弊社より6月に刊行したアレクサンダー・ガルシア・デュットマン著『
思惟の記憶――ハイデガーとアドルノについての試論』の書評が、旬刊誌「
出版ニュース」の
09年9月中旬号に掲載されました。評者は、早稲田大学の高橋順一教授です。
「『
友愛と敵対――絶対的なものの政治学』によって注目をあびた若き俊英アレクサンダー・ガルシア・デュットマンの著書『思惟の記憶』がこのたび刊行された。本書はデュットマンのフランクフルト大学に提出された博士論文であり、その意味では彼のその後の仕事にとっての出発点に位置する処女作ともいうべき著作である。〔中略〕大変に難解な著作だが実に多くの示唆と触発を含んだ好著である。訳者の労苦に感謝したい」と評していただきました。
細かい字で2頁をまるまる使った長文の書評です。高橋先生、ありがとうございました。