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2006年 06月 09日

第一期完結!『舞台芸術』10号(特集:教科書問題)

第一期完結!『舞台芸術』10号(特集:教科書問題)_a0018105_209397.jpg★06年6月23日取次搬入予定【ジャンル:芸術、演劇、パフォーマンス、芸術社会学】

第一期完結! 反=教科書的装置としての舞台芸術の総括的展望!

『舞台芸術』10号(特集:教科書問題) Problematizing The Textbook
京都造形芸術大学・舞台芸術研究センター=発行 月曜社=発売
太田省吾+鴻英良=責任編集、A5判並製カバー装288頁、本体2000円、ISBN:4-901477-60-9

内容:近年になって、にわかに舞台芸術が公教育の中に組み込まれるような動きがみられる。そこで実践的教育に携わるのは1968年世代(=アングラ)以降のアーティストたち。彼らの多くは「教科書」的なメソッドを否定し、あるいは公教育に対して懐疑的な活動を行ったものたちだった。その彼らがいま教壇にたち、なにを語ることができるのか? その困難な問いこそが、この特集の出発点である。

日本では明治以来、近代化の過程で演劇は国家にとって危険なものだと見なされたがゆえに「美術」や「音楽」とは違い教育から排除されてきた。しかしその一方で、舞台芸術の基礎となるべき身体や言語に関する考察は、軍事的な身体の規律・訓練、国家による国語教育の問題などに取り込まれてきた。

こうした歴史を参照するとき、舞台芸術における公教育の構築はいかに可能なのか? さらに、現代社会において「身体知」や「公共性」を回復するための新たな教育モデル、教育メディアとしての役割が期待されるとき、舞台芸術の側ではいかに応答すべきなのか? 本特集では、日本近代化の過程における諸問題と舞台芸術の公教育の関係を検証しつつ、「反教科書」的教育装置としての舞台芸術の可能性を問う。

目次:
【巻頭言】
太田省吾 「「教科書問題」自問自答」
鴻英良 「反教科書的思考へ向けて」

【特集=教科書問題】
タデウシュ・カントル 「二〇十世紀の終わりを前にして:第十二回ミラノ講義」訳=工藤幸雄、解題=鴻英良
塚原史 「現代芸術と記憶の伝達:アヴァンギャルドのアポリア」
田崎英明 「非/知 Non/Savoir S/N」
李静和 「教室の舞台:教科書のある場所」
スガ秀実+熊倉敬聡+内野儀+鴻英良+八角聡仁 「共同討議 教科書への問い、あるいは日本/近代/演劇のアポリア」
守中高明 「弔いの政治:反=教科書的教育装置としての『アンティゴネー』」
田尻芳樹 「ベケット:『カタストロフィ』をめぐる断章」
鴻英良 「無調アンサンブルの思考――「演劇と帝国主義」論のための覚え書き」
佐伯隆幸 「覆されるべき規範:ふたたびテクストとかなにかをめぐる走り書き三節」
新野守広 「ルネ・ポレシュとポストドラマ演劇」
宮沢章夫 「せぬがところ」
阿部初美 「グローバリズム下の『4:48 サイコシス』」
山田せつ子 「抜かなかった棘:大学でのダンスの場所から」
渡邊守章×太田省吾 「対談 演劇教育とフィクション:「教科書」にはどんな観点が必要か?」

【時評】
内野儀×桜井圭介 「対談 思考する身体/運動する思考」
内野儀 「〈学芸会〉からの逃走、あるいは閉所に穴を穿ちつづけること」
桜井圭介 「私家版「日本(コンテンポラリー)ダンス史(素描)」」
小林昌廣 「時評の時評」

【連載】
川村毅 「やさしい現代演劇(10)最終章・旅の終わりにカルバドスを」
森山直人 「過渡期としての舞台空間(8)小劇場演劇における〈昭和三〇年代〉」
フレドリック・ジェイムソン 「ブレヒトと方法(7)」訳=大橋洋一+河野真太郎+小澤英実+大貫隆史

八角聡仁 「『舞台芸術』第一期終了にあたって」
「第一期総目次」

***

『舞台芸術01』特集=グローバリゼーション  ISBN4-901477-51-X
『舞台芸術02』特集=メディア・テクノロジー  ISBN4-901477-52-8
『舞台芸術03』特集=複数のアジア  ISBN4-901477-53-6
『舞台芸術04』特集=歴史と記憶  ISBN4-901477-54-4
『舞台芸術05』特集=劇場と社会  ISBN4-901477-55-2
『舞台芸術06』特集=バロック的  ISBN4-901477-56-0
『舞台芸術07』特集=Transnational/Intranational  ISBN4-901477-57-9
『舞台芸術08』特集=パフォーマンスの地政学  ISBN4-901477-58-7
『舞台芸術09』特集=記録主義  ISBN4-901477-59-5

※既刊書はすべて在庫がございます。各号の内容についてはこちらをご覧ください。

by urag | 2006-06-09 12:52 | 舞台芸術 | Comments(0)


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