毎年恒例の自己スルーどころか、昨年の七周年の折に「08年」と誤記していたことに一年間も気づかなかった馬鹿野郎こと私めでございますが、先週の日曜日の12月7日は、弊社の創業記念日でした。満八周年になります。ご挨拶が遅くなりましてすみません。皆様の日ごろのご愛顧に篤く御礼申し上げます。これからもいっそうがんばります。
十周年の折にはなんとか初の図書目録を作ってみたいものです。しかし昨今、金融不況が出版書店業界にも響いてきて、色んな噂を聞いたりするにつけ、十周年までのこれからの二年間、大きな再編や変動が業界を襲うんじゃないか、というような不安もあったりします。この年の瀬も、大阪屋さんの
5億円緊急増資とか、文教堂さんの
新年会が中止とか、徴候的なニュースが目立ちます。さらに突っ込んで見たい方は「新文化」誌の
決算特集などをご覧下さい。本当にどうなることやら……。
2008年に出版した本
自社発行
2月:澤田サンダー文・増山麗奈絵『幼なじみのバッキー』【日本文学・芸術】
3月:ジャック・デリダ『条件なき大学』西山雄二訳【フランス現代思想】
6月:洲之内徹『洲之内徹文学集成』【日本文学】
8月:ジュディス・バトラー『自分自身を説明すること』佐藤嘉幸・清水知子訳【アメリカ現代思想】
11月:今福龍太『ブラジルのホモ・ルーデンス』【カルチュラル・スタディーズ】
自社重版
1月:ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』3刷【カルチュラル・スタディーズ】
6月:パオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法』2刷【イタリア現代思想】
11月:森山大道『新宿+』2刷【写真】
12月:ジョルジョ・アガンベン『バートルビー』2刷【イタリア現代思想】
発売元請負
4月:『表象02』表象文化論学会発行【哲学思想】
以上、自社本5点、発売元請負1点でした。