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2006年 04月 12日

ナンシー来日講演が本日からスタート

何度も告知してきましたが、いよいよ本日からスタートです。ジャン=リュック・ナンシーの来日記念イベントが以下の通り行われます。講演会と討論会はすべて予約不要!参加費無料!通訳つき!ナンシーさんのお体の具合を考えると今回が最後の来日になるかもしれません。

★講演会・討論会★

4月12日(水)19時~
東京日仏学院(飯田橋) エスパス・イマージュ
ラウンドテーブル「共通の大義:翻訳者の使命(ジャン=リュック・ナンシー
の著作について)」(ナンシー+上田和彦+加藤恵介+澤田直)
問合せ先:東京日仏学院(電話03-5261-3933)
http://www.ifjtokyo.or.jp/culture/conference_j.html#1204

4月13日(木)16時~
早稲田大学 文学部キャンパス 33号館 第1会議室
講演「身体をめぐる省察」
問合せ先:早稲田大学文学部フランス文学専修室(電話03-5286-3681)
http://www.littera.waseda.ac.jp/major/futubun/info.html

4月15日(土)15時~
東京大学 駒場キャンパス 学際交流棟3階 学際交流ホール
ラウンドテーブル「ジャン=リュック・ナンシー「無-無神論(A-atheisme)」について」
(ナンシー+鵜飼哲+小林康夫+西谷修+増田一夫+湯浅博雄)
問合せ先:UTCP事務局(電話03-5454-4379/secretary@utcp.c.u-tokyo.ac.jp)
http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/forthcoming.html#anchor_Others

4月17日(月)18時~
日仏会館(恵比寿) 1階ホール
講演「無神論と一神論」
問合せ先:日仏会館フランス事務所(電話03-5421-7641)
http://www.mfj.gr.jp/prog/prog_060405j.html#c0417

4月19日(水)16時30分~
立命館大学 衣笠キャンパス 創思館 カンファレンスルーム
講演「無神論と一神論」【17日講演と同内容】
+討論(ナンシー+西谷修+加藤恵介+加國尚志)
問合せ先:立命館大学独立研究科事務室(電話075-465-8375)
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/2006/0419.htm

※すべて申込不要、参加無料。通訳付き(同時通訳/逐次通訳)。詳細は各開催先にお問い合わせください。

★記念上映★
4月14日(金)19時~、4月15日(土)19時~
東京日仏学院 エスパス・イマージュ
『アデュー』監督:アルノー・デ・パリエール
2004年/124分/35ミリ/カラー/英語字幕付
会員:500円/一般:1000円 ※作品はナンシー氏による選択です。
http://www.ifjtokyo.or.jp/culture/cinema_j.html#Nancy

***

ナンシー来日講演が本日からスタート_a0018105_12235755.jpg写真は弊社より刊行予定の『ミューズたち』(2001)の原書です。

本書は5つの論文からなる著書としてまず1994年にガリレから初版が刊行され、その後2つの論文が追加されて、2001年に同じ版元から増補改訂版として出版されました。

96年にはペギー・カムフによる初版本の英訳がスタンフォード大学出版から刊行されています。

書名からお察しになれることと思いますが、芸術論です。複数の芸術群、芸術の複数性の考究であるとともに、技術としてのアルスもまた考察されます。本書は『世界の意味』(1993年初版、2001年改訂版、未訳)とのカップリングの中で読まれるべき書物でしょう。

by urag | 2006-04-12 12:19 | 雑談 | Comments(4)
Commented by tropicalist at 2006-04-12 13:56 x
http://www.amazon.com/gp/product/0804739536/
は、『Les Muses』増補改訂版の英訳なのでしょうか。「The Muses Ii」の「Ii」ってなんでしょう……。それにしても著者紹介の「the renowned French critic and poet」って。poet????? ともあれ、日本語版『ミューズたち』のご刊行をたのしみにしております。
Commented by tropicalist at 2006-04-12 14:03 x
http://www.sup.org/book.cgi?book_id=3953%203954%20
「The Muses II」でした。英語オリジナル版のようですね。
Commented at 2006-04-12 15:03
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by urag at 2006-04-13 16:52
tropicalistさんこんにちは。コメントをありがとうございます。96年の英訳は初版本の翻訳です。エントリー本文にも「初版本の」と補足しておきました。来月スタンフォードから刊行予定の"Multiple Arts:The Muses II", Edited by Simon Sparksも楽しみですね。



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