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URGT-B(ウラゲツブログ)

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2010年 02月 10日

紙媒体と出版業界、書店開業の近未来

Yahoo!のトップページの「みんなのアンテナ」に出たからと言って一般的な注目度も絶対に高い、とは限らないのですが、興味深いトピックのため、忘れないうちにリンク。

出版業界って、これからどうなるんでしょうか?
これからは電子書籍? それとも本?
本屋を開店する方法を教えて下さい。本が大好きなので、私が気に入った本を置ける...

私自身も一言ずつコメントしますと、
◎出版業界は既存体制が衰退し長い再編期のなかで業態を変えながらも存続する。つまり、業界のこれからなんてよく分からない(あるいは良くも悪くもなるようになる)ってこと。
◎電子書籍でも価値の変わらないコンテンツは大手版元の場合、基本的に電子書籍化されていくだろう。零細版元の書籍は、電子書籍の金融および流通を担う新しい取次と小売業務代行が登場しないと電子書籍化されない。電子書籍市場に紙の本と同等のロングテールがもし必要なら、そういう新会社が出てこないと実現不可能。さらに言えば、その新会社は著作権の取り扱いも業務の基本にくわえなければならないだろう。なお、モノとしてのフェティッシュな価値がある、作品としての紙の本はなくならない。
◎取次から新刊を取る形態の書店の場合、経営的な敷居が高すぎて、資産家でないと開店は困難。どんな本屋をやりたいのか、その本屋にどんな機能を持たせるのか、そこを具体的に詰めていくのが先決。やりようによってはもちろん本屋は開店できる。

by urag | 2010-02-10 11:47 | 雑談 | Comments(0)


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