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URGT-B(ウラゲツブログ)

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2006年 05月 17日

「週刊アスキー」5月23日号に『涜神』の書評

先週発売の「週刊アスキー」5月23日号の「WAM BOOKS」コーナーで、弊社の『涜神』が取り上げられました。同誌編集部の佐藤健さんによる紹介で、アガンベンの「語り口の軽やかさ」と「鮮やかな手並み」を評価していただきました。佐藤さん、ありがとうございました。

いっぽう、私が愛読している隔月刊のグラフィック・デザイン誌「アイデア」の5月号で、『バートルビー』の書影と書誌情報が掲載されました。巻末にあるJ・Fさん記名の、バートルビーとデザインをめぐる記事の参考文献として掲げていただいています。とても嬉しいです。

今月刊行された檜垣立哉さんの『生と権力の哲学』(ちくま新書)の第5章「「外」の力と「法」の逆説――ドゥルーズとアガンベン」では、168-182頁で『アウシュヴィッツの残りのもの』を詳しく取り上げてくださっています。フーコー=ドゥルーズ=アガンベン=ネグリを結ぶ生政治思想圏を簡潔に整理されている注目新書です。

今月末には月刊誌「現代思想」のアガンベン特集号が出ます。弊社より続刊予定の『思考の潜勢力』から数編の論文をお読みいただけます。私自身、この特集号が楽しみです。

by urag | 2006-05-17 23:10 | Comments(2)
Commented at 2006-05-27 14:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by urag at 2006-05-27 20:39
junさんはじめまして。コメントをいただけてうれしいです。I prefer not toを「その気になれないのですが」とお訳しになっているあたりにjunさんのしなやかなセンスを感じました。私にとってメルヴィルの小説「バートルビー」は150年前に書かれたとは思えないほど新鮮な作品です。junさんのテクストに導かれて、弊社の本に辿りつく読者がいることと思います。ありがとうございます。IDEA編集部のご担当者さんにも深く感謝しております。


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