
季刊誌『インターコミュニケーション』が07年夏季の61号よりリニューアルされました。判型が一回り大きくなり(タテヨコ約20ミリずつ、B5変型判→B5判)、41号から続いていた縦組・右開きが5年ぶりに横組・左開きに戻りました。
61号の特集は「東京スキャニング」。東浩紀さんと五十嵐太郎さんの対談「東京という現実の幸せな砂漠」を冒頭に、建築家と写真家のコラボレーション「Architechtural Tokyo in Photography」(若手建築家が指名した写真家による都市の風景写真と建築家による写真へのコメント)、ドミニク・チェンさんの論考「混交都市TOKYO」や安藤礼二さんの論考「時間と記号の都市、東京」などが掲載されています。
同誌編集室によるプレスリリースでは「トレンド雑誌では見えてこない東京の〈いま〉を、これらの記事から感じ取っていただければ幸い」とありました。
特別掲載は浅田彰さんによる評論「霧の中で――坂本龍一+高谷史郎とフォーサイス」です。二つのインスタレーション(「LIFE」@山口情報芸術センター、「Additive Inverse」@21_21 design sight 〔東京ミッドタウン〕)をめぐって論じられています。