◆2007年6月5日取次搬入予定 *写真集
大阪+(おおさか・ぷらす)
森山大道=写真、A6判(タテ149ミリ×ヨコ110ミリ×ツカ35ミリ)、並製カバー装480頁(白黒写真400点)、税込定価1,900円(本体価格1,810円)、デザイン:町口覚(マッチ&カンパニー)、ISBN:978-4-901477-33-8
1997年に
ヒステリック・グラマーから刊行された写真集『
Daido Hysteric No.8』が、増補され全面再編集されて、『新宿+』と同じ、文庫サイズで蘇ります。※本書は文庫売場ではなく、芸術書売場で販売されます。
「二十歳少しまえのぼくの日常は大阪だった。その頃の大阪、その頃のぼくをいま思い返すと、それはほとんど絵空事として瞼に映るばかりだ。当時若いぼくにとって、心の針はひたすら東京へと指しつづけていた。そして現在、ぼくの心の針は再びぐるりと回転し、大阪の街々へと立ち戻りつつある。それは、大阪に生れたぼくの郷愁であろう。ただ、レンズの向うに映る大阪の街頭は、いまも相変らずしたたかで、いとも簡単にぼくの郷愁を裁ち切ってしまう」(森山大道)。
著者:森山大道(もりやま・だいどう):1938年大阪生まれ。写真家。昨年から今年にかけて刊行された最近作に、 『写真との対話、そして写真から/写真へ』(評論集、新装合本、青弓社)、『写真よさようなら』(新装版、
パワーショベル)、『昼の学校 夜の学校』(講義録、平凡社)、『t-82』(パワーショベル)、『it(イット)』(ヒステリック・グラマー)、『新宿+』(月曜社)、『記録6号』(Akio Nagasawa Publishing)、『遠野物語』(光文社文庫)、『記録7号』(Akio Nagasawa Publishing)など。
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月曜社の森山大道最新作『ハワイ』は本年8月に刊行する予定です。詳細は後日お知らせいたします。