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2008年 02月 22日 ( 2 )


2008年 02月 22日

08年3月下旬刊行:ジャック・デリダ『条件なき大学』

2008年3月21日取次搬入予定
ジャンル:人文・教育・現代思想

条件なき大学 附:西山雄二「ジャック・デリダと教育」
ジャック・デリダ:著 西山雄二:訳
A5判並製カバー装176頁 本体2,400円 ISBN978-4-901477-40-6

人間の未来、知の未来、教育の未来をかけて、いまこそ危機に挑む! あらゆる規範と前提を問い直し、権力の数々の横暴に対して抵抗を試みる《新たな人文学》と、公共空間の再創造を構想する、著者最晩年の渾身の講演録。「時間をかけてください、しかし、急いでそうしてください。何があなた方を待ち受けているのか、あなた方は知らないのですから」(デリダ)。

「私が「新たな」〈人文学〉という表現によって何を言おうとしているのか、これから明確にしてみましょう。これらの議論が批判的なものであろうと、脱構築的なものであろうと、それは人間、人間本性、人権、人道に反する罪、等々に関係する真理の問いと歴史に関わるのですが、それらすべては原則的に、大学のなかに、また大学のなかでもとりわけ〈人文学〉のなかに、無条件的で前提を欠いたその議論の場を、何かを検討し再考するための正当な空間を、見い出さなければなりません。それはこの種の議論を大学や〈人文学〉のなかに閉じ込めるためではなく、逆に、コミュニケーションや情報、アーカイヴ化、知の生産をめぐる新しい技術によって変容する新たな公共空間へと接近するための最良の方法を見い出すためです」(本書より)。

原書:”L’Université sans condition”, par Jacques Derrida, Paris: Galilée, 2001.

ジャック・デリダ(Jacques Derrida):フランスの哲学者。1930年7月15日エル・ビアール(アルジェリア)に生まれ、2004年10月8日パリに没す。最近の日本語訳に以下のものがある。『哲学の余白』(上下巻、高橋允昭ほか訳、法政大学出版局、2007年/2008年)、『精神分析の抵抗』(鵜飼哲ほか訳、青土社、2007年)、『絵葉書』(全2巻、若森栄樹ほか訳、水声社、2007年/第II巻未刊)、『マルクスの亡霊たち』(増田一夫訳、藤原書店、2007年)、『フッサール哲学における発生の問題』(合田正人ほか訳、みすず書房、2007年)。

西山雄二(にしやま・ゆうじ):1971年愛媛県生まれ。2002 年、パリ第10 大学(ナンテール)にてDEA(哲学)取得。2006年、一橋大学言語社会研究科博士課程修了。現在、東京大学特任講師およびグローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」プログラム・マネージャー。著書に、『異議申し立てとしての文学――モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房、2007年)。訳書に、モーリス・ブランショ『ブランショ政治論集』(共訳、月曜社、2005年)、カトリーヌ・マラブー『ヘーゲルの未来――可塑性・時間性・弁証法』(未来社、2005年)、ジャック・デリダ『名を救う』(共訳、未来社、2005年)などがある。

***
★イベント情報

シンポジウム「哲学と大学―人文科学の未来
2008年2月23日(土) 13:00~18:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム1
主催:グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」
※入場無料、事前予約不要

本シンポジウムは、UTCPの公開共同研究「哲学と大学」の一環として開催されるものである。公開共同研究「哲学と大学」の目的は、各哲学者の大学論を批判的に考察することで、哲学と大学の制度や理念との関係を問い直すことである。これまでビル・レディングス『廃墟の中の大学』、カント『学部の争い』、フンボルトの大学論を取り上げ、近代の大学の確立と哲学の学問的立場の関係をめぐって議論を積み重ねてきた。

本シンポジウムでは、まず前半でへーゲルとデリダの大学論を取り上げる。近代的大学のモデルとなったベルリン大学で教鞭をとったヘーゲルと、伝統的な大学制度の外部に国際哲学コレージュを創設したデリダがいかなる大学論・教育論を著わしたのかについて論じる。後半では、哲学のみならず、人文学へと議論の射程を広げ、今日の大学制度と人文学の関係を問う。とりわけ、欧州連合の構築ともに進展するヨーロッパの高等教育の再編が、人文科学にいかなる影響を与えているのかが検討される。最後の全体討論では、参加者全員で日本の現状を踏まえつつ、人文科学の来るべきあり方を聴衆の方々と共に討議したい。

〈プログラム〉
司会:西山雄二、宮崎裕助

13:00-14:00
「ヘーゲルにおける大学と哲学」
発表者:大河内泰樹(埼玉大学他非常勤講師) コメント:岩崎稔(東京外国語大学)
14:00-15:00
「哲学、教育、大学をめぐるジャック・デリダの理論と実践」
発表者:西山雄二(東京大学) コメント:鵜飼哲(一橋大学)
15:00-15:30 休憩
15:30-16:30
「ヨーロッパの高等教育再編と人文科学への影響」
発表者:大場淳(広島大学) コメント:藤田尚志(学術振興会特別研究員)
16:30-18:00
全体討議「日本の大学の現状と人文科学の未来」
岩崎稔、鵜飼哲、大場淳、小林康夫(東京大学)

【関連イベント】
UTCPワークショップ「高学歴ワーキングプア―人文系大学院の未来」
2008年3月17日(月) 17:00~19:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム3
講演者:水月昭道 (浄土真宗本願寺派僧侶〔教師〕 釋昭道、立命館大学衣笠総合研究機構人間科学研究所研究員)
司会:西山雄二
入場無料、事前登録不要

by urag | 2008-02-22 16:10 | 近刊情報 | Trackback | Comments(0)
2008年 02月 22日

「舞台芸術」11号以降は角川グループパブリッシングさんより発売です

弊社で01号から10号までの「第一期」を販売させていただいている京都造形芸術大学舞台芸術研究センター発行の「舞台芸術」は、以前よりお知らせしている通り、第二期11号以降は角川学芸出版さんの発行で、角川グループパブリッシングさんから発売されています。13号は来月末発売予定とのことです。内容は大まかに以下の通りと伺っています。

舞台芸術13 (A5判並製288頁 発行予定日:2008年3月31日)

[特集:太田省吾の仕事(仮)]
「シンポジウム:演劇に未来はあるか2005」 太田省吾×宇野邦一×西堂行人×佐伯順子×八角聡仁
「(未発表論考)」 太田省吾
「せりふ劇の系譜」 森山直人
「全戯曲集書評」 内野儀
「最後の京都訪問」 坂部恵
「沖縄三部作をめぐって」 倉石信乃
「実存形態としての演劇」 ミヒャエル・ヘルター
「引用・映像・身体――ヤジルシを中心に」 建畠哲
「(エッセイ)」 岡田利規、三浦基、藤田康城、斎藤学
「交叉Ⅱ」 遠藤利克
「芸術監督の仕事」 花光潤子
「劇評集・年譜・フォトギャラリー」
「『小町風伝』photo+text(日本語・英語)+海外公演用作品解説」

「『黒んぼたち』のための未発表の序文」 ジャン・ジュネ 訳:根岸徹郎
「吉増剛造インタヴュー」 聞き手:八角聡仁、森山直人
「木ノ下歌舞伎」 木ノ下裕一

[海外翻訳論考]
「自然状態におけるダンスの探究——ブラジルの経験」 クリスティン・グレイナー 訳:小田透 解題:内野儀

[連載・時評]
渡邊守章、小澤英実、稲倉達
「カイロ演劇際報告」 北野圭介

by urag | 2008-02-22 15:58 | 舞台芸術 | Trackback | Comments(0)