「新文化」サイトの
六本木店における撤収作業写真。このスーツ姿の方たちは誰? 店員さんには見えない。栗田さんかな。汗を拭きふきダンボール詰め。小社の限定版や美術書はどんな扱いをされたのだろう。一気呵成の作業だから、丁寧に梱包するのは難しいでしょう。仮に、幸いにも返品になったとして、改装できるかどうか。改装できなければ、不良本、つまり、決算時に破棄処分にせざるをえません。
『White Casket』限定250部、『NOVEMBRE』限定1500部、ともに、書店の中でも群を抜いてもっとも多い冊数を青山BCに納品したのです。どうしてくれるんだ、おい。それぞれの現場に最後まで立ち続け売り続けてくださった店員の方々とともに怒り、呆れたいです。憤懣やるかたないこの気持ちをどこにぶつければいいのでしょう。虚空にでも。
見捨てたのは取次でしょうか? 経営者自身でしょうか? 銀行でしょうか? それとも読者でしょうか? 時代でしょうか? 今回の件で出版社は無辜を主張できるでしょうか? おそらく答えはひとつではありません。