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2009年 05月 20日

Gauri Viswanathan 氏講演会@京大22日、東大26日

弊社より刊行予定の『カルチュラル・スタディーズ・リーダー(仮)』に論文が収録予定の著者、ガウリ・ヴィシュワナータンさんの来日公演についてお知らせします。京大の講演会では弊社より著書『暴力と証し』が来週発売予定のヘント・デ・ヴリースさんも、コメンテーターとして出席されます。

◎Gauri Viswanathan 氏講演会

日時:2009年5月22日(金) 17:00~19:00
場所:京都大学人文科学研究所本館二階大会議室 〔京都大学本部キャンパス内 (市バス「京大正門前」)〕

主催:京都大学人文科学研究所・人文学国際研究センター
共催:日本南アジア学会・定例研究会(関西)

問い合わせ:京都大学人文科学研究所事務室総務係
〒606-8501京都市左京区吉田本町 TEL075-753-6904

プログラム
【講演】17:00~18:00
ガウリ・ヴィシュワナータン(コロンビア大学教授)「オカルトの伝達:文学的モダニズムにおけるポスト宗教時代の宗教」("Occult Transmissions: Religion after Religion in Literary Modernism") 
※講演は英語で行われます。

【ディスカッション】18:00~19:00
ディスカッサント:三原芳秋(同志社大学言語文化教育研究センター)/藤倉達郎(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)/Hent de Vries(ジョンズ・ホプキンス大学教授)

司会:田辺明生(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
コーディネーター:磯前順一(国際日本文化研究センター)

講師プロフィール
ガウリ・ヴィシュワナータン(Gauri Viswanathan)氏の専攻は英文学・比較文学。コロンビア大学教授。教育・宗教・文化、19世紀のイギリスおよび植民地のカルチュラルスタディーズ、近代諸学問の歴史などについて幅広く出版している。主著には、Masks of Conquest: Literary Study and British Rule in India (Columbia, 1989; Oxford, 1998) や Outside the Fold: Conversion, Modernity, and Belief (Princeton, 1998) がある。Outside the Fold では米国比較文学会のハリー・レヴィン賞、米国近代言語学会のジェームス・ラッセル・ローウェル賞、アジア研究学会のアーナンダ・クーマラスワーミー賞を受賞した。編著には、Power, Politics, and Culture: Interviews with Edward W. Said (Vintage, 2001)および ARIEL: A Review of English Literature (2000) "Institutionalizing English Studies: The Postcolonial/Postindependence Challenge" (特集号)がある。近代のオカルティズムについてであり、ポスト世俗主義時代にふさわしいオルタナティブな宗教史を書こうとしている。

講演予告
本講演では、オカルティズムを、ポスト宗教的で、信仰と無信仰のあいだにあり、またオーソドックスな信心深い社会における諸約束事と無神論的で懐疑的で合理的な社会における正反対の衝動とのあいだにあるものとして描写する。

***

ガウリ・ヴィシュワナータン (Gauri Viswanathan) 氏講演会

日時:2009年5月26日(火) 18:00~20:30
会場:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーション・ルーム1
地図: http://www.c.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

講演:Gauri Viswanathan (Columbia University) "Magical Mathematics and Modernity: The Editing of S. Ramanujan's Education"

司会: 本橋哲也、 粟屋利江
ディスカッサント: 小林英里、 井坂理穂

ガウリ・ヴィシュワナータン(Gauri Viswanathan)氏:コロンビア大学の英文学・比較文学学科の教授。 専門は、 教育、 宗教、 文化、 19世紀のイギリスや植民地のカルチュラルスタディーズ、 近代諸学の歴史など。 主著に、 Masks of Conquest: Literary Study and British Rule in India (Columbia University Press, 1989); Outside the Fold: Conversion, Modernity, and Belief(Princeton University Press,1998) がある。 イギリスのインドにおける植民地支配を、 英文学や改宗問題などの新たな視点から分析した研究は、 幅広い分野の研究者に参照されている。

講演予告
植民地期にイギリス人数学者によって 「発見」 された著名なインド人数学者ラーマヌジャンを題材としながら、 植民地支配と教育の問題が論じられる予定である。

※植民地支配下のインドにおける教育・文学・政治をめぐって~ゴウリ・ヴィシュワナータンさん東京セミナーのご案内

『征服の仮面』等の著作で、そしてまた故エドワード・サイードの盟友としても著名なコロンビア大学教授ゴウリ・ヴィシュワナータンさんが、初来日され、東京でセミナーを行ないます。主催は<カルチュラル・スタディーズ翻訳フォーラム>、<南インド学会>、<東京外語大南インド文学科研>の共催ですが、参加は自由で無料です。

5月26日(火) 18:00 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1 (司会進行:本橋哲也)
 (1)講演: Gauri Viswanathan, "Magical Mathematics and Modernity: The Editing of S. Ramanujan's Education"
 (2)コメント: 井坂理穂(南インド学会、東京大学)、小林英理(カルチュラル・スタディーズ翻訳フォーラム、中京大学)
 (3)全体討論
 20:30より懇親会を予定しています。

英国の植民地支配、インド文学、カルチュラル・スタディーズという歴史、文学、批評理論の出会う機会でもあり、小規模のセミナーですので、貴重な意見交換ができると思います。どうぞ奮ってご参加ください。

by urag | 2009-05-20 19:31 | Comments(0)


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