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カテゴリ:近刊情報( 243 )


2019年 07月 16日

月曜社8月新刊:久保明教『ブルーノ・ラトゥールの取説』

2018年8月7日取次搬入予定 *人文/現代思想

ブルーノ・ラトゥールの取説(トリセツ)
久保明教[著]
月曜社 本体:1,800円 46判並製272頁 ISBN: 978-4-86503-079-2 C0010

最注目を浴びる思想家をめぐる初めての概説書!
アマゾン・ジャパンで予約受付中

科学やテクノロジーの考察から出発し、文化人類学、哲学、社会学、地理学、現代アート等に広範な影響を与えてきたフランスの哲学者ブルーノ・ラトゥール。近代的諸前提を絶えず相対化するがゆえに捉えがたいラトゥールの議論を、非還元主義からアクターネットワーク論、存在様態論へと至る一貫した知的探求として捉え直し、「テクノロジーとは何か」、「科学とは何か」、「社会とは何か」、「近代とは何か」、「私たちとは何か」という五つの問いを通じて、モダニズムとポストモダニズムの限界を乗り越えるノンモダニズムの思考を提示する。【シリーズ〈哲学への扉〉、第3回配本】

目次
序論
 対応説を超えて
 真面目すぎてはいけない
 取り扱い上の注意
第一章 テクノロジーとは何か
 社会の外側
 科学知識の社会学
 解釈の柔軟性
 アクターネットワーク
 非還元の原理
 仲介と媒介
 テクノロジーへの生成
 還元の倫理
第二章 科学とは何か
 同時否定
 事実らしさ
 ネットワークの長短
 インターナルとエクスターナル
 循環する指示
 制作される実在
 対応説の棄却
第三章 社会とは何か
 領域と関係
 二つの社会学
 構築とは何か
 意味作用
 非人間と権力
 アクターから学ぶ
 社会を変える
第四章 近代とは何か
 翻訳と純化
 実験共同体
 知識の政体
 二種の代理
 ノンモダニズム
 存在の諸様態
第五章 私たちとは何か
 三つの発想
 非還元主義的デトックス
 噛み合わないまま話し続ける
 汎構築主義の受動性
あとがき

久保明教(くぼ・あきのり)1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位習得退学。博士(人間科学)。一橋大学社会学研究科准教授。科学技術と社会の関係について文化/社会人類学の観点から研究を行う。主な著書に、『機械カニバリズム――人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ、2018年)、『ロボットの人類学――二〇世紀日本の機械と人間』(世界思想社、2015年)、『現実批判の人類学――新世代のエスノグラフィへ』(世界思想社、分担執筆、2011年)など。

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by urag | 2019-07-16 22:50 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 07月 02日

月曜社8月新刊:新井俊春『名人農家が教える有機栽培の技術』

2019年8月6日取次搬入予定 *農業

名人農家が教える有機栽培の技術
新井俊春:著 本田進一郎:編
月曜社 2019年8月 本体2,700円、46判[天地188mm×左右130mm×束16mm]並製304頁、ISBN:978-4-86503-078-5 C2016 重量:350g

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:いまままでにない詳細で実践的な有機栽培の文献。講座・講演などに引っ張りだこの篤農家の著者による、有機農業をめざす人たちの必読本、待望の刊行![巻頭カラー写真16頁76点、本文白黒写真約200点、図38点、表49点]

【主要目次】1章:有機農業への転換、2章:堆肥づくり、3章:土と作物、4章:土壌診断と生育診断、5章:トマトの栽培、6章:トマトの病害虫対策、7章:ニガウリの栽培、8章:葉菜類の栽培、9章:野菜の病害虫対策、10章: 野菜の品質保持、11章:施設、資材、機械、道具

著者:新井俊春(あらい・としはる:1955-)群馬県甘楽町の有機農家。農家に生まれ、30代のころから有機農業に取り組む。施設トマト、葉菜類などを栽培し、高い有機栽培の生産技術を有する。甘楽町有機農業研究会の代表をつとめ、若い農業者の指導もおこなっている。甘楽町有機農業研究会として、2010年日本農業賞特別部門優秀賞。2014年全国環境保全型農業推進コンクール最優秀賞。

編者:本田進一郎(ほんだ・しんいちろう)「別冊現代農業」、「農家が教えるシリーズ」(農文協)など、ロングセラーの農業書を多数執筆、編集。


by urag | 2019-07-02 16:04 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 04月 04日

月曜社4月発売予定新刊『表象13:ファッション批評の可能性』

2019年4月26日取次搬入予定
※ゴールデンウィーク直前の物流混雑の影響が見込まれるため、連休明けの発売にずれこむ可能性があります。

表象13:ファッション批評の可能性
表象文化論学会=発行 月曜社=発売
本体:2,000円 A5判並製304頁 ISBN978-4-86503-074-7 C0010

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

20世紀末のファッション研究の興隆とともに、ファッション批評の試みも盛んとなった。しかし、多様な方法論と領域横断的アプローチを包摂するファッション研究は、未だ人文科学において独自の学術分野を形成しているとは言い難い。本特集では、共通項の多い映画批評/研究を補助線としつつ、現代のメディア環境における文化産業と批評の実践や研究の遂行との間の諸問題を剔抉し、ファッション批評/研究の可能性を徹底討議する。21世紀以降のファッション・スタディーズや、ファッション批評の包括的モデルを思考する上で礎石となるテクストの本邦初訳と解題も掲載。

目次:
★巻頭言
「経験と学問、あるいは、影を奪うために」田中純
★特集「ファッション批評の可能性」
共同討議「ファッション批評は可能か」平芳裕子+蘆田裕史+牧口千夏+三浦哲哉+門林岳史[司会]
「翻訳テクストへの序」蘆田裕史
「ベンヤミンと近代のファッションという革命」ウルリッヒ・レーマン|田邉恵子訳・解題
「ファッション批評の包括的システム」キョン-ヒ・チョイ&ヴァン・ダイク・ルイス|藤嶋陽子訳・解題
★投稿論文
「浮遊するカメラ・アイ――ヒッチコック『裏窓』とベケット『フィルム』をめぐって」岡室美奈子
「ミシェル・タピエの「アンフォルメル」概念について――『別の芸術』を中心に」野田吉郎
「王の肖像と装飾――ベルリン新博物館装飾壁画に描かれたフリードリヒ二世をめぐって」三井麻央
「エドワード・ゴードン・クレイグの仮面論と能の受容」山口庸子
★書評
「哲学は形式的告示であらざるをえないのか?――串田純一『ハイデガーと生き物の問題』書評」國分功一郎
「主体の哲学と概念の哲学のあいだで――阿部崇『ミシェル・フーコー、経験としての哲学』書評」柵瀨宏平
「ふたつの名をもつ国際展の定点観測――山下晃平『日本国際美術展と戦後美術史』書評」鯖江秀樹
「シェイクスピア受容研究と「女性史」の更新――北村紗衣『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』書評」米谷郁子
「文学と映画の結節点としてのグレアム・グリーン――佐藤元状『グレアム・グリーン』書評」高村峰生
「映画/テレビ産業間の闘争と協働――北浦寛之『テレビ成長期の日本映画』書評」北村匡平
「「どこ」への郷愁――岡村民夫『立原道造』書評」串田純一
「「自由」な芸術のアクチュアリティ――木水千里『マン・レイ』書評」利根川由奈
「書かれている順番で読むことの難しさ――福尾匠『眼がスクリーンになるとき』書評」廣瀬純
「見ることと真似ること――平芳裕子『まなざしの装置』書評」北村紗衣

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by urag | 2019-04-04 16:42 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 02月 25日

月曜社2019年3月末新刊:ロザリンド・E・クラウス『視覚的無意識』

月曜社新刊案内【芸術/批評】2019年3月25日取次搬入予定

視覚的無意識
ロザリンド・E・クラウス著
谷川渥/小西信之訳
月曜社 2019年3月 本体4,500円
46判[天地195mm×左右135mm×束31mm]上製528頁
ISBN:978-4-86503-073-0 C0070 重量:640g

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

モダニズムの眼が抑圧している欲望とはなにか? エルンスト、デュシャン、ジャコメッティ、ベルメール、ピカソ、ポロックらの作品のなかに近代の視を土台から蝕むものたち(「肉体的なもの」、「不定形」、「脈動」、「低さ」、「水平性」、「重力」、「痕跡」……)を、フロイト、ラカン、バタイユらの理論を援用しながら見出す試み。モダニズムの中核をなす「視覚性」概念を、主体の精神分析を採り入れつつ批判的に分析する、現代最重要の美術批評家の主著(1993年)、待望の日本語全訳。

目次:
謝辞
one
two
twoマイナスone
two再び
three
four
five
six
six再び
訳者あとがき(谷川渥)
訳者あとがき+(小西信之)
図版一覧
参考文献一覧
索引

ロザリンド・E・クラウス(Rosalind E. Krauss)1940年生。コロンビア大学教授。美術史・美術批評。著作に1985年『オリジナリティと反復』(リブロポート、1994年)、1993年『視覚的無意識』(本書)、1997年『アンフォルム――無形なるものの事典』(イヴ=アラン・ボワとの共著、月曜社、2011年)、1998年『ピカソ論』(青土社、2000年)、1999年『独身者たち』(平凡社、2018年)など。

谷川渥(たにがわ・あつし)1948年生。美学者。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。著書に、『鏡と皮膚――芸術のミュトロギア』(ちくま学芸文庫、2001年)、『シュルレアリスムのアメリカ』(みすず書房、2009年)、『新編 芸術をめぐる言葉』(美術出版社、2012年)、『肉体の迷宮』(ちくま学芸文庫、2013年)、『芸術表層論』(論創社、2017年)など。

小西信之(こにし・のぶゆき)1960年生。美術評論。東京藝術大学大学院美術研究科修了。愛知県立芸術大学教授。共著に、藤枝晃雄/谷川渥編著『芸術論の現在』(東信堂、1999年)、多木浩二/藤枝晃雄監修『日本近現代美術史事典』(東京書籍、2007年)など。

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by urag | 2019-02-25 09:09 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 02月 06日

3月初旬発売予定:筧菜奈子『ジャクソン・ポロック研究』

2018年3月06日取次搬入予定【芸術/現代アート】

ジャクソン・ポロック研究――その作品における形象と装飾性
筧菜奈子著
月曜社 2019年3月 本体:4,000円 A5判上製184頁 ISBN: 978-4-86503-072-3 C1071

ポロックの作品に一貫して描かれている形象を抉出するとともに、代表作のオールオーヴァー絵画を装飾と評することがなぜ忌避されてきたのかを綿密に分析する。形象と装飾という二つの観点から新たに捉え直す、ポロック作品の全体像。【シリーズ・古典転生:第19回配本、本巻18】

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

主要目次:
序論
第一部 ジャクソン・ポロックの作品における形象
第一章 オールオーヴァー絵画の制作過程
第二章 無意識をめぐる一九三四年から一九四六年のイメージの変遷
第三章 ブラック・ペインティングと書芸術
第二部 ジャクソン・ポロックの作品と装飾
第一章 ポロックの絵画における装飾模様的な性質
第二章 装飾としてのポロックの作品の受容
結論

筧菜奈子(かけい・ななこ)1986年生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。著書に『めくるめく現代アート――イラストで楽しむ世界の作家とキーワード』(フィルムアート社、2016年)、共訳書にティム・インゴルド『ライフ・オブ・ラインズ――線の生態人類学』(フィルムアート社、2018年)がある。現在、日本学術振興会特別研究員。岡山大学、京都精華大学などで非常勤講師をつとめる。

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by urag | 2019-02-06 23:46 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 01月 18日

月曜社2月下旬新刊:ハナ・ロスチャイルド『パノニカ――ジャズ男爵夫人の謎を追う』

2019年2月22日取次搬入予定【芸術/音楽】

パノニカ――ジャズ男爵夫人の謎を追う
ハナ・ロスチャイルド著 小田中裕次訳
月曜社 2019年2月 本体2,700円、46判(縦188.5mm×横130mm)上製384頁、ISBN:978-4-86503-069-3

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:ジャズ界の伝説のパトロン、ニカ男爵夫人の数奇なる生涯。ジャズに魅せられ、セロニアス・モンクの天才を深く愛し、その半生をジャズとモンクに捧げたニカ夫人(キャスリーン・アニー・パノニカ・ドゥ・コーニグスウォーター/旧姓ロスチャイルド)。長年の取材とニカを直接知る親族ならではの視点とエピソードで描く、日本ではあまり知られることのなかったその実像とは。「すっかり魅了される」(ガーディアン紙)。「明快な文章と見事なストーリー」(インデペンデント紙)。原著 The Baroness: The Search for Nica, The Rebellious Rothschild (Virago Press, 2012)

クリント・イーストウッド「ニカはジャズとビバップの文化を何もかも受け入れ、ジャズの持つ反抗的なところを愛していた。」
アーチー・シェップ「時代の先を行っていた人で、フェミニストの先駆者の一人であり、自分らしく生きる権利を行使した。」
ソニー・ロリンズ「彼女の物語は我々の物語でもあるんだ。」

著者:ハナ・ロスチャイルド(Hannah Rothschild)1962年生まれの映像作家、作家、慈善家。イギリスのロスチャイルド家第4代男爵ジェイコブ・ロスチャイルド氏の長女。オックスフォード大学を卒業後、BBCに入社し、主にアーティストを対象としたドキュメンタリー映画の制作を担当。小説にThe Improbability of Love(Knopf, 2015)がある。

訳者:小田中裕次(おだなか・ゆうじ)翻訳家。訳書に、アンディ・ハミルトン『リー・コニッツ:ジャズ・インプロヴァイザーの軌跡』(DU BOOKS、2015年)、ロビン・ケリー『セロニアス・モンク:独創のジャズ物語』(シンコーミュージック、2017年)がある。

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by urag | 2019-01-18 12:43 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 01月 18日

月曜社2月下旬新刊:須藤温子『エリアス・カネッティ――生涯と著作』

2019年2月19日取次搬入予定【人文思想/ドイツ文学】

エリアス・カネッティーー生涯と著作
須藤温子著
月曜社 2019年2月 本体3,500円 A5判上製376頁 ISBN: 978-4-86503-070-9 C1098

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:セファルディ系ユダヤ人であり、20世紀のドイツ語圏作家。ノーベル文学賞受賞者にして、数知れない故郷をもつ亡命者。そして、死の敵対者でありつづけた男。4つの言語を操りながらもドイツ語で書き続けたエリアス・カネッティの文学作品と思考の変遷をたどる力作。妻であり作家であったヴェーザの魅力にも触れる。【シリーズ・古典転生:第18回配本、本巻17】

著者:須藤温子(すとう・はるこ)1972年生まれ。日本大学芸術学部教授。専門はドイツ語圏文学、表象文化論、エリアス・カネッティ、ヴェーザ・カネッティ研究。著書に『狂気のディスクルス』(共著、夏目書房、2006年)、論文に第4回日本オーストリア文学会賞受賞論文「エリアス・カネッティの群衆――他者と偶有性への活路」(『ドイツ文学』第130号、2006年)、翻訳に『エリアス・カネッティ伝記』(上下巻、共訳、SUP 上智大学出版、2013年)などがある。

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by urag | 2019-01-18 12:37 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2019年 01月 08日

月曜社2019年2月新刊:松江泰治写真集『JP-34』

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2019年2月4日取次搬入予定【写真/芸術】

JP-34〔ジェイピーサンジュウヨン〕
松江泰治=写真
月曜社 2019年2月 本体3,600円
A4判変型[天地225mm×左右281mm×束9mm]上製角背64頁オールカラー
ISBN:978-4-86503-068-6 C0072 重量:600g

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

内容:広島市を中心に、宮島、呉、江田島などを収め地表と時層を眺望する、JPシリーズ*中の白眉となる作品集。地上の様子を精緻に再現する高精細印刷。「われわれは思いがけない距離から歴史の傷に触れてしまう」(倉石信乃/広島現代美術館展覧会カタログ『松江泰治ハンドブック』の解説より)。

*「JP」シリーズは、日本の各都道府県を空撮した作品集。広島は「JP-34」、青森は「JP-02」など、国際標準化機構ISO3166-2によって定められたコードがそのまま作品タイトルとなっている。

*広島市現代美術館で「松江泰治 地名事典」が開催中(~2019年2月24日)。

松江泰治(まつえ・たいじ)1963年東京生まれ。現在、東京にて制作活動。1987年東京大学理学部地理学科卒業。1996年第12回東川賞新人作家賞受賞。2002年第27回木村伊兵衛写真賞受賞。最近の写真集:『Hashima』(月曜社、2017年)、『LIM』(青幻舎、2015年)、『JP-01 SPK』(赤々舎、2014年)、『世界・表層・時間』(NOHARA、2013年)、『TYO-WTC』(赤々舎、2013年)、『jp0205』(青幻舎、2013年)。


by urag | 2019-01-08 19:29 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 12日

10月上旬刊行予定新刊:東琢磨/川本隆史/仙波希望編『忘却の記憶 広島』

月曜社新刊案内【2018年10月:人文/歴史/社会】
9月28日受注締切◆10月4日取次搬入予定※
※目下、取次が業量の平準化と分散化を強力に推進しているため、通常の発売予定が数週間ほど延期になる状況下に置かれております。正確な取次搬入日は後日あらためてお知らせいたします。→【9月28日追記】10月5日取次搬入となりました。書店さんでの店頭発売開始は10月10日以降となる予定です。

忘却の記憶 広島
東琢磨・川本隆史・仙波希望編
月曜社 2018年10月 本体価格2,400円
46判変型[天地180mm×左右120mm×束24mm]並製432頁 
ISBN:978-4-86503-065-5 C0020 重量:340g

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

広島学を起動する――被害地でも加害地でもある錯綜した場に立つ者は、いかに記憶を語り、あるいは忘却するのか。なぜそれは忘却されなければならなかったのかを問うことを通して、はじめて現在の広島を揺り動かすことができる。幾度も物語られるこの場所をもう一度語り直すために、批評家、研究者、労働者、アーティストなど13人が、街、島、路地……の記憶を織り上げる新たな試み=広島学の出発!

目次
忘却の記憶:編者まえがきあるいは解題的なものとして|東琢磨

◆忘却と記憶の時空
記憶のケアから記憶の共有へ:エノラ・ゲイ展示論争の教訓|川本隆史
「記憶のケア」を織り上げる:〈脱集計化〉を縦糸、〈脱中心化〉を横糸に|川本隆史インタビュー;聞き手=仙波希望/東琢磨
忘却の口:他なる記憶の避難所として|東琢磨

◆歴史と都市
軍都=学都としての広島|小田智敏
〈平和都市〉空間の系譜学|仙波希望
〈そこにいてはならないもの〉たちの声:広島・「復興」を生きる技法の社会史|西井麻里奈
原爆資料館の人形展示を考える|鍋島唯衣

◆ことば・映像
記憶する言葉へ:忘却と暴力の歴史に抗して|柿木伸之
占領の表象としての原爆映画におけるマリア像:熊井啓『地の群れ』を中心に|片岡佑介
結晶たちの「ヒロシマ」:諏訪敦彦の『H Story』と『A Letter from Hiroshima』|井上間従文

恨と飯:パフォーマンスの記録|ガタロ+ハルミ

◆文化実践と「ジモト学」
ジモトへのだらしない越境:哲学カフェとエルカップの試み|上村崇
「ジモト」を旅する/旅に落ち着く|峰崎真弥

ブックガイド
それぞれの〈ヒロシマ〉をとおって 編者むすび|東琢磨
あとがきにかえて|東琢磨
年表
編者・執筆者紹介

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東琢磨(ひがし・たくま:1964-)音楽・文化批評家。広島に関する本に『ヒロシマ独立論』(青土社、2007年)・『ヒロシマ・ノワール』(インパクト出版、2014年) がある。広島県生まれ・在住。

川本隆史(かわもと・たかし:1951-)国際基督教大学教員。主著は『現代倫理学の冒険』(創文社、1995年)、『ロールズ』(講談社、1997年)、『共生から』(岩波書店、2008年)。広島市生まれ。

仙波希望(せんば・のぞむ:1987-)東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程在籍。専攻は都市研究、メディア研究、歴史社会学。第7回日本都市社会学会若手奨励賞(論文の部)受賞。

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by urag | 2018-09-12 20:02 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 24日

月曜社10月上旬新刊:AYUO(高橋鮎生)『OUTSIDE SOCIETY(アウトサイド・ソサエティ)』

2018年9月18日→10月1日取次搬入予定 *芸術/音楽

OUTSIDE SOCIETY(ヨミ:アウトサイド・ソサエティ)――あるサイケデリック・ボーイの音楽遍歴
AYUO(高橋鮎生)著
月曜社 2018年9月 本体2,000円 46判[天地190mm×左右130mm×束14mm]並製264頁 
ISBN:978-4-86503-064-8 C0073 重量:300g 装幀:軸原ヨウスケ

アマゾン・ジャパンで予約受付中

横尾忠則氏推薦!「60年~70年代、ニューヨークに滞在中、この年少の友人とよくロックコンサートに行った。まだ小学生の低学年だったが、その知識は専門家顔負け。AYUO君の才能に恐いものを感じていたぼくは、狂人にならないかと心配したが、彼の理性が彼を天才音楽家に変身させた」。熱かったLate 60’sのニューヨークで少年期をすごし、80年代の東京でデビューして以来たゆみなく先進的に活動し、ニッポンという社会の外側(OUTSIDE SOCIETY)で葛藤しつづけるミュージシャンの「失われた時を求めて」。

主な登場人物:テリー・ライリー/ジョン・ケージ/マルセル・デュシャン/ホーレス・シルヴァー/横尾忠則/寺山修司/勅使河原宏/篠山紀信/高橋睦郎/小澤征爾/三島由紀夫/ピーター・ヤロー/マイルス・ディヴィス/アンディ・ウォーホル/高橋悠治/小杉武久/スティーヴ・レイシー/間章/坂本龍一/灰野敬二/モーガン・フィッシャー/ムーンライダーズ/ジョン・ゾーン/デヴィッド・ロード/ピーター・ハミル/沢井一恵/太田裕美/EPO/スズキコージ/ジョン・ケール⋯⋯

Ayuo(高橋鮎生[アユオ:たかはし・あゆお]):1960年生まれ。ミュージシャン(作詞・作曲家、ヴォーカル、ギター、ブズーキなど撥弦楽器奏者)。3歳からヨーロッパ各国、6歳から15歳までニューヨークで生活し、数多くの音楽家や文化人と交流する。1960年代のサイケデリック文化に触れ、70年代末に東京で本格的に音楽活動を開始。1984年にエピック・ソニーよりレコードデビューする。ピーター・ハミルやジョン・ゾーンなど数多くのミュージシャンと共演する。実父は、音楽家の高橋悠治氏。

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目次:

1:一番最初の記憶/ 3 歳、ベルリン行きの飛行機/ケネディー暗殺/ニューヨークへ
2:ビートルズ/リズムとサウンド
3:1960年代後半のニューヨーク/母の芸術家の友人たち(横尾忠則、寺山修司、勅使河原宏、篠山紀信、高橋睦郎など)/フィルモア・イースト/エレクトリック・サーカス/テリー・ライリー/ジョン・ケージとマルセル・デュシャン/リヴィング・シアター/ホーレス・シルヴァー/ジョアン・ジルベルト/セロニアス・モンク/マディー・ウォーターズ
4:ギターを習い始める/ 1968年=変動の年/両親の離婚/サイケデリック・ロック/詩を書き始める/オープン・チューニング・ギター
5:母の再婚/ジェスロ・タル/テン・イヤーズ・アフター/アリス・クーパー/エマーソン・レイク・アンド・パーマー/ピンク・フロイド/フェアポート・コンヴェンション/アース・ウインド・アンド・ファイアー/スティリー・ダン/ザ・フーなど
6:中学生になる/小説を書き朗読する/ジェネシスのピーター・ゲイブリエル/役者のデヴィッド/実験映画祭/ストローブス
7:僕が通った中学校/中世ヨーロッパ史の勉強/生徒自身で考えさせる教育方法/近所のイタリア系学校
8:家庭生活の崩壊/ 1975年、ニューヨークを去る
9:東京に到着/父、高橋悠治/義母カレン/横浜インターナショナル・スクール入学
10:父のレコーディング/小杉武久/スティーヴ・レイシー/間章/坂本龍一との出会い/ヨーロッパ中世音楽/スティーライ・スパン
11:高校生活/友人たち/大麻/LSD/ジェネシス『The Lamb Lies Down On Broadway』
12:1978年、父との別居/高校中退/ 70年代末の音楽活動/灰野敬二/吉祥寺マイナー/京大西部講堂でのライブ/アーント・サリー
13:80年代はじめの河原淳一、向井千恵、鈴木健雄、西村拓也たちとの演奏活動/関西ツアー
14:1983年、レコード・デビューが決まる/アルバム『カルミナ』/コミュニケーションが成立しない取材/モーガン・フィッシャー/ムーンライダーズ
15:1984年、MIDIレコードとの契約
16:アルバム『サイレント・フィルム』/誤解だらけのプロモーション/アルバム『メモリー・シアター』
17:1986年夏、イギリスでの録音に出発/ニューヨークに立ち寄る/ジョン・ゾーン/ルー・リード/ロンドン到着/ AMM /デヴィッド・ロード/フェアポート・コンヴェンションのライブ/写真家リチャード・ホートン/スティーライ・スパンとルネッサンスのコンサート/クレサント・スタジオでの録音/デイヴ・マタックス/マディー・プライアー/ピーター・ナイト
18:ピーター・ハミルとの出会い/ハミル宅訪問/ピーター・ハミルへのインタビュー
19:アルバム『Nova Carmine』完成/スティーヴ・マリオットのライブ
20:様々なトラブル/ノイローゼ状態での多産な創作
21:1987年、沢井一恵のアルバム『目と目』のプロデュース/デヴィッド・ロード再び/太田裕美/ピーター・ハミル、ガイ・エヴァンスとサラ・ジェーン・モリス/ジェームス・ワレン
22:1990年代から現在まで


1970年前後に見たロック・コンサート
キンクス
ホークウィンド
YES
1950年代~60年代前半の東京と僕の母
勅使河原宏とアンディ・ウォーホル 小学校5年生のころの思い出
僕が通っていたニューヨークの学校
1983年の冬
End of Earth


サイケデリックとは何か?
三島由紀夫
横尾忠則とサイケデリズム
ジョン・ケールとのインタビュー2001年
タジマハ-ル旅行団
ジョニ・ミッチェル
イラン古典音楽と僕の義父のマンスール
カール・ユング
フォーク・ソサイエティー
音楽と神話
時空を超えて
リズムについて
話す言葉のリズムがそれを話す人のリズム感に影響を与えている 英語詞と日本語詞の違い
横尾忠則とデヴィッド・リンチ 故郷は創造の源泉


Outside Society(国を持たない人々)
Acknowledgments
Discography
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同書は9月18日取次搬入の予定でしたが、日本出版取次協会・書籍進行委員会の主導による業量平準化の影響により、10月1日に取次搬入となりました。書店さんでの店頭発売は、10月3日より順次開始となる見込みです。どうぞよろしくお願いいたします。
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by urag | 2018-08-24 11:41 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)