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2004年 07月 17日

読み方がわかりにくい書名(続)

イッセイ・ミヤケとのコラボレーション出版、森山大道×滝沢直己『NOVEMBRE』を、小社で「ノヴェンブル」と読ませていることについて、知人から「フランス語なら、ノヴァンブルと読むんじゃないの」と指摘を受けました。その通りです。正しいフランス語の発音に近いカタカナ表記をするなら、「ノヴァンブル」とか「ノヴァーンブル」とかにすべきなのでしょうが、異邦人訛りのまま(?)「ノヴェンブル」と登録しました。

「正しいフランス語」というイデオロギーに与したくないんですよ。と、うそぶいておきます。

さて、連日のように書名が間違われるという悲劇に見舞われていた『アウシュヴィッツの残りのもの』ですが、昨日もまた新たな出来事がありました。青山BC倒産関連の投稿でブログを埋め尽くしてしまったため、ご紹介できなかったのです。

河出書房新社さんから、来週、ジョアン・コプチェクの『〈女〉なんていないと想像してごらん』が発売されます。コプチェクの単行本の日本語訳は、6年ぶりで2冊目。ラカン派の中でももっとも強力な批評家による代表作です。本書でアガンベンが何度か言及されており、巻末の注を見ると、『アウシュヴィッツの残り物』と。惜しい、あともう一歩です。

でも先日書いたように、「残りのもの」ではなくたいてい「残りもの」と間違われることが多いのです。複数の出版社を渡り歩いた私の十数年の業界歴の中でも、こんなに何回も間違われる本は初めて。その一番間違われる本が、小社の処女出版で、小社の既刊書の中でもっともよく動く本なわけで。面白いです。(H)

by urag | 2004-07-17 21:49 | 雑談 | Trackback | Comments(0)
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