●06年9月19日取次搬入予定新刊 【人文社会/現代思想/カルチュラル・スタディーズ】
書名:ブラック・アトランティック
副題:近代性と二重意識
著者:ポール・ギルロイ
訳者:上野俊哉+毛利嘉孝+鈴木慎一郎
本体:3,200円 版型:46判並製カバー装544頁 ISBN:4-901477-26-9
内容:西洋の中にありながら西洋そのものではないという〈二重意識〉として存在する近代の黒人たち――彼ら/彼女らが行き交い続ける、間文化的でトランスナショナルな時空間である〈ブラック・アトランティック〉。この時空間における、黒人音楽(フィスク・ジュビリー・シンガーズ、ジャズ、J・ヘンドリックス、ヒップホップなど)の流通や、黒人思想家たち(F・ダグラス、W・E・B・デュボイス、R・ライトら)によるヘーゲル、ニーチェ、フロイトなどの西洋批判理論との対峙の軌跡を辿り、奴隷制以降の黒人の抵抗と自立の歴史をナショナリズム的なパラダイムを超えた視点から考察する。
著者:ポール・ギルロイ(Paul Gilroy)1956年生まれ。現在、ロンドン・スクール・オヴ・エコノミクス&ポリティカル・サイエンス(LSE)の社会学部教授。文化研究(カルチュラル・スタディーズ)及びポストコロニアル理論の代表的な思想家。10代でジミ・ヘンドリックスを始めとするブルーズ・ギタリストたちに触発されてギターを手にする。その後、音楽ジャーナリストとして活動する一方、スチュアート・ホールが所長だったバーミンガム大学現代文化研究センター(CCCS)で博士号を取得、サウスバンク大学、エセックス大学、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジなどを経てエール大学の社会学部及びアフリカン・アメリカン研究学部の教授を歴任。著書に『スモール・アクツ』(月曜社近刊)などがある。
訳者:上野俊哉(うえの・としや)和光大学教授。『カルチュラル・スタディーズ入門』(毛利嘉孝との共著、ちくま新書)、『ディアスポラの思考』(筑摩書房)、『アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社)ほか。
訳者:毛利嘉孝(もうり・よしたか)東京芸術大学助教授。『実践カルチュラル・スタディーズ』(上野俊哉の共著、ちくま新書)、『文化=政治』(月曜社)ほか。
訳者:鈴木慎一郎(すずき・しんいちろう)信州大学助教授。『レゲエ・トレイン』(青土社)ほか。
以上です。目次詳細と書影は近日中に公開いたします。