◎08年12月3日発売分
眠らない――不眠の文化
エルンド・サマーズ‐ブレムナー:著 関口篤:訳
青土社 本体2,200円 四六判252頁 978-4-7917-6449-5
■版元紹介文より:24時間営業と深夜労働で不夜城の大都会、交錯するメディア活動、瞬時の応答を迫るIT通信、グローバリゼイションなどの大洪水に、消滅せんばかりの夜の静寂と沈黙。睡眠と覚醒の境界が崩れた今日、眠らない/眠れない人々の大量出現は、如何なるライフ・スタイルと新たな文化を構築するのか。不眠を神憑きと見る習俗、古典文学・芸術から現代医学まで魅力あふれる知見を動員し、寝る間も惜しい、斬新で画期的な現代社会論。
東京裁判における通訳
武田珂代子:著
みすず書房 本体3,800円 四六判248頁 978-4-622-07422-9
■版元紹介文より:新しい次元に進む精緻な東京裁判研究の嚆矢として贈る意欲作。法廷におけるリアルなコミュニケーション過程を明らかにする。
日本中世史事典
阿部猛(1927-)+佐藤和彦(1937-2006):編
朝倉書店 本体25,000円 A5判920頁 978-4-254-53015-5
■版元紹介文より:日本および日本人の成立にとってきわめて重要な中世史を各章の始めに概説を設けてその時代の全体像を把握できるようにし,政治史,制度史,社会経済史,生活史,文化史など関連する各分野より選んだ約2000の事項解説によりわかりやすく説明。研究者には知識の再整理,学生には知識の取得,歴史愛好者には最新の研究成果の取得に役立つ。鎌倉幕府の成立から織豊政権までを収録,また付録として全国各地の中世期の荘園解説と日本中世史研究用語集を掲載する。
新宗教の本
島田裕巳+藤巻一保+豊嶋泰國:著
学研 本体1,300円 A5判230頁 978-4-05-605214-5
■版元紹介文より:明治以降、陸続と登場した新宗教の系譜を総紹介する一冊。生き神と崇められた教祖たち、偽史と驚くべき神話、霊的能力の実践、巨大神殿と知られざる秘儀など、新宗教のダイナミズムをさまざまな側面から解説し、巻末には日本の100教団のガイドを収録!
★「ブックスエソテリカ」宗教書シリーズの一冊。巨大教団はともかく100も挙げるとなれば名前を聞いたことのないような団体も多いことでしょう。
日本の「黒幕」200人
宝島社 本体857円 978-4-7966-6704-3
■版元紹介文より:完全保存版「陰の実力者」総登場!
★「別冊宝島」シリーズの1580番。戦後の「黒幕」とされる、児玉誉士夫、笹川良一、許永中、小佐野賢治、田岡一雄、などのほか、ジャンル別「現代の黒幕」も収録しているとのこと。