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カテゴリ:近刊情報( 248 )


2019年 10月 31日

月曜社2019年12月新刊:『森山大道写真集成(3)写真よさようなら』

芸術/写真集:2019年12月5日取次搬入予定

森山大道写真集成③ 【第4回配本】
写真よさようなら
森山大道[写真]
月曜社 2019年12月 本体7,500円
A4判変型[天地302mm×左右222mm 背幅33㎜ 重量1.7㎏]上製角背328頁
ISBN:978-4-86503-087-7 C0072

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

伝説的名作の復活(初版1972年写真評論社、2006年パワーショベル、2012年講談社)。中平卓馬との対談全文掲載。「あのころのぼくは、写真に対する過剰な想念の海で溺れる寸前だった。そして、やっとの思いで泳ぎ着いた彼岸が、この写真集だった。写真というものを、果ての果てまで連れて行って無化したかった」(森山大道)。デザイン:町口覚

シリーズ「森山大道写真集成」の特徴……写真家本人が参加する新たなディレクションのもと、初期の名作を初版当時の画像サイズのまま再現し、高精細印刷で新生させる決定版シリーズ。写真家自身による当時の回想、撮影にまつわるエピソード、撮影場所など、掲載全作品についての貴重なコメントを付して、資料的な側面も充実。既刊:①にっぽん劇場写真帖、②狩人、④光と影。続刊:⑤未刊行作品集(1964~1976年撮影、2020年夏配本予定)。

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by urag | 2019-10-31 11:53 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 30日

月曜社2019年11月末発売予定:『KIMI SAKAKI twinkle』

2019年11月29日取次搬入予定:芸術/画集

KIMI SAKAKI twinkle
榊貴美[画]
月曜社 2019年11月 本体価格2,000円
B5判[天地259㎜×左右182㎜ 背幅8㎜]並製96頁(4C=80頁/作品点数58)
ISBN:978-4-86503-089-1 C0071

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

榊貴美、待望の初作品集。私たちの不確かさを映しだす鏡のこどもたち。「榊貴美は、もはや絵画の古いステージに戻ることはできない。彼女は、ファントムの世界から、鏡の中の世界へと移行することに気づいてしまった者なのだから」(後藤繁雄:京都造形芸術大学教授)。テキスト:永方佑樹/立島惠/後藤繁雄。デザイン:中島浩

榊貴美(さかき・きみ)1983年、和歌山県生まれ。2010年、東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業。2012年、東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域修了。大学在学中より、個展、グループ展を各所で開く。

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by urag | 2019-10-30 23:37 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 10月 07日

月曜社11月新刊:ラシード・ブージェドラ『ジブラルタルの征服』

2018年11月1日取次搬入予定 *文芸/外国文学・マグレブ文学

ジブラルタルの征服
ラシード・ブージェドラ[著] 下境真由美[訳]
月曜社 2019年11月 本体:3,000円 46判並製292頁 ISBN: 978-4-86503-086-0

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

黄色、それから黄色っぽい色、そしてまた黄色……アルジェリアを舞台に過去と現在、歴史と虚構が交錯し、再説されるたびに差異を孕み、ズレが生じていく。真偽をめぐる境界の曖昧さのアレゴリーと、フィクションによる史実の征服。精密かつ流麗な仕掛けが動き出す。小説とはつまり挑発であり挑戦なのだ。冒険は読者とともに始まるだろう。複数の言語が入り乱れるマグレブ文学の快作。【叢書・エクリチュールの冒険、第14回配本】

冒頭部分より:
黄色、それから黄色っぽい色、そしてまた黄色。クレーン、というよりむしろもっと具体的には、まるで空と―― 一般に――呼ばれているものからおおよそなりたっている青い物質の中を突進する矢のように往来をやめない、等距離間を駆けめぐるのをやめないアームが空中に飛び出す。空をかき回し、掃き出し、まるで――クレーンのアームは――押しのけられた翼のように――いずれにせよ――台座の先で動き回っているのだが、その台座をなしているもう一方の翼からは、完全に独立して勝手に動いている。台座は地面に固定されているというか、それよりも――むしろ――つながれているかのようだ。そのせいでクレーンの腕は、もつれた紺碧の一種の天の布地の中にもろに浸っているかのように見える。そして、いわば正方形、長方形、菱形、円形等々にこの布地を分断し、ゆったりと、機械的で、反復的で、同一の大きな動きを見せている。そして何といっても黄色。それから黄色っぽい色。そしてまた黄色! 太陽の前を通るたびに、影の中を通るたびに。絶え間なく繰り返される往来は、金槌の一撃でへこまされたかのように、多少いびつだったり多少平板だったりする楕円形をした一種の円形に沿っている。この楕円は変形し、平らにされ、幾分押しつぶされたように、少々膨張している。その一方で、クレーンの固定された部分は足かせをはめられたかのように、永久に不動でいることを強制されているかのように、縛りつけられ、ロープでくくりつけられ、紐で結わえつけられ、ケーブル、平衡錘、留め具によって重くなり、地面に奥深く埋め込まれた根のように見える。・・・

原著:La prise de Gibraltar, Denoël, 1987 (MAARAKAT AZZOUKAK, ENAL, 1986).

ラシード・ブージェドラ(Rachid Boudjedra)1941年、アルジェリア東部のアイン・バイダに生まれる。1969 年、小説第一作『離縁』がフランスで「恐るべき子供たち賞」を獲得し、一躍注目を集めるが、アルジェリアで発禁となり、パリに亡命。1972年から1975年までをモロッコのラバトで過ごしたのち、アルジェリアに帰国。小説の他、詩、戯曲、エッセーと幅広い活動を繰り広げ、現在アルジェリアを代表する作家の1 人である。訳書に『離縁』(福田育弘訳、国書刊行会、1999年)がある。

下境真由美(しもさかい・まゆみ)セルジー・ポントワーズ大学にて博士号取得(比較文学)。現在、オルレアン大学准教授。フランス語圏マグレブ文学、ポスト・コロニアル文学、比較文学専攻。訳書にラシード・ミムニ『部族の誇り』(水声社、2018年)がある。

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by urag | 2019-10-07 23:59 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 09月 03日

2019年10月新刊:ジョルジョ・アガンベン『書斎の自画像』

書斎の自画像
ジョルジョ・アガンベン著 岡田温司訳
月曜社 2019年10月 本体:2,700円 46判並製226頁 ISBN: 978-4-86503-080-8 C0010

★アマゾン・ジャパンで予約受付中

内容:根本的に未完成なものとしての書斎。人々との出会い、書物との出会いの数々を明かしつつ、異なる時間と場所を宿すユートピアとしての書斎に託して、写真とともに綴られる、イタリア現代思想の重鎮による初めての自伝的エッセイ。【シリーズ〈哲学への扉〉第5回配本】

原書:AUTORITRATTO NELLO STUDIO, Milano: nottetempo, 2017.

ジョルジョ・アガンベン(Giorgio AGAMBEN)1942年ローマ生まれ。イタリアの哲学者。著書に、1970年『中味のない人間』(人文書院、2002年)、1977年『スタンツェ』(ありな書房、1998年;ちくま学芸文庫、2008年)、1979年『幼児期と歴史』(岩波書店、2007年)、1982年『言語と死』(筑摩書房、2009年)、1990年/2001年『到来する共同体』(月曜社、2012年/2015年)、1993年『バートルビー』(月曜社、2005年、本書)、1995年『ホモ・サケル』( 以文社、2003年)、1996年『人権の彼方に』(以文社、2000年)、1996年/2010年『イタリア的カテゴリー』(みすず書房、2010年)、1998年『アウシュヴィッツの残りのもの』(月曜社、2001年)、2000年『残りの時』(岩波書店、2005年)、2002年『開かれ』(人文書院、2004年;平凡社ライブラリー、2011年)、2003年『例外状態』(未來社、2007年)、2005年『?神』(月曜社、2005年/2014年)、2005年『思考の潜勢力』(月曜社、2009年)、2007年『ニンファ その他のイメージ論』(慶應義塾大学出版会、2015年)、2007年/2009年『王国と栄光』(青土社、2010年)、2008年『事物のしるし』(筑摩書房、2011年)、2009年『裸性』(平凡社、2012年)、2011年『いと高き貧しさ』(みすず書房、2014年)、2012年『オプス・デイ』(以文社、2019年)、2014年『身体の使用』(みすず書房、2016年)、2015年『スタシス』(青土社、2016年)、2016年『哲学とはなにか』(みすず書房、2017年)、2016年『実在とは何か』(講談社選書メチエ、2018年)などがある。

岡田温司(おかだ・あつし)1954年生まれ。京都大学大学院教授。専門は西洋美術史。近年の著書に『アガンベン読解』(平凡社、2011年)、『イタリアン・セオリー』(中公叢書、2014年)、『イメージの根源へ――思考のイメージ論的転回』(人文書院、2014年)、『映画は絵画のように――静止・運動・時間』(岩波書店、2015年)、『天使とは何か――キューピッド、キリスト、悪魔』(中公新書、2016年)、『映画とキリスト』(みすず書房、2017年)、『アガンベンの身振り』(月曜社、2018年)、『映画と芸術と生と』(筑摩書房、2018年)などがある。

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by urag | 2019-09-03 23:38 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 09月 03日

2019年10月新刊:水野浩二『倫理と歴史』

倫理と歴史:1960年代のサルトルの倫理学
水野浩二著
月曜社 2019年10月 本体:2,200円 B6変判並製360頁 ISBN: 978-4-86503-085-3 C0010

内容:人間の無条件的未来へと向かう思考。規範(倫理)と歴史の矛盾・対立をとおして生きる人間の姿を描こうとしたサルトルの弁証法的倫理学を、1960年代の草稿などの読解を通じて分析する。【シリーズ〈哲学への扉〉第4回配本】

★アマゾン・ジャパンにて予約受付中

目次:
第一部
第一章 神・本来性・全体的人間
 はじめに 
 一 不純な反省と純粋な反省
 二 神の観念の二重性 
 三 本来性 
 四 全体的人間 
 おわりに 
第二章 サルトル哲学と神の観念
 はじめに 
 一 〈神になろうとする企て〉と本来性
 二 存在論的学説としての神
 三 倫理学的学説としての神 
 四 本来性の倫理学と相互承認 
 五 内面化された神=〈人間〉 
 おわりに 
第三章 サルトルにおける倫理と政治
 はじめに 
 一 命令の空虚性と客観的事実 
 二 規範の二側面 
 三 規範としての〈全体的人間〉 
 四 無条件的未来の暫定性 
 おわりに 
第二部
第四章 倫理的規範と人間的実践(1)遺稿《倫理と歴史》(コーネル大学講演)についての研究
 はじめに 
 一 日常生活における命令的構造 
 二 倫理的命令と歴史的決定 
 三 倫理的規範と人間的実践 
 おわりに 
第五章 倫理的規範と人間的実践(2)遺稿《倫理と歴史》(コーネル大学講演)についての研究(続)
 はじめに
 一 規範の無条件的可能性:〈無条件的なもの〉と〈条件づけられたもの〉との弁証法 
 二 倫理的急進主義と内面性の主体
 三 倫理的逆説 
 おわりに
第六章 命令と価値:「弁証法的倫理」のための論考をめぐって
 はじめに
 一 無条件的規範にたいする能動的態度
 二 無条件的規範にたいする受動的態度 
 三 命令の三つの構成要素と惰性の内面化 
 四 倫理的急進主義 
 五 普遍的自由と価値 
 六 命令と価値との違い
 おわりに
第三部
第七章 〈非‐知(non-savoir)〉と〈なるべきである(avoir à être)〉:『主体性とは何か?』をめぐって
 はじめに
 一 〈非‐知〉から主体性‐対象へ
 二 心身統一体としての主体性
 三 〈なるべきである〉と統合・全体化・実践
 四 〈非‐知〉と無意識
 五 マルクス主義と弁証法的観念論
 六 全体的人間と欲求・労働・享受 
 おわりに
第八章 「全体化するものなき全体化」について
 はじめに
 一 作者なき人間的作品
 二 全体分解的全体化
 三 直接的全体化:受肉
 四 媒介的全体化:特異化
 五 共同的諸個人と統一性
 六 通時的総合
 おわりに 
第九章 倫理と歴史の弁証法
 はじめに
 一 「具体的倫理学」の構想
 二 主体性と歴史的実践 
 三 倫理的案出と無条件的未来 
 四 「歴史の倫理学」の構想 
 おわりに 
注 
あとがき
人名索引

水野浩二(みずの・こうじ):1952年生。札幌国際大学人文学部教授。著訳書に『サルトルの倫理思想』(法政大学出版局、2004年)、ジャン・ヴァール『具体的なものへ』(月曜社、2010年)、ジャン=ポール・サルトル『主体性とは何か?』(澤田直との共訳、白水社、2015年)など。

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by urag | 2019-09-03 23:29 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 07月 16日

月曜社8月新刊:久保明教『ブルーノ・ラトゥールの取説』

2018年8月7日取次搬入予定 *人文/現代思想

ブルーノ・ラトゥールの取説(トリセツ)
久保明教[著]
月曜社 本体:1,800円 B6変型判並製272頁 ISBN: 978-4-86503-079-2 C0010

最注目を浴びる思想家をめぐる初めての概説書!
アマゾン・ジャパンで予約受付中

科学やテクノロジーの考察から出発し、文化人類学、哲学、社会学、地理学、現代アート等に広範な影響を与えてきたフランスの哲学者ブルーノ・ラトゥール。近代的諸前提を絶えず相対化するがゆえに捉えがたいラトゥールの議論を、非還元主義からアクターネットワーク論、存在様態論へと至る一貫した知的探求として捉え直し、「テクノロジーとは何か」、「科学とは何か」、「社会とは何か」、「近代とは何か」、「私たちとは何か」という五つの問いを通じて、モダニズムとポストモダニズムの限界を乗り越えるノンモダニズムの思考を提示する。【シリーズ〈哲学への扉〉、第3回配本】

目次
序論
 対応説を超えて
 真面目すぎてはいけない
 取り扱い上の注意
第一章 テクノロジーとは何か
 社会の外側
 科学知識の社会学
 解釈の柔軟性
 アクターネットワーク
 非還元の原理
 仲介と媒介
 テクノロジーへの生成
 還元の倫理
第二章 科学とは何か
 同時否定
 事実らしさ
 ネットワークの長短
 インターナルとエクスターナル
 循環する指示
 制作される実在
 対応説の棄却
第三章 社会とは何か
 領域と関係
 二つの社会学
 構築とは何か
 意味作用
 非人間と権力
 アクターから学ぶ
 社会を変える
第四章 近代とは何か
 翻訳と純化
 実験共同体
 知識の政体
 二種の代理
 ノンモダニズム
 存在の諸様態
第五章 私たちとは何か
 三つの発想
 非還元主義的デトックス
 噛み合わないまま話し続ける
 汎構築主義の受動性
あとがき

久保明教(くぼ・あきのり)1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位習得退学。博士(人間科学)。一橋大学社会学研究科准教授。科学技術と社会の関係について文化/社会人類学の観点から研究を行う。主な著書に、『機械カニバリズム――人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ、2018年)、『ロボットの人類学――二〇世紀日本の機械と人間』(世界思想社、2015年)、『現実批判の人類学――新世代のエスノグラフィへ』(世界思想社、分担執筆、2011年)など。

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by urag | 2019-07-16 22:50 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 07月 02日

月曜社8月新刊:新井俊春『名人農家が教える有機栽培の技術』

2019年8月6日取次搬入予定 *農業

名人農家が教える有機栽培の技術
新井俊春:著 本田進一郎:編
月曜社 2019年8月 本体2,700円、46判[天地188mm×左右130mm×束16mm]並製304頁、ISBN:978-4-86503-078-5 C2016 重量:350g

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:いまままでにない詳細で実践的な有機栽培の文献。講座・講演などに引っ張りだこの篤農家の著者による、有機農業をめざす人たちの必読本、待望の刊行![巻頭カラー写真16頁76点、本文白黒写真約200点、図38点、表49点]

【主要目次】1章:有機農業への転換、2章:堆肥づくり、3章:土と作物、4章:土壌診断と生育診断、5章:トマトの栽培、6章:トマトの病害虫対策、7章:ニガウリの栽培、8章:葉菜類の栽培、9章:野菜の病害虫対策、10章: 野菜の品質保持、11章:施設、資材、機械、道具

著者:新井俊春(あらい・としはる:1955-)群馬県甘楽町の有機農家。農家に生まれ、30代のころから有機農業に取り組む。施設トマト、葉菜類などを栽培し、高い有機栽培の生産技術を有する。甘楽町有機農業研究会の代表をつとめ、若い農業者の指導もおこなっている。甘楽町有機農業研究会として、2010年日本農業賞特別部門優秀賞。2014年全国環境保全型農業推進コンクール最優秀賞。

編者:本田進一郎(ほんだ・しんいちろう)「別冊現代農業」、「農家が教えるシリーズ」(農文協)など、ロングセラーの農業書を多数執筆、編集。


by urag | 2019-07-02 16:04 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 04日

月曜社4月発売予定新刊『表象13:ファッション批評の可能性』

2019年4月26日取次搬入予定
※ゴールデンウィーク直前の物流混雑の影響が見込まれるため、連休明けの発売にずれこむ可能性があります。

表象13:ファッション批評の可能性
表象文化論学会=発行 月曜社=発売
本体:2,000円 A5判並製304頁 ISBN978-4-86503-074-7 C0010

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

20世紀末のファッション研究の興隆とともに、ファッション批評の試みも盛んとなった。しかし、多様な方法論と領域横断的アプローチを包摂するファッション研究は、未だ人文科学において独自の学術分野を形成しているとは言い難い。本特集では、共通項の多い映画批評/研究を補助線としつつ、現代のメディア環境における文化産業と批評の実践や研究の遂行との間の諸問題を剔抉し、ファッション批評/研究の可能性を徹底討議する。21世紀以降のファッション・スタディーズや、ファッション批評の包括的モデルを思考する上で礎石となるテクストの本邦初訳と解題も掲載。

目次:
★巻頭言
「経験と学問、あるいは、影を奪うために」田中純
★特集「ファッション批評の可能性」
共同討議「ファッション批評は可能か」平芳裕子+蘆田裕史+牧口千夏+三浦哲哉+門林岳史[司会]
「翻訳テクストへの序」蘆田裕史
「ベンヤミンと近代のファッションという革命」ウルリッヒ・レーマン|田邉恵子訳・解題
「ファッション批評の包括的システム」キョン-ヒ・チョイ&ヴァン・ダイク・ルイス|藤嶋陽子訳・解題
★投稿論文
「浮遊するカメラ・アイ――ヒッチコック『裏窓』とベケット『フィルム』をめぐって」岡室美奈子
「ミシェル・タピエの「アンフォルメル」概念について――『別の芸術』を中心に」野田吉郎
「王の肖像と装飾――ベルリン新博物館装飾壁画に描かれたフリードリヒ二世をめぐって」三井麻央
「エドワード・ゴードン・クレイグの仮面論と能の受容」山口庸子
★書評
「哲学は形式的告示であらざるをえないのか?――串田純一『ハイデガーと生き物の問題』書評」國分功一郎
「主体の哲学と概念の哲学のあいだで――阿部崇『ミシェル・フーコー、経験としての哲学』書評」柵瀨宏平
「ふたつの名をもつ国際展の定点観測――山下晃平『日本国際美術展と戦後美術史』書評」鯖江秀樹
「シェイクスピア受容研究と「女性史」の更新――北村紗衣『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』書評」米谷郁子
「文学と映画の結節点としてのグレアム・グリーン――佐藤元状『グレアム・グリーン』書評」高村峰生
「映画/テレビ産業間の闘争と協働――北浦寛之『テレビ成長期の日本映画』書評」北村匡平
「「どこ」への郷愁――岡村民夫『立原道造』書評」串田純一
「「自由」な芸術のアクチュアリティ――木水千里『マン・レイ』書評」利根川由奈
「書かれている順番で読むことの難しさ――福尾匠『眼がスクリーンになるとき』書評」廣瀬純
「見ることと真似ること――平芳裕子『まなざしの装置』書評」北村紗衣

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by urag | 2019-04-04 16:42 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 02月 25日

月曜社2019年3月末新刊:ロザリンド・E・クラウス『視覚的無意識』

月曜社新刊案内【芸術/批評】2019年3月25日取次搬入予定

視覚的無意識
ロザリンド・E・クラウス著
谷川渥/小西信之訳
月曜社 2019年3月 本体4,500円
46判[天地195mm×左右135mm×束31mm]上製528頁
ISBN:978-4-86503-073-0 C0070 重量:640g

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

モダニズムの眼が抑圧している欲望とはなにか? エルンスト、デュシャン、ジャコメッティ、ベルメール、ピカソ、ポロックらの作品のなかに近代の視を土台から蝕むものたち(「肉体的なもの」、「不定形」、「脈動」、「低さ」、「水平性」、「重力」、「痕跡」……)を、フロイト、ラカン、バタイユらの理論を援用しながら見出す試み。モダニズムの中核をなす「視覚性」概念を、主体の精神分析を採り入れつつ批判的に分析する、現代最重要の美術批評家の主著(1993年)、待望の日本語全訳。

目次:
謝辞
one
two
twoマイナスone
two再び
three
four
five
six
six再び
訳者あとがき(谷川渥)
訳者あとがき+(小西信之)
図版一覧
参考文献一覧
索引

ロザリンド・E・クラウス(Rosalind E. Krauss)1940年生。コロンビア大学教授。美術史・美術批評。著作に1985年『オリジナリティと反復』(リブロポート、1994年)、1993年『視覚的無意識』(本書)、1997年『アンフォルム――無形なるものの事典』(イヴ=アラン・ボワとの共著、月曜社、2011年)、1998年『ピカソ論』(青土社、2000年)、1999年『独身者たち』(平凡社、2018年)など。

谷川渥(たにがわ・あつし)1948年生。美学者。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。著書に、『鏡と皮膚――芸術のミュトロギア』(ちくま学芸文庫、2001年)、『シュルレアリスムのアメリカ』(みすず書房、2009年)、『新編 芸術をめぐる言葉』(美術出版社、2012年)、『肉体の迷宮』(ちくま学芸文庫、2013年)、『芸術表層論』(論創社、2017年)など。

小西信之(こにし・のぶゆき)1960年生。美術評論。東京藝術大学大学院美術研究科修了。愛知県立芸術大学教授。共著に、藤枝晃雄/谷川渥編著『芸術論の現在』(東信堂、1999年)、多木浩二/藤枝晃雄監修『日本近現代美術史事典』(東京書籍、2007年)など。

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by urag | 2019-02-25 09:09 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 02月 06日

3月初旬発売予定:筧菜奈子『ジャクソン・ポロック研究』

2018年3月06日取次搬入予定【芸術/現代アート】

ジャクソン・ポロック研究――その作品における形象と装飾性
筧菜奈子著
月曜社 2019年3月 本体:4,000円 A5判上製184頁 ISBN: 978-4-86503-072-3 C1071

ポロックの作品に一貫して描かれている形象を抉出するとともに、代表作のオールオーヴァー絵画を装飾と評することがなぜ忌避されてきたのかを綿密に分析する。形象と装飾という二つの観点から新たに捉え直す、ポロック作品の全体像。【シリーズ・古典転生:第19回配本、本巻18】

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

主要目次:
序論
第一部 ジャクソン・ポロックの作品における形象
第一章 オールオーヴァー絵画の制作過程
第二章 無意識をめぐる一九三四年から一九四六年のイメージの変遷
第三章 ブラック・ペインティングと書芸術
第二部 ジャクソン・ポロックの作品と装飾
第一章 ポロックの絵画における装飾模様的な性質
第二章 装飾としてのポロックの作品の受容
結論

筧菜奈子(かけい・ななこ)1986年生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。著書に『めくるめく現代アート――イラストで楽しむ世界の作家とキーワード』(フィルムアート社、2016年)、共訳書にティム・インゴルド『ライフ・オブ・ラインズ――線の生態人類学』(フィルムアート社、2018年)がある。現在、日本学術振興会特別研究員。岡山大学、京都精華大学などで非常勤講師をつとめる。

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by urag | 2019-02-06 23:46 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)