月曜社の創業一周年に専門書系取次の鈴木書店が倒産した時も大ショックでしたが、小社にとっては、青山BCが潰れることの方が、さらに数倍ショックが大きいです。
しかし何と言えばいいんでしょう。
鈴木書店も青山BCも、以前からあぶないとは言われていた。けれど、そうしたさなかでも私たち出版社は商品を出荷したのです。あぶない、とは言え、それはあくまでも未確定情報であり、そうしたウワサをもとに出荷を停止することはできませんでした。甘いのでしょうか。危機管理がなっていないのでしょうか。各出版社がいっせいに出荷を停止してしまっていたら、相手はすぐにでも息の根を止められてしまったことでしょう。
別に義理人情のみで取引をしているわけではありませんが、それでも、「信頼」の上にこそ取引が成り立っているわけです。その信頼はいまや崩れました。マスコミ各社がどう報道するか、注目されます。