「ディヴァガシオン」誌第5号(09年夏号)が完成した模様です。同誌は慶応大学の福田和也研究会に所属する明石陽介さんが編集しておられるミニコミ誌。第5号ではメイン特集が「翻訳者の使命」となっています。今までの号の中で一番ヴォリュームがあります。同号では私と明石さんとの対談「人文書について、語りうること」の第2回が掲載されています。今回のテーマは「経済状況と出版社」です。同誌は一般の流通には乗っていませんが、興味のある方は、同誌の
公式ブログをご参照下さい。
「ディヴァガシオン」誌第5号(09年夏号)
◎インタビュー
坪内祐三「雑誌彷徨」(聞き手=編集部)
◎特集「翻訳者の使命」
持田睦「かすかに聞こえる「ノン」の響き」
明石陽介訳「象徴主義詩抄」
◎小説
石原征爾「寛容な妻」
内野直樹「あつもの」
◎論考「PENSÉE ABSOLUE」
米谷南海「コンカツは裏切らない。」
石嶺絵理子「林に潜む肉食獣」
三井果苗「BL~女子的好き放題フィールド」
◎論考「Adieu, mon ami」
二澤弘子「切り取られた目」
小峰正治「アラン・バシュングについて」
◎連載
山本貴光「人文とは何か」第1回
小林浩「人文書について、語りうること」第2回(聞き手=編集部・明石陽介)
明石陽介「詩情の光源」第1回
◎レヴュー
今理織「ローゼンツヴァイクのあたらしい哲学」
◎コラム
桂一朗「“コミカル”な人びと」
山本周「顕微鏡とペンライト」
伊藤拓馬「社会人へ愛をこめて」