
今週土曜日、07年10月6日発売とのことです。ついに『差異と反復』が河出書房新社より文庫化されます。先に文庫化されていた、小泉義之訳『意味の論理学』上下巻とあわせ、60年代のドゥルーズの大きな足跡が、入手しやすい版で読めるようになります。
差異と反復 (上下)
ジル・ドゥルーズ:著 財津理:訳
河出書房新社 07年10月 定価各1,365円 512/440頁 ISBN:978-4-309-46296-7/978-4-309-46297-4
版元紹介文より:自ら「はじめて哲学することを試みた」著と語るドゥルーズの最も重要な主著、全人文書ファン待望の文庫化。一義性の哲学によってプラトン以来の哲学を根底から覆し、永遠回帰へと開かれた不滅の名著。
訳文の改訂については、「文庫版へのあとがき」によれば、「若干の語句を修正した」とのことです。単行本版の巻末にあった事項索引は文庫版では割愛されていますが、人名索引と参考文献は残されています。
なお、現在、全国書店にて「
河出文庫グランドフェア2007」が開催されています。07年10月および11月の河出文庫新刊のオビについている応募券を官製はがきに1枚貼って07年12月31日(当日消印有効)までに応募すると、抽選で1000名に特製文庫バッグが当たるとのことです。