印刷会社というと、本や新聞雑誌のように紙に文字やら図像を印刷するのが主な仕事なのだろうとつい思ってしまいますが、そうではありません。とある大手印刷会社では書籍部門はごく小さな仕事の部類です。半導体製品やIT関連の事業のほうがむしろ主導的なのではないでしょうか。
印刷にまつわる技術革新というのは日進月歩の世界なのでしょう。アメリカでは、バイオペーパーとバイオインクの開発研究が進んでいて、生体器官印刷(Organ Printing)が実現しつつあります。
そう遠くない将来、たとえば肝臓や腎臓の印刷が可能になるかもしれない、というのです。ホットワイアードの記事「
人間の身体器官を「立体印刷」する技術」をご覧ください。
この記事を読んでいると、リュック・ベッソンの映画『フィフス・エレメント』でミラ・ジョボビッチ扮する「リールー」が残された肉体の一部から再生されていくあの鮮やかなシーンが連想されます。(H)