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カテゴリ:販売情報( 301 )


2018年 05月 08日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる本屋さん

2018年4月27日(金)オープン
フタバ図書ジ・アウトレット広島店:BOOK450坪、文具60坪、カフェ70坪、ゲーム50坪、セル50坪、カープグッズ他(レジ・バックヤード含め)120坪
広島県市佐伯区石内東4-1-1 THE OUTLETS HIROSHIMA 1F

日販帳合。弊社へのご注文は、芸術書の主要銘柄。株式会社フタバ図書の代表取締役社長、世良與志雄さんの挨拶状では「ライフスタイルを提案する「見つかる・育てる・感じる 広島エンタテイメント」をコンセプトに、書店を中心に文具・CD/DVD、ゲーム、タリーズ(カフェ)を併設し、今までにない本との出会いを楽しんでいただける洗練された品揃えで、より多くのお客様に喜んでいただく所存」とのことです。営業時間は10:00~20:00。

「THE OUTLETS HIROSHIMA(ジ・アウトレット・ヒロシマ)」のウェブサイト下の店舗ページにある紹介文「フタバ図書の新しいカタチ-ジアウトレット広島店-」では「フタバ図書が目指すのは書店の新しい形です。情報発信の最先端として人々の新たな発見・機会の場となり、地域・人・文化を育む、そんな存在であり続けたいと思っています。本を中心にCD、DVD、ゲーム、文具などさまざまなエンタテインメントを組み合わせつつ、タリーズコーヒーも併設し、くつろぎの空間もご提供いたします。コンセプトは「見つかる・育てる・感じる 広島エンタテインメント」。従来の形にとらわれない柔軟な発想で、「広島にフタバ図書がある意味」を感じていただける複合書店として進化を続けて参ります」とも書かれています。

入居先の複合施設「THE OUTLETS HIROSHIMA」は、日販広島支店の支店長、岡田充弘さんの挨拶状を参照すると、「本格アウトレット×エンターテインメント×地域との出会い」をコンセプトに国内外の人気のブランドショップが集積したアウトレットフロアと、瀬戸内・広島の食文化やライフスタイルを体感できる「食」や、シネマ・アクティビティーなど体感型の「遊び」のコンテンツが充実したフロアから成る、賑わいあふれる“地域創生型商業施設”だそうで、全国に先駆けた「THE OUTLETS」第1号店なのだとか。

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前回、当ブログで新規開店情報を発信したのは昨年9月でした。弊社のような小零細の専門書版元に開店分の発注があることはさほど多くはなく、新規店のオープンにも波があります。一方で、閉店情報は継続的に耳に入ってきます。正確に言えば、閉店前に知るのは返品依頼がある時がほとんどで、たいていは事後的に気づくものなのですが。

09月24日:書原仙川店(トーハン帳合)
11月26日:旭屋書店イオン宮崎店(トーハン帳合)
02月20日:幸福書房南口〔代々木上原〕店(トーハン帳合)
02月28日:ブックファースト京都店(トーハン帳合)
02月28日:ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザ店(大阪屋栗田帳合)
03月21日:ジュンク堂書店松戸伊勢丹店(大阪屋栗田帳合)
03月31日:あおい書店川崎駅前店(トーハン帳合)
04月26日:山下書店渋谷南口店(トーハン帳合)
05月20日:新星堂カルチェ5柏店(日販帳合)※書籍売場のみ閉店、CD売場は継続。
06月25日:青山ブックセンター六本木店(日販帳合)

あおい書店川崎駅前店の閉店をめぐっては、「yamak's diary」2017年3月11日付エントリー「あおい書店 閉店とリアル大型書店の価値」を興味深く拝読しました。特に次のくだり。

「今リアル大型書店に将来性は全く期待されていません。もちろん自分もAmazonは利用しますし、電子書籍も買います。ただ自分にとってはリアル大型書店でしかない価値はいまだに大きい。/Web書店は買うものが明確に決まっているときはいいのですが、なんとなくその分野の本を調べたいときに一覧性が悪いです。物理的な書棚の背表紙の情報量に対し、ディスプレイの情報量は少なすぎる。〔…〕Amazon時代のリアル書店の方向性として、店主のセレクトショップ的な方向が注目されたりしています。でも自分はそれには全く興味ないですね。店主とのコミュニケーションにも全く興味がないです。/リアル大型書店には自分にとってはまだ大きな価値がある。ただその価値は多くの人にとってはなくなってきているのは事実だと思います。そこをなんとかする案が自分にあるかというと思いつかないです」。

リアル大型書店にはまだ大きな価値がある、という言葉に励まされる業界人は多いと思います。私も同感です(ちなみに私は「店主のセレクトショップ」も、センスの良い品揃えならたちまち好きになります)。紙の本を作る出版社と、紙の本を売る書店が「あってもいい」と思って下さる方がいるならば、とても嬉しいですし、人の目を気にせずに本をゆっくり選べる大書店がまだ望まれているなら、なおさら業界人はそのことを意識すべきです。ブログ主さんが書いているように、「その価値は多くの人にとってはなくなってきている」のかもしれないのですから。

書店さんの現在形は上記の新規店情報で見た通り「複合書店」です。もうしばらくは様々な複合形態が模索され続けるでしょうし、書店以外の小売店が書籍売場を新設する形態も引き続き追求されるだろうと思われます。そして「ポスト複合化」の鍵のひとつが、町の本屋さんの復活としての小規模セレクトショップにあることはおそらく間違いありません。昨今ではセレクトショップというと、VMD優先型の美的な複合店が思い浮かびますが、前述の「町の本屋さんの復活としての小規模セレクトショップ」というのはそれとは異なり、パターン配本に頼らず選書できる書店員さんがいて、地域に密着しつつ、書棚の手入れを怠らないような、小規模な本屋さんのことであって、チェーン店が展開している複合書店とは基本的に別物です。出版業界にとって大きな問題なのは、セレクト型の複合店にせよ大型店にせよ、人材不足が進行していることです。経験者をリストラして、より賃金の安い未経験者でも運営できるような店づくりが進んでいる現実がその背景にあります。結局のところ、書店員というのは未経験者でも簡単にこなせる職種とは言い難く、人材を失えば運営はままなりません。このことは「書店」を「出版社」と置き換えても同様のことが言えます。そうした事実――書店や出版社の仕事がプロフェッショナルな職能であること――がちゃんと認識されていないどころか、軽視されている気さえします。

最近では退職した書店経験者や版元経験者はますます業界外に移る傾向が強まっているように感じます。経験者を大切にしない業界はどんな職種であれ、衰退を避けられないだろうというのが私の意見です。出版業界にとって重要な課題は、経験者を大切にしうるほどの収益をいかに上げるかということです。今後、製造(出版社)と販売(書店)は利益分配をめぐっていっそう緊密に連携しなければならないでしょうし、それは相互の買収というかたちも当然含むことになるでしょう。そうした再編劇はすでに始まっています。

大型書店の衰退がどういった未来を招来するかについては語るべきことが多いのですが、いったんここで筆を擱きます。ここから先は昨年11月、第29回まで書いてその後中断ている「メモ」の続きを書くことになるからです。あれ以降、つまりここ半年間に、様々な出来事が業界を襲っており、注目すべき事案は多いです。しかし、今はそれを書き留めている時間すらもどかしいほどの変化が進行しています。出版業界の誰もが、とまでは言わないにしても大多数が、自分がまず死なないようにその日を精一杯生きるしかないような、立ち止まって考えているいとますら許されないような、そうした切迫した危機のさなかにいるのではないでしょうか。私たちは崩壊過程に直面しています。そしてその崩壊の中から、新しい樹々を育てなければならないのです。これは絶望の態度でも単純な盲目でもありません。終末でも革命でもない、二者択一ではないいばらの道。

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by urag | 2018-05-08 19:44 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2018年 03月 30日

取次搬入日決定及び書影公開:ナンシー『ミューズたち』

ジャン=リュック・ナンシーの『ミューズたち』の取次搬入日が決定しました。日販、大阪屋栗田、トーハン、いずれも4月5日(木)です。ネットかリアルかを問わず、書店さんでの扱いは6日以降に、順次発売開始となるかと思われます。書影も公開いたします。46判より左右が短い、縦長のスリムな造本です。

シリーズ「芸術論叢書」
1)イヴ=アラン・ボワ/ロザリンド・クラウス『アンフォルム――無形なものの事典』
2)リピット水田堯『原子の光(影の光学)』
3)ベルント・シュティーグラー『写真の映像――写真をめぐる隠喩のアルバム』
4)ジョルジュ・バタイユ『マネ』
5)ジャン=リュック・ナンシー『ミューズたち』

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by urag | 2018-03-30 17:11 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 14日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる本屋さん

2017年11月27日(月)オープン
ブックファースト中野店:750坪(図書650坪、文具・カフェ100坪)
東京都中野区中野4-3-1 中野サンクォーレ 1~2F

トーハン帳合。弊社へのご注文は、人文、芸術、文芸、などの主要書。ブックファーストの代表取締役社長の庄司和人さんによる挨拶状によると、9月3日で閉店した「あおい書店中野本店」を大幅改装し、地域最大規模となる100席を擁するカフェスペースを設置するほか、文具雑貨売場も併設するとのことです。

周知の通り、トーハンの2017年3月1日付ニュースリリース「株式会社あおい書店再編についてのお知らせ」によれば、「トーハングループの書店事業会社である、株式会社あおい書店(本社・東京都中野区、代表取締役社長・佐々木基樹)は、平成29年4月1日に組織再編を行い、グループ内の別の書店事業会社3社へ、その事業及び店舗を移管、統合いたします」とのことでした。内訳は、あおい書店19店舗のうち、ブックファーストへの変更は6店舗(川崎駅前店、中野本店、六本木店、高田馬場店、横浜店、京都西院店)で、スーパーブックスへの変更が4店舗、らくだへの変更が9店舗。株式会社スーパーブックスは、山下書店/メディアライン/スーパーブックスなどを運営し、株式会社らくだは、らくだ書店/カフェベーカリー・ナギーを運営しています。

出版界に多少詳しい方は「なぜこれほどまでに取次傘下の書店が増えたのか」という印象をお持ちかもしれませんね。ちなみに名古屋市に本社のある「株式会社あおい書店」(名古屋市熱田区三本松町17番4号 神宮葵ビル、代表取締役社長・八木隆司)から会社分割されたのが上記の中野区法人(4月再編により解散)で、名古屋市法人の傘下では五反田店と新大府店が今年1月に閉店済で、残るは「あおい書店上大岡店」のみのようです。

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by urag | 2017-09-14 14:46 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 06日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる本屋さん

2017年10月27日(金)オープン
丸善横浜みなとみらい店:300坪(書籍270坪)
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-2 みなとみらい東急スクエア 3F
トーハン帳合。弊社へのご発注は芸術書と人文書の主要商品。取次さんの出品依頼書によれば、横浜高速鉄道みなとみらい線の「みなとみらい駅」直結の複合施設であるクイーンスクエア横浜内の「クイーンズスクエア横浜アット!」と「クイーンズイースト」の両ショッピングセンターが統合され、「楽しさ」や「くつろぎ」など非日常感の提供をコンセプトにした「みなとみらい東急スクエア」にリニューアルされ、丸善がその中に入る、ということだそうです。営業時間は10時~21時。弊社商品の場合、近隣では桜木町駅の紀伊國屋書店みなとみらい店さんで新刊を扱っていただくことがありましたが、既刊を含めると弊社の商品の扱い点数がより多いのは丸善さんということになりそうです。

みなとみらい東急スクエアについての東急の4月26日付プレスリリースをおさらいしておくと、「ベイエリアの景観や開放感を求めて、観光やショッピングなど、みなとみらい地区を訪れるお客さまに、“楽しさ”や“くつろぎ”など非日常感を提供するというコンセプトのもと、より多くの世代のお客さまにお越 しいただけるよう、東急スクエアブランドの新たなショッピングセンターへと生まれ変わります。なお、営業面積は約25,000㎡となる予定で、東急スクエアブランドとしては青葉台東急スクエアに次ぐ規模となります」とのこと。ちなみに青葉台東急スクエアのSouth-1別館3~4Fにはブックファースト青葉台店が入っているのは周知の通り。こちらは青葉台地区最大級(530坪・40万冊)の品揃え。

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言うまでもありませんが、弊社の本を扱って下さる新規店さんはごく一部のお店で、世間では各地に新しい本屋さんが生まれています。日本全国書店・古本屋チェーンマップさんの「新規開店店舗一覧」や、開店閉店.comさんの「書店・文具」部門をご覧ください。閉店情報にいささか驚いているのは、9月24日閉店予定の書原仙川店さん(トーハン帳合)です。弊社の本を扱って下さる本屋さんがまたひとつ・・・という。なお、八重洲ブックセンターさんは8月31日に日比谷シャンテ店、9月30日に恵比寿三越店を閉店とのこと。両店ともトーハン帳合です。チェーン店の経営スリム化は避けられない時代なのかもしれません。

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by urag | 2017-09-06 00:45 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 24日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる本屋さん

2017年9月15日(金)オープン
ブックスMOA大曲店:図書422坪、文具122坪、カフェ50坪
秋田県大仙市飯田字堰東219番地
日販帳合。弊社へのご発注は写真集数点。取次の発注依頼書および挨拶状によれば、大曲店は秋田県下にて「ブックスMOA」屋号で4店舗を運営している秋田トヨタが展開する5店舗目。国道105号線(大曲西道路)の飯田インターチェンジ出入口から100メートルほどの郊外に位置し、県内陸部の横手、大仙、湯沢エリアで一番店を目指すとのことです。また秋田トヨタと丸善ジュンク堂書店の連名による挨拶状には、什器レイアウト・選書・ジャンル構成・棚詰・研修に至るまで、業務提携先である丸善ジュンク堂書店の全面協力を得ているとのことです。ブックスMOAの特徴はトヨタのディーラーが併設されている点。

弊社のようなパターン配本を実施していない版元が気になるのは、今後の新刊の取り扱いについてです。同チェーンでは支店さんから新刊の事前発注が入ったことがないため、初期在庫のみのお付き合いに終わってしまいがちなのです。せっかく新規開店用に出品したものの、その先が続かないという。その辺を日販さんや書店さんには分かっていただけたら、と願っている次第です。

2017年10月28日(土)オープン
ジュンク堂書店秋田店:図書507坪
秋田県秋田市千秋久保田町4-2 秋田オーパ 6F
トーハン帳合。弊社へのご発注は芸術書および人文書の主要商品。今年2月26日に閉店した旧秋田店でしたが、秋田フォーラスが耐震工事によって秋田オーパへと生まれ変わるのに伴い、6Fに出店。丸善ジュンク堂書店の挨拶状によれば、「再オープンに際しまして売場が2フロアから1フロアになり売場面積が643坪から507坪に変更となりますが基本コンセプトは変更することなく専門書をはじめとした商品の充実を計り、地域一番の品揃えを目指」すとのことです。営業時間は10時から21時。

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このほか、短冊のみのご発注では福岡市の六本松蔦屋書店さんや、中央区日本橋のHAMA HOUSEさんから芸術書のご発注を頂戴しました。

前者の六本松蔦屋書店は、「西日本新聞」2017年2月2日付記事「六本松九大跡地に「蔦屋書店」と「ボンラパス」 今秋開業、JR九州が発表」によれば、JR九州は福岡市中央区六本松の九州大キャンパス跡地に複合ビルと分譲マンションを建設中で、複合施設の低層棟である「六本松421」(10月オープン予定)の1Fにスーパー「ボンラパス」、2Fに蔦屋書店や学童保育施設やクリニック、3Fに九州大学法科大学院、5Fに福岡市科学館が入るそうです。

後者のHAMA HOUSEは、株式会社good morningsがプロデュースする「街のリビング」を目指すと謳う複合施設の名称で、一階は書店兼カフェ、二階はキッチンスタジオ兼オフィス、三階はスモールオフィスからなる、 三階建ての拠点とのことです。安田不動産のプレスリリースによれば9月9日オープン。

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一方、閉店情報も入ってきています。8月31日で閉店するのは大阪屋栗田帳合のブックカフェ「BOWL」の富士見店(125坪、2015年4月10日開店)と海老名店(172.52坪、2015年10月29日開店)の2店舗。素敵なお店だっただけに2年での撤退は残念です。日本紙パルプ商事の子会社でBOWLの経営主体である「リーディングポートJP」はどうなるのでしょうか。また、BOWLの運営主体である大阪屋栗田の子会社「リーディングスタイル」が手がけるブックカフェでは、すでにソリッド・アンド・リキッドテンジンが今年1月15日に閉店しており、同町田店は昨年8月5日にコミコミ・スタジオとしてリニューアルしています(参照:「町田経済新聞」2016年8月6日付記事「町田の書店「ソリッド・アンド・リキッド」改装 ボーイズラブ作品に特化」)。そして今月末BOWLの2店舗が閉店と。なんとなく嫌な流れではあります。あれだけきれいに作り込んでも継続困難なら、そもそも巨大SC内のブックカフェに未来はあるのか、と思わなくもないです。

ちなみに今日の「朝日新聞」ではこんな記事が出ました。2017年8月24日付、赤田康和・塩原賢氏記名記事「書店ゼロの自治体、2割強に 人口減・ネット書店成長…」です。曰く「書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が増えている。出版取次大手によると、香川を除く全国46都道府県で420の自治体・行政区にのぼり、全国の自治体・行政区(1896)の2割強を占める。「文化拠点の衰退」と危惧する声も強い」と。
 
「トーハン(東京)の7月現在のまとめによると、ゼロ自治体が多いのは北海道(58)、長野(41)、福島(28)、沖縄(20)、奈良(19)、熊本(18)の順。〔・・・〕全国の書店数は1万2526店で、2000年の2万1654店から4割強も減った(書店調査会社アルメディア調べ、5月現在)。人口減や活字離れがあるほか、書店の売り上げの6~7割を占める雑誌の市場規模は10年前の6割に縮小。紙の本の市場の1割を握るアマゾンなど、ネット書店にも押される。経営者の高齢化やコンビニの雑誌販売なども影響する。日本出版インフラセンターの調査では、過去10年で299坪以下の中小書店は減少したものの、300坪以上の大型店は868店から1166店に増加。書店の大型化が進む」。

実際のところ砂漠化が進んでいるのは地方だけではなく、東京都下でもどんどん街ナカ書店が閉店しています。また、大型書店が増えているとはいえ、本の売上は増えていませんから、大ざっぱに言えば、売上が回復していないのに無理やり大型書店を作っている、という状況が続いているわけです。

記事では続けて、「街の書店は、子どもが絵本や児童文学を通じて活字文化の魅力に接する場であり、ネットが苦手な人の情報格差を埋める機能もある。地方都市では地域の人が集い交流する場でもあった。手にとって未知の本を読み、関心の領域を広げる機会も得られる」という風に、書店の社会的役割を指摘し、文字・活字文化推進機構副会長の作家、阿刀田高さんの「書店は紙の本との心ときめく出会いの場で、知識や教養を養う文化拠点。IT時代ゆえに減少は避けられないが、何とか残していく必要がある」というご発言で記事を締めくくっています。

本屋を何とかなくしたくない、という思いは多くの出版人が共有するものかと思いますが、文化拠点としての書店は図書館のように行政が支えるものではなく、市民が直接支えるものなので、商売にならない場合はたちまち消え去っていくのだということを覚悟する必要があると思います。

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by urag | 2017-08-24 17:39 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 08月 02日

取次搬入日確定:ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない』

ポール・ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(田中東子/山本敦久/井上弘貴訳)の取次搬入日が決まりました。日販、トーハン、大阪屋栗田、いずれも8月4日(金)です。書店さんの店頭に並び始めるのは都心の超大型店では5日以降で、全国の書店さんでは8日(火)以降になるものと見込まれます。どの書店に入荷予定かは、地域を指定してお問い合わせいただければお答えします。

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by urag | 2017-08-02 14:55 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 07月 13日

既刊書情報補完:2016年4月~7月刊

◎2016年7月7日発売:W・ウォルターズ『統治性――フーコーをめぐる批判的な出会い』本体2,500円。
書評1⇒ぷよまる氏書評「フーコーを使う、理論を使う」(「綴葉」352号、2016年11月)
書評2⇒山本奈生氏書評(『佛大社会学』第41号、2017年3月30日発行)

◎2016年7月1日発売:G・バタイユ『マネ』本体3,600円。
書評1⇒濱野耕一郎氏書評「期待を裏切る至高のタブロー――バタイユによるマネ論」(「週刊読書人」2016年9月9日号)
書評2⇒中島水緒氏書評「マネ作品の可能性を汲み尽した比類なき芸術論」(「美術手帖」2016年11月号BOOK欄)

◎2016年5月25日発売:『ユンガー政治評論選』本体2,800円。

◎2016年4月15日発売:『表象10:爆発の表象』本体1,800円。

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by urag | 2017-07-13 10:41 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 30日

取次搬入日確定:ロゴザンスキー『我と肉』

ジャコブ・ロゴザンスキー『我と肉――自我分析への序論』(本体4,800円、シリーズ・古典転生第16回配本)の取次搬入日が確定しました。日販、トーハン、大阪屋栗田、ともに7月4日(火)です。搬入後、翌日から中二日以降順次、書店店頭での発売開始となります。どのお店に配本されるかについては、当ブログコメント欄や、電話、メールなどで地域を指定してお尋ねいただければお答えいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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なおご参考までに本書の詳細目次を公開いたします。

序論
第一部 自我殺しに抗して
「私は死につつある」あるいはハイデガーの呼びかけ
「私は他者たちである」
「私は死(に臨)んでいる」
「個人には何の価値もない」(ハイデガーのナチズムについて)
〈存在〉の十字架
「私は鏡のなかに自分を見る死人である」あるいはラカンの主体
 死像段階
「では誰が、私が死んでいることを知っていたのか」
「エスがあったところに、〈私〉が生じなければならない」(フロイトへの回帰?)
第二部 デカルトへの回帰
「彼が私を欺くなら、私は在る」
 人間でもなく主体でもなく
「私は道であり、真理であり、生である」
 私の失調の瞬間
「神の前で/神の代わりに仮面をつけて」(デカルトの遺産)
第三部 自我分析への序論
 現象学の曖昧さ
 内在野
 肉的綜合――交叉
 触れている自分にどのようにして触れるか――交叉の(不)可能性
 触れられえないものと触れあって――残りもの
 これは私の身体である(のではない)――身体化の残りもの
 他人の彼方に
 交叉の危機
 憎悪から愛へ
 原臨終から復活へ
 解放へ向けて(内立)
文献一覧
訳者あとがき
事項索引
人名索引

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by urag | 2017-06-30 23:31 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 13日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる本屋さん

2017年7月7日(金)
ブックファースト六本木店:図書120坪
東京都港区六本木6-1-24 ラピロス六本木 1F

トーハン帳合。弊社へのご発注は芸術書主要書と人文書少々。トーハン傘下の株式会社ブックファーストは、2017年4月1日付で、株式会社あおい書店の6店舗(中野本店、六本木店、高田馬場店、横浜店、川崎駅前店、西院店)を事業承継。横浜店は4月26日(水)に「ブックファースト横浜西口店」(ダイエー横浜西口店5~6階)として再スタートしており、弊社でも最近ご注文をいただくようになりました。来月リニューアルオープンする六本木店は、日比谷線六本木駅直結の好立地。ブックファーストの代表取締役社長・庄司和人さんのお名前が記載された挨拶文によれば、「〔あおい書店としては〕5月20日をもって一時休業し、大幅な改装」の真っ最中で、「店舗イメージを一新するとともに、MDを強化し、最先端の情報・文化に触れている六本木のお客様にこれまで以上にご指示いただける、魅力的な売場を構築していきます」とのことです。

周知の通りブックファーストは「渋谷文化村通り店」を今月(2017年6月)4日で閉店。2007年10月の開業ですから、10周年まであと少しでした。同店は「ヴィレッジヴァンガード渋谷本店」として7月14日(金)に生まれ変わる予定です(今のところ弊社へのご発注は確認できません)。旭屋書店だったころがもはや遠い昔の話になってしまいました。

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一方、池袋駅直結の駅ビル「Esola」4Fで今月末(6月30日)、ドトールコーヒーと「かもめブックス」さんのプロデュースするブックカフェ「梟書茶房」が開店します。大阪屋栗田帳合。弊社へのご発注は、秘密にしておきます。なぜかと言うと、大阪屋栗田さんによる《書店販促お役立ち情報サイト》である「Oak Press」の6月2日付記事「6月末「本と珈琲 梟書茶房(フクロウ ショサボウ)」OPEN!【東京都 池袋】」によれば、同店の特徴として三店が掲出されており、その筆頭が「シークレットブック」といって、「店頭の約3,000冊の書籍のうち、販売する約2,000冊の書籍はすべて袋綴じの『シークレットブック』。梟書茶房オリジナルブックカバーで包まれた書籍は、表紙の紹介文と自分のインスピレーションで新たな読書体験を生み出します」とのことだからです。

また、同記事によれば「132席の店内は「珈琲と食事を楽しむ、読書と珈琲を楽しむ、物思いに耽る、お喋りする」をテーマに、その日の気分で使い分けられるように、4つの空間に分けてデザインしています」とのこと。同店の経営母体はメトロプロパティーズ。選書はかもめブックスの柳下恭平さんです。メトロプロパティーズのプレスリリースPDFはこちら

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by urag | 2017-06-13 18:13 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 08日

本日より一部書店にて先行発売:吉田昌平『新宿(コラージュ)』

森山大道『新宿』(月曜社、2002年)を全編コラージュした、吉田昌平さんの『新宿(コラージュ)』(本体5,800円、ISBN978-4-909242-00-6)が内沼晋太郎さん率いるnumabooksの書籍出版第一弾として刊行されました。本日(2017年6月8日)より一部書店にて販売が開始されています。全国書店での一般発売は7月上旬からの予定。詳しくは書名のリンク先をご覧ください。また、吉田さんと森山さんの対談「無限にコピーされる街 ――『新宿(コラージュ)』をめぐって」が今週より「DOTPLACE」にて公開されています。併せてご覧ください。

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by urag | 2017-06-08 15:32 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)