳 風行社 2,415円 B6判240+10頁 アドラーの思い出 G・J・マナスター+G・ペインター+D・ドイッチュ+B・J・オーバーホルト:編 柿内邦博+井原文子+野田俊作:訳 創元社 07年6月 2,625円 46判244頁 ギリシア悲劇全集 (1) アイスキュロス I 岩波書店 07年6月 4,620円 A5判384頁 ISBN978-4-00-091603-5 ●全13巻・別巻1。第三次刊行の第三回配本。再刊はたいへんめでたいのですが、こういう古典集成こそなんとか文庫化していただけないものでしょうか。 英雄伝 (1) プルタルコス:著 柳沼重剛:訳 京都大学学術出版会 07年6月 4,095円 46判453頁 フランス詩大系 窪田般弥:責任編集 青土社 07年6月 8,820円 菊判841+5頁 アフリカ文化論 (1) 南アフリカの歴史と哀しき人間の性 玉田吉行:著 門土社 07年4月 760円 A5判63頁 ●ノヴァステラ叢書の一冊。門土社と言えば、77年に刊行されていたチヌア・アチェベの『崩れゆく絆』(古川博巳:訳)の改訳が進んでいるという情報が以前からネットで流れていますが、その後どうなっているのか(あるいは門土社ではないのか)、非常に気になるところです。 聖骸布の男――あなたはイエス・キリスト、ですか? ガエタノ・コンプリ:監修 講談社 07年6月 3,780円 B4変型79頁 ISBN:978-4-06-213957-1 ●世界初実物大ポスター付き(上半身・ネガ画像)というのがすごいですね。どうぜなら全身ポスターにしてほしかったですが、それは難しい要求というものなのでしょう。 MONUMENT FOR NOTHING 会田誠:著 グラフィック社 07年6月 5,040円 A4変形判245頁 遠い視線――Scenes of Vietnam 鳥羽美花:著 New York Art 07年6月 5,040円 27×32cm / 63p ●染色絵画の作品集。 OIL 2006 上本ひとし:著 冬青社 07年7月 3,675円 26×27cm / 75p ●道端の油染みの写真集だそうです。ユニーク。 サメの世界――写真図鑑 第2版 仲谷一宏:文 中村庸夫ほか:写真 データハウス 07年7月 1,575円 46判86頁 京都異国遺産 鶴岡真弓:編著 平凡社 07年6月 2,100円 A5判215頁 *** ◎注目の文庫、新書 人間の学としての倫理学 和辻哲郎:著 岩波文庫 07年6月 735円 277+8頁 ISBN978-4-00-381104-7 ●『倫理学』全4巻に続いての文庫化。解説は子安宣邦さん。 ●今月の岩波文庫は重版再開のラインナップが素敵です。『ソポクレス コロノスの オイディプス』高津春繁:訳、G・ルフェーヴル『1789年-フランス革命序論』高橋幸八郎ほか訳、『ティル・オイレンシュピーゲルの 愉快ないたずら』阿部謹也訳、『ホフマン短篇集』池内紀編訳。 アフリカの印象 レーモン・ルーセル:著 岡谷公二訳 07年6月 HL判410頁 ISBN978-4-582-76613-4 ●『ロクス・ソルス』に続いてライブラリー化。巻末エッセイは保坂和志さん。 工手学校――旧幕臣たちの技術者教育 茅原健(1934-):著 中公新書ラクレ 07年6月 924円 345頁 ■
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by urag
| 2007-06-17 23:46
| 本のコンシェルジュ
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2007年 06月 12日
G・C・スピヴァクさんが来月来日され、以下の通り各地で講演会が開かれます。 07年7月7日(土) 題目「人文学における学問的アクティヴィズム」(終了後有料懇親会あり) 時間:15:00-18:00(開場14:30) 場所:一橋大学東キャンパス 東2号館2201教室 主催:一橋大学言語社会研究科・社会学研究科 問い合わせ先:鵜飼研究室 電話042-580-9034 07年7月10日(火) 題目:「比較文学再考」(通訳付き) 時間:18:00-21:00 場所:佐眞真美術館 901-2204沖縄県宜野湾市上原358 電話098-893-5737 主催:スピヴァク招聘インターカレッジ沖縄実行委員会 会費:1000円 問い合わせ先:琉球大学法文学部新城郁夫研究室 07年7月14日(土) 題目:「ガヤトリ・C・スピヴァクとの対話」(非公開研究者会議) 場所:お茶の水女子大学 主催:お茶の水女子大学21世紀COE「ジェンダー研究のフロンティア」 07年7月18日(水) 題目:「他のアジア」(要予約) 時間:18:30-20:30 場所:国際文化会館岩崎小弥太記念ホール 会費:1500円(一般) 1000円(学生) 問い合わせ先:(財)国際文化会館 企画部 Tel.03-3470-3211 以上です。 ■
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by urag
| 2007-06-12 14:28
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