2009年 06月 25日
下記セッションに参加します。カルチュラル・タイフーンはおおまかに分けて有料の「プログラム」と無料の「展示(エキシビション)/ブース」に分かれますが、私が参加するトークセッションは後者の分類なので、どなたでも無料でご覧いただけます。 *** ◎トークセッション「出版、書店、流通のオルタナティヴ」@カルチュラル・タイフーン2009 TOKYO 《さまざまな情報の保存・提示・流通形態が可能となった「情報化社会」において、「本」は社会的ネットワークやコミュニケーションの空間で現在どういった役割を果たしえるのか?「本」という媒体にこだわり続ける必要はあるのか、あるとしたらそれはなぜなのか?》 ゼロ年代系出版社、ブックカフェ、ブックコーディネーター、流通業界…現在「本の世界」の各方面で独自のポジション、視点からご活躍されている方々にお集まりいただき、トークテーマ《出版、書店、流通のオルタナティヴ》について、上記の質問を議論の出発点としながら、ざっくばらんに語っていただきます。 「本」が作られる現場、売られる現場、集まる現場、読まれる現場、使われる現場。「本」を通じたヒトやモノ、情報の、普段私たちが知ることのない繋がりから見えてくるものとは何か?このイベントでは、パネリストのトークセッションおよび会場での質疑応答を通じて、「本の世界」のオルタナティヴを考えることからはじめます。 そして「本の世界」の枠を通じつつ、「本」という枠に必ずしもこだわらずに、私たちはこれまでと違ったヒトやモノ、情報や場所、ひいては「社会」のあり方を考え始めることができるでしょうか? …出版、書店、流通といったお仕事に関心のある方、現在まさに関わっておられる方、ご自身で起業してみたい方は、現在進行形の現場の声が聴けるこの機会をお見逃しのないよう、ぜひお越しくださいませ。また、とにかく本が好き!という方から、ちょっと覗いてみようかなという方まで、幅広い多くの方のご参加を心よりお待ち申し上げております。 パネリスト(名前50音順): ・Numabooks 内沼晋太郎 ・気流舎 加藤賢一 ・大阪屋 営業部 特販第1課 鎌垣英人 ・月曜社 取締役 小林浩 ・東京外国語大学出版会 編集部 竹中龍太 司会: ・一橋大学言語社会研究科院生 須納瀬淳 場所:東京外国語大学府中キャンパス研究講義棟1階111教室 日時:2009年07月04日(土) 14:30-18:00 14:30-16:10 トークセッション 16:10-16:20 休憩 16:20-17:00 質疑応答 17:00-18:00 パネリスト、来場者との交流時間 料金:無料 ====================== ◎インター・エイジア・カルチュラル・タイフーン2009 今年も再び熱い熱い『文化台風』が東京外国語大学に上陸、吹き荒れる!! !!4つの暴風域!! 【パネルディスカッション】 ・80を超えるパネルディスカッションが開催! ・2つのメインパネルディスカッション 『アジアにおけるカルチュラルスタディーズ:その過去、現在、未来』 7月3日(金)18:00-20:00 『グローバリゼーションの破断点で問う文化のポリティクス:貧困、監視、検閲を超えて』7月4日(土)16:30-18:10 【シネマタイフーン】 ・「紛争」「原爆」「大学」……色々なテーマの映画を見て語り合いましょう。 【展示・ブース】 ・「写真」「飲食・物販」「アート作品」「音楽」……様々な表現がひとつの空間に交錯します。 【舞台公演】 ・2つの団体が、劇を上演します。 ■□■□■□■□■□■□■□■ 日時:09年7月3日(金)18:00-20:00/4日(土)および5日(日)9:30-18:30 ※4日は終了後、パーティーあり。 場所:東京外国語大学府中キャンパス研究講義棟(JR中央線「武蔵境」駅乗り換え西武多摩川線「多磨」駅下車徒歩5分) 参加費: パネル参加者・・・有職者5000円/学生・非正規雇用2000円(パスは3日間有効) シネマ/ブースのみ・・・無料 ■□■□■□■□■□■□■□■□ イベント概要 『群れる!』――これが今年のカルチュラル・タイフーンのテーマです。面白そうな企画に引き付けられて自然発生的にできた群集が考えたこと感じたことを自由に語り合い、その場にいる人々と関係を築いていく。イベント後には、参加した人々に新しい出会いと発見が生まれる。『群れる!』には、そんな意味が込められています。 カルチュラル・タイフーンは、2009年で7回目を数えることになりました。今年の大会は、IACS(Inter-Asia Cultural Studies)との合同の企画となり、《Inter-Asia Cultural Typhoon2009》と題して、7月3日から7月5日まで東京外国語大学府中キャンパスで開催します。カルチュラル・タイフーン(文化台風)の志は、自分たちが文化研究の学問的ルーティンワークのなかに萎縮してしまう傾向に注意深くありたい、そしてある種の知的台風として、思想的な異議申し立てという雨風をもたらす 存在でありたいというところにありました。 実際にわたしたちは、2003年の早稲田大学における第一回大会から昨年の東北大学での仙台大会まで、多様な文化現象を対象とした研究活動や文化実践の担い手たちが集まる場をそのつど作りあげ、他の学会ではできない空間を開示してきました。 カルチュラル・スタディーズの持つ本来の批判性を大切にするこのような知的交流の経験は、今年は、十年目を迎えたIACSの流れとひとつになって、まさに「カルチュラル・スタディーズ2.0」とでもいうべきものへ発展したいと念じています。 新自由主義が吹き荒れる現代世界において、グローバル化の破断点はいたるところにむき出しになってきました。そうした現場にはきまって文化の抑圧、横領、消去が起こっているのですが、同時にまた、その危機の中からさまざまな抵抗と新しい表現も生まれだしています。わたしたちは、まさにそうした文化のポリティクスの動態を、今回の大会を貫く「カルチュラルスタディーズとアジア」という視点から、 あらためて捉えなおします。 主催:カルチュラル・タイフーン2009実行委員会 共催:The Inter-Asia Cultural Studies Society/東京外国語大学海外事情研究所 お問い合わせ:ct2009iact@tokyo.com
by urag
| 2009-06-25 16:29
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