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2008年 01月 19日

2月上旬発売:増山麗奈×澤田サンダー『幼なじみのバッキー』

2月上旬発売:増山麗奈×澤田サンダー『幼なじみのバッキー』_a0018105_20171060.jpg08年2月8日取次搬入予定【ジャンル:芸術・文芸・社会】

幼なじみのバッキー

絵:増山麗奈 文:澤田サンダー
A5判(148ミリ×210ミリ)、上製カバー装84頁、モノクロ、税込定価1,470円(本体価格1,400円)、ISBN:978-4-901477-39-0

★第10回岡本太郎現代芸術賞入選作品★
ある日「ぼく」のところにやってきた、幼なじみのバッキー。小さなころから一緒に過ごしてきたふたりのあいだにあったはずの関係はいま……どうしようもないバッキーと、どうしようもない「ぼく」との終りのない物語。ロストジェネレーションからのリアル・フィクション、山下裕二氏絶賛!!

山下裕二(美術史家)氏評:どうってことない絵なんだけど、見ながら、心の襞が締めつけられる。ありがちな話なんだけど、読みながら、心の芯が揺すぶられる。とことんリアルな経験と感情を、ぐつぐつ煮詰めて結晶させた、美しい絵物語。稀代の純粋バカ絵描き・増山麗奈。真摯なストーリーテラー・澤田サンダー。二人のコラボレーションに、私は、涙がちょちょぎれそうになった。この物語と相似形の人生が、きっといくつもあるんだと思う。

増山麗奈(ますやま・れな)
1976年生まれ。1995年、東京藝術大学油画科中退。展覧会に「露出狂女」(gallery Rezonanz ドイツ・ベルリン、2002年、個展)、「府中ビエンナーレ~来るべき未来に」(府中市立美術館、2004年)、「ネオ春画」(ギャラリー銀座芸術研究所、2007年、個展)、「ART LAN@ASIA~アジアの新★現代美術!!」(ZAIM、2007年)など。著書に『桃色ゲリラ――PEACE&ARTの革命』(社会批評社、2006年)がある。公式ブログは「増山麗奈の革命鍋!」。

澤田サンダー(さわだ・さんだー)
1976年生まれ。大学卒業後、会社員として働くかたわら、舞台や映像制作にたずさわる。現在は、ライターや広告ディレクターをしながら、作品制作を続ける。公式ブログは「緑のマルマル子」。

◎「岡本太郎現代芸術賞に作家澤田さん入選」――「東奥日報」07年2月27日より

弘前市出身の作家・澤田サンダーさん(30)=本名澤田信弘、東京都在住=が第十回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)に入選した。二十六日、神奈川・川崎市岡本太郎美術館で授賞式が行われ、絵本を共同制作した画家の増山麗奈さん(30)と喜びを分かち合った。受賞作は「幼なじみのバッキー」と題した絵本。澤田さんは、空虚な男性(本山)を主人公に暴力癖のある幼なじみバッキーとの無分別な関係を描いた。増山さんは挿絵を担当した。授賞式で、澤田さんは岡本太郎氏の顔写真コピーを自身の顔にはって登場。増山さんが「芸術は爆発だ」と、ワイングラスに母乳を搾り出すパフォーマンスを見せた。澤田さんは「気付かないことの中に重要なことがあるはず。(絵本が)その引っ掛かったことを考え直すきっかけになってほしい」と語った。(以下略)

by urag | 2008-01-19 20:17 | 近刊情報 | Comments(0)


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