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URGT-B(ウラゲツブログ)

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2007年 12月 18日

尾崎写真集の書評がコムコム.comに掲載されました

PLACE M発行、月曜社発売の、尾崎大輔写真集『写真は私たちの記憶を記録できるのですか?』および『』の書評が、コムコム.comさんのDaily Jiyuコーナーに掲載されました。評者は三橋輝さんです。

写真は~』については、「「記憶」とは決して「眼」によってのみ支配されるものではない。そして、「見える」彼が「見えない」彼女の写真を撮り、「見えない」彼女が「見える」彼の写真を撮ったこの行為の瞬間の結果として現れるこの二葉の写真こそ写真(カメラ/撮影)という機械が可能にした新たなコミュニーケーションの誕生の「記録/記憶」に他ならないのではないのだろうか」と評していただきました。

また、『』については、「工藤氏ただ一人が波打ち際という「境界線」の上で舞踏を行う姿からは、まさに肉体の、その存在の奥底を、私たちの前に投げ出さんとする試みが此岸と彼岸の間での往復運動を伴って切迫感と共に写真を見る私たちを揺さぶる」と評価していただきました。三橋さん、ありがとうございました。

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また、旧聞に属しますが、「STUDIO VOICE」誌07年12月号の「2007年のベスト・カルチャー・カタログ200!」で、弊社刊行のトニ・ネグリ『芸術とマルチチュード』と、森山大道『ハワイ』が取り上げられました。

芸術とマルチチュード』は「評論など」部門で取り上げられました。評者は大森俊克さんです。「本書は芸術論でありつつ、ネグリが敬愛するドゥルーズの思想に相通じる、真にラディカルな政治思想書ともなっている」と評していただきました。大森さん、ありがとうございます。

ハワイ』は「写真集」部門で取り上げられました。評者は富田秋子さんです。「新たな森山写真の傑作が出現」と評していただきました。富田さん、ありがとうございます。

by urag | 2007-12-18 12:56 | Comments(0)


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