古本を初めとする中古商品の横断検索サイトだったEasyseekが楽天フリマに統合されてサービスを終了したのが、05年4月27日。今度は06年11月13日、楽天フリマに代わり楽天オークションがスタートし、11月24日にはフリマは終了します。これを機会に楽天からひとまず撤退するという古書店さんが私の知っている限りでは続出しています。リニューアルに伴い、出品者は再度新規登録をせねばならず、固定価格というのも一切なくなるようです。
それだけではなく、出品している商品データがフリマからオークションへ自動的に移行されることがないため、一点ずつ再入力しなければならなかったり、出品者ごとに顧客に向けて配信する新着商品情報メールが全部停止になったり、商品の配送方法についても、郵便局が提供する高額送料のサービスしか使えなくなるとのこと。冊子小包は不可。古書店さんや個人出品者さんにとってみれば、楽天のシステム変更には付き合いきれないといった本音があるようです。
一顧客として私も楽天のやり方にはちょっとついていけないです。検索してきた本の「あしあと」が全部消えてしまったのも残念。これでおおよそ、古書の横断検索は、「日本の古本屋」や「スーパー源氏」「Old Book Mark」などを頼るしかなくなるかもしれない。いわゆる個人出品者は業者とは違うのでこれらに参入するわけにはいかないでしょう。ヤフオクやアマゾン・マーケット・プレイスに移るとか、そうした選択肢があるにしても実際に移るかどうか。わかりません。