創元社から今春3月に刊行される予定だった『赤の書』(C.G.ユング著/河合俊雄監訳)が、2010年6月刊行に延期されました。延期の理由は三つ挙げられています。第一に、オリジナル原稿がドイツ語版と英語版で分かれているため、両方を参照しなければないこと。第二に両方の版がそれぞれ刊行直前まで修正され続けたためテクスト確定の見極めもそれに準じて遅くなったこと。第三にテクストそれ自体の難解さ。詳細は、社長さん名義の書面(
PDF)をご覧ください。翻訳がたいへんなのは事実その通りですから、気長に待とうと思います。