2008年 03月 29日
未来派左翼 (上) グローバル民主主義の可能性をさぐる アントニオ・ネグリ:著 ラフ・バルボラ・シェルジ:編 廣瀬純:訳 NHKブックス:日本放送出版協会 08年3月28日発売 定価966円 B6判並製214頁 ISBN978-4-14-091106-8 版元紹介文より:左翼に延命の途はあるのか? 左翼政権を支えた社民的思考が時代遅れになる一方で、シアトルやジェノバの抗議デモなど、グローバル資本に対抗する新しいうねりが生じている。壁崩壊からイラク戦争まで、左翼の危機を象徴する出来事を分析し、現状に即応したクリエイティブな抵抗のあり方を力強く打ち出す。左翼の逆襲はもう始まっている! メモ:本書はイタリアの大学教師であり出版人でもあるラフ・バルボラ・シェルジ(1957-)によるインタビューをまとめたもの。原題は『さようなら、ミスター社会主義』。上巻は第一章から第七章までを収録。続刊となる下巻には第八章から第十五章までと、姜尚中氏による解説が収録される予定。原典:"Goodbye Mr. Socialism", Feltrinelli, 2006. ★ただいま開催中! 東大芸大イベント ◎「新たなるコモンウェルスを求めて」@東京大学 日時:08年3月29日(土)1:00pm~4:30pm(開場12時) 会場:東京大学安田講堂 会費:無料・事前申込不要 <代替プログラム内容(予定)> 13時 開会 1.開会挨拶 2.ネグリ氏講演原稿「コモンウェルスを求めて」代読予定。 3.コメント(姜尚中氏/上野千鶴子氏より) -休憩- 4.ディスカッション 姜尚中氏/上野千鶴子氏/石田英敬氏(情報学環教授)/鵜飼哲氏(一橋大学大学院言語社会研究科教授)/アントニオ・ネグリ氏(電話での交信予定。気象条件等の都合により不可能な場合があります) 16時半 閉会 ※ネグリ氏の原稿代読は、映像とナレーションのコラボレーションによる発表を計画中です。 ※手話・パソコンによる要約筆記モニターは前方右側に用意されております。 「すでにお伝えしたとおり、今回の日程でのネグリ氏ご自身の来日は不可能となりました。ですが、私たちには「コモンウェルスを求めて」と名づけられたネグリ氏の言葉がすでに届いています。私たちがネグリ氏から教わることは、危機において可能性を見出すこと、絶望のさなかにあっても希望を忘れないことではないでしょうか。〈共〉への欲望は限りないはずです。ネグリ氏が来日できない今、今回のシンポジウムを成功させることが、私たちにできうるかぎり最大の応答であると思われます。改めて皆様のご来場をお待ちしております」(3月25日、東京大学ネグリ講演会準備委員会・姜尚中)。 ◎「ネグリさんとデングリ対話」@東京藝術大学 日時:08年3月29日(土)13時~21時、30日(日)10時~21時 会場:東京藝術大学上野校地美術学部構内(半外舞台、グラウンド、講義室、アトリエなど) 入場:入場無料 芸大では大小さまざまなイベントが山盛り! 詳細は→こちら ◆当日整理券発行のお知らせ 3月30日(日)に行われる、 座談会「芸術とマルチチュード」【13時~14時半:田中泯(ダンサー)/川俣正(美術家)/高嶺格(美術家)/宇野邦一(現代思想)/司会=廣瀬純】 および、 大ラウンド・テーブル「マルチチュードか、プレカリアートか?」── この国の「路上」からトニ・ネグリを歓待する【15時~19時:矢部史郎(No G8 Action)/なすび(山谷労働者福祉会館)/小田マサノリ(イルコモンズ)/平沢剛(映画研究)/成田圭祐(IRA)/ ECD(ラッパー、作家)/足立正生(映画監督)/松本哉(素人の乱)/山口素明(フリーター全般労組)/小野俊彦(フリーターユニオン福岡)/水島一憲(大阪産業大学教授)/廣瀬純(龍谷大学教員)/白石嘉治(上智大学非常勤講師)/田崎英明(立教大学教授)/毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)/杉村昌昭(龍谷大学教授)/山の手緑(予定)/小川てつオ&武盾一郎(246表現者会議)/RLL(Culture Jammer)/木幡和枝(アート・プロデューサー)/松本麻里/海妻径子(岩手大学准教授)ほか無数の有象無象/コーディネーター:平井玄】 の開催にあたり、入場者数が会場収容可能人数を大幅に越えることが予想されますので、やむなく議論会場入場に限り、当日整理券を発行いたします。3月30日、午前11時より絵画棟前で当日整理券を発券いたしますので、お早めのご来場をお願いいたします。 ※先着順、お一人様、各一枚限り。入替え有。(定員:各200名) ※休憩時間など途中出入の際は、整理券を持参してください。 ※同時ビデオ中継:議論を同時中継する予定です。議論会場に入りきれない方々は、別室で聴講することが出来ます。 ※他のプログラム会場の入場に整理券は必要ありません。 整理券受取後は開場時刻(12時45分)まで、映画、展示、医療関係展示、カフェ 他のプログラムをお楽しみいただけます。なお、3月30日(日)午前は、以下のイベントを行います。 ・11時~:アントニオ・ネグリ氏来日断念・連帯モチつき@東京芸大上野美術学部構内 ・12時正午~:田中泯ダンス・パフォーマンス<場踊り>→「舞踊というものが一体どこまで人間社会に関わっているのかという問題は、僕には自分の踊りをまっとうするためにも必要なことだ。それは世の中のこれから踊りが好きになっていく人の為にも大事なものだろう。・・・だから、言おう。私はいちダンサーとして、「名付けようのない、名付けられない事態のために」闘争し、逃走している」。
by urag
| 2008-03-29 12:22
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
ブログジャンル
検索
リンク
カテゴリ
最新の記事
画像一覧
記事ランキング
以前の記事
2024年 12月 2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 最新のコメント
最新のトラックバック
|
ファン申請 |
||