今週もまたタイトルのピックアップのみで失礼します。
一番気になるのは、生田武志(1964-)さんの『〈野宿者襲撃〉論』です。「同志社大学在学中(数学史専攻)から大阪・釜ケ崎に通い、さまざまな日雇労働者・野宿者支援活動に携わ」り、「野宿者ネットワーク、釜ケ崎・反失業連絡会などに参加」されてきた方とのことです。 平井玄さんの『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』を読まれた方には、つながりが見えてくる本ではないかと思います。
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オイラーの解析幾何
レオンハルト・オイラー著 / 海鳴社 / ¥10,500
マラケシュの贋化石 進化論の回廊をさまよう科学者たち 上下
スティーヴン・ジェイ・グールド著 / 早川書房 / ¥2,100
生物多様性の保護か、生命の収奪か
ヴァンダナ・シヴァ著 / 明石書店 / ¥2,415
真理を求める人間
ジャン=ピエール・シャンジュー著 / 産業図書 / ¥4,200
西欧中世史事典 2
ハンス・K.シュルツェ著 / ミネルヴァ書房 / ¥3,675
※第1巻「西欧中世史事典―国制と社会組織」は同書肆から97年6月刊、税込3,990円。
亡びざるもの
バルベー・ドールヴィイ著 / 国書刊行会 / ¥3,360
〈野宿者襲撃〉論
生田武志著 / 人文書院 / ¥1,890
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以上です。(H)