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2008年 10月 21日 ( 1 )


2008年 10月 21日

新規開店情報:月曜社の本を置いてくださる予定の本屋さん

これから開店する本屋さんで、弊社の本を扱ってくださる予定のお店を順次ご紹介しております。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。

08年11月下旬
ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店:図書460坪
兵庫県西宮市高松町14-2 阪急西宮ガーデンズ 4F
※阪急電鉄西宮北口駅前の「阪急西宮スタジアム」跡地にオープンする、西日本最大のショッピングセンター「阪急西宮ガーデンズ」内に出店。同SCは、阪急百貨店、TOHOシネマズ西宮OS、イズミヤを核に、268の専門店が入居。ブックファーストはその中でも、ユニクロや電器店のジョーシン、雑貨のロフトなどと並ぶ大型店です。

***

入居する専門店の一覧を見ていてふと思ったことがあります。雑貨を扱う店はロフト以外にもたくさんありますが、本を扱うのはブックファーストだけです。そもそも小さい本屋が複数出店するというのは、巨大SCではありえない話なので当たり前といえば当たり前ではあります。例外的に、ヴィレッジヴァンガードのような、本と雑貨の両方を扱う店舗と、本のみを扱う専業店が同一SC内に並存することがありますが、専業書店が複数出店する例はまだ見たことがありません。また、ブックオフや古書店が出店する例も見たことがないです。

SC内に古書店がないのは、古道具屋や骨董店がないのと同じなのだろうとは推測できます。しかし、なぜなのでしょうか。「新規開店」と「中古品」のイメージが両立しないからでしょうか。昨今は猫も杓子も「エコ」を謳って、巨大SCもさかんにエコ対策を自慢しているのに、リサイクル店を誘致していないらしいのは合点がいきません。アウトレット中心の郊外型ショッピングモールがあるならば、リサイクル中心のショッピングモールがあってもいいはずだし、大型SCにもリサイクル店をどんどん誘致すればいい。いまだにSCの運営会社は「作っては捨てる」文化に乗っかってやたらと図体のデカいハコを作っている。そんなふうに見えます。

出版界も基本的に「作っては捨てる」世界です。リサイクルは古書店任せです。コンテンツ産業における「エコ」とはいったいどんなことなのか。「再生紙を利用しています」というのはよく見かけますが、再生紙を利用しようが、結局本を作りすぎてしまえば、もう一度断裁することになります。では、紙を使わずすべて電子データにすれば「エコ」なのか、というと、そうとも言い切れない。データを閲覧したり保存したりするための端末やソフトやメディア、そしてその端末を動かす電力が必要なわけで、紙媒体との比較は単純ではありません。

話を巨大SCに戻すと、雑貨屋とちがって本屋が複数出店することにならないのは、本が多種多様でも、流通が基本的に日販やトーハンなどの大取次によって担われているから、とも言えるかもしれません。商品によって流通が多様であれば、さまざまな小売店が存在しうることが想定できますが、本の場合は、たいていの書目は大取次が直接的ないし間接的手段(中小の専門取次を経由する「仲間卸」)で調達しえます。むろん、間接的にも調達できないようなミニコミ誌や自主流通本というのもあります。怖いのは、大取次やそれを利用する書店が扱えなかったり、扱いにくかったりすると、その本や雑誌の「存在感」が圧倒的に小さくなることです。「存在しないに等しい」認知度しかない。しかしこれは本に限ったことではありませんね。

知っている人は知っている、知らない人は全然知らない。当たり前ですね。「知る人ぞ知る」という言い方は時として滑稽な響きを帯びます。希少性を元手に商売することは必ずしも簡単ではありません。

by urag | 2008-10-21 17:02 | 販売情報 | Trackback | Comments(0)