これから開店する本屋さんで、弊社の本を扱ってくださる予定のお店を順次ご紹介しております。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。更新を怠っていたらすでに開店した店舗もあるようです。
08年11月26日
夢屋書店浜北店:図書180坪
静岡県浜松市浜北区貴布祢1200番地 アピタ浜北店2F
ショッピングセンター「
プレ葉ウォーク浜北」のメインテナント「アピタ浜北」内に開店。夢屋書店チェーンは、「文化の遊園地」が謳い文句。同じく2Fにはトラベルグッズ&ブック「
旅へ」も開店。夢屋さん以上に弊社への発注アイテム数が多いのは光栄なことです。
08年11月30日リニューアル
宮脇書店松本店:図書410坪
長野県松本市出川2-107-1
松本市内では売場面積最大の店舗で、入居しているビルに今秋、スーパーや大型家電店が入り、大幅に売上と集客力がアップしたため、リニューアルとのこと。帳合変更は取次間の昨今の競争激化を窺わせます。
08年12月10日
ジュンク堂書店藤沢店:880坪
神奈川県藤沢氏藤沢559ビッグカメラ7F/8F
地域一番店はJR藤沢駅南口駅前のフジサワ名店ビル2~5Fの
有隣堂藤沢店ですが、反対側の北口の駅前に出店です。弊社の本はほぼ全点近く取り扱っていただくことになります。上層階ではありますが、専門書からコミックまで品揃えの豊富さで勝負、といったところかと思います。
08年12月20日
ジュンク堂書店札幌店:1,600坪
北海道札幌市中央区南一条西1丁目
所在地の詳細が出品依頼書には書いてありませんが、「丸井今井」の向かいのビルのB2F~4Fに出店する道内最大級の総合書店で、地下鉄大通駅から近く、大通地下街と直結しているとのことです。書店が集中するJR札幌駅前からは離れていますが、近隣には三越、パルコ、道庁、市役所などがあり、集客を見込んでいるそうです。
JR札幌駅の駅前には紀伊國屋書店札幌本店や同札幌ロフト店のほか、三省堂書店や旭屋書店(撤退決定)などもあり、隣接する北大には、北大生協クラーク店という名店もあり、激戦区です。そこから離れた場所へのジュンク堂の出店戦略はどんな結果を生むでしょうか。注目です。私はこの地域での客の流れを知らないので、どういう「戦争」になるやら見当もつきません。地元の皆さんはどうお感じでしょうか。
ところで
紀伊國屋書店札幌本店さんの人文書売場では、先月(08年11月)中旬より、「ゼロ年代」コーナーを新設したそうで、どんな棚になっているのか、とても気になります。というのも、先の人文会40周年記念研修会(08年10月24日)では私自身、「ゼロ年代」の棚を、と大勢の書店員さんを前に強くプッシュしたからです。「ゼロ年代」というのは言うまでもなく、宇野常寛さんの『ゼロ年代の想像力』(早川書房、08年7月)での議論を下敷きにしています。これを書店さんの棚作りのためにスイッチして、私自身は、「70年代以降の生まれで、00年代(ゼロ年代)以降にデビューした書き手たち」を「ゼロ世代」と呼んで、書店さんに棚作りを呼びかけました。 札幌本店さんから店頭の写真をいただくことがあったらぜひ拙ブログでご紹介したいと思います。
紀伊國屋書店札幌本店さんの人文書売場では魅力的なブックフェアを毎月展開されています。「今月の哲学者さんこんにちは」という月替わりのフェアがあって、10月中旬~11月中旬までが第12回「ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン」で、11月中旬~12月中旬の第13回はここ最近新刊や関連書が矢継ぎ早に出ている百歳の文化人類学者「クロード・レヴィ=ストロース」を展開しています。さらに、12月13日から1月11日までは、2Fイベントスペースで人文・社会科学書専門出版社52社共同企画ブックフェア「2008年刊行 人文社会科学書3,000点フェア」というのをやるそうです。すごいですね。52社という大所帯はいまだかつて聞いたことのない数字ですが、弊社は全然お呼びがかからず。すごいな、52社の中に入らないってのも。
12月4日追記:紀伊國屋書店札幌店人文書担当のIさんから、「ゼロ年代」棚と、「今月の哲学者さんこんにちは」フェアの店頭写真をいただきましたので、掲載いたします。Iさん、ありがとうございました!

