2ちゃんねるで青山BC関連のスレッドを読んでいると、各自の印象に残った店員さんたちが今後どうするのかを気にしている人が多いようです。突然の失職となったスタッフの皆さんがどうされるのか、それは確かにもはや、一般の利用客には知りえないことです。
ある店員さんは「就職活動はするけれど、しばらく本屋からは遠ざかっていたいかな」と本音を漏らしておられました。
利用客にとっては、青山ブックンセンターは青山ブックンセンター。どこか別の書店が、そのオンリーワンな場の代替にはなりえるわけはないのです。書店なんてどこも同じ、とは言えない何かがあるように思います。
青山ブックセンターがこうなる前に辞められた店員さんの中には、出版社に就職したり、他書店に移籍されたり、海外の本屋さんで働いている方がおられるのを、私も知っています。
2ちゃんねるの書き込みの中には、元スタッフが結集して新しい書店を立ち上げてほしい、と願うメッセージもありました。これまでにも、青山BCの元店員さんで、本屋さんを立ち上げられた前例(
東京ランダムウォークさんや、川崎の
プロジェットさんなど)はありますから、今後も可能性としてはありうるのではないかと見守りたいところです。
東京ランダムウォークのオープンから現在までの
日記を、「本の雑誌」のウェブサイトで、渡辺富士雄さんが書かれています。渡辺さんは青山BC六本木店の全盛期を築いた名物書店人です。