
岩波書店の月刊誌「
思想」999号(07年7月)は、「死」と政治――モーリス・ブランショ生誕100年、と題して、以下の通りの内容を収録しています。1500円。
思想の言葉「
ブランショ、過去と未来」 菅野昭正
「ブランショの革命」 宇野邦一
「抽象性と超越論性──ドゥルーズ哲学の中のブランショ」 國分功一郎
「奇異なことと異邦のもの」 モーリス・ブランショ/上田和彦訳
「要請としての異邦のもの──モーリス・ブランショ「奇異なことと異邦のもの」解題」 上田和彦
「「死」で文学を語ること──「文学と死への権利」の可能性」 安原伸一朗
「ブランショの幼年 Infans de Blanchot」 合田正人
「〈資料〉モーリス・ブランショ年譜・主要著作一覧」 安原伸一朗
安原さんは弊社よりブランショの訳書2点を刊行されています。『
問われる知識人』と『
ブランショ政治論集』(共訳)です。上田さんは
書肆心水さんでブランショの『両大戦間期論集――政治から文学へ』を編纂し、翻訳出版される予定。
かの「思想」でブランショ特集が読めるとは思いませんでした。時代は移りゆくものですね。一昔前なら「ユリイカ」あたりで特集号を期待したところです。ブランショの誕生日は9月22日。昨年十月に開催された、バタイユ・ブランショ研究会主催の国際シンポジウム「
モーリス・ブランショ──文学、言語」はいずれ紙媒体で読めるようになると聞いています。楽しみですね。