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2026年 06月 07日

注目新刊:ちくま学芸文庫6月新刊、ほか

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★まもなく発売となるちくま学芸文庫と紀伊國屋書店の新刊を列記します。

翻訳の常識――読解力から翻訳力へ』朱牟田夏雄(著)、ちくま学芸文庫、2026年6月、本体1,200円、文庫判288頁、ISBN978-4-480-51384-7
修辞的思考――論理でとらえきれぬもの』香西秀信(著)、ちくま学芸文庫、2026年6月、本体1,200円、文庫判256頁、ISBN978-4-480-51382-3
日本詩歌の特質』大岡信(著)、ちくま学芸文庫、2026年6月、本体1,400円、文庫判352頁、ISBN978-4-480-51379-3
科学的発見のパターン』N・R・ハンソン(著)、村上陽一郎(訳)、ちくま学芸文庫、2026年6月、本体1,500円、文庫判448頁、ISBN978-4-480-51357-1
ニコ・ティンバーゲン――動物行動学を築いたナチュラリスト』ハンス・クルーク(著)、垂水雄二(訳)、紀伊國屋書店、2026年6月、本体4,200円、46判上製616頁、ISBN978-4-314-01217-1

★『翻訳の常識』は、英文学者の朱牟田夏雄(しゅむた・なつお, 1906-1987)さんが八潮出版社より1979年に上梓された著書の文庫化です。帯文に曰く「翻訳の神様が説くその極意。豊富な文例で英文解釈から翻訳までの道筋を示す」。巻末特記によれば「文庫化に際しては明らかな誤植を正し、必要最低限の範囲で表記の統一等をはかった」とのことです。解説は、著者の孫弟子である山本史郎さんによるもの。

★『修辞的思考』は、修辞学と国語科教育学がご専門で宇都宮大学教育学部教授などを歴任された、香西秀信(こうざい・ひでのぶ, 1958-2013)さんが1988年に明治図書出版よりされた著書の文庫化。カバー表4紹介文に曰く「シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』、ドストエフスキー『罪と罰』、中島敦『山月記』など有名作品を例にとり、各々の中でいかなる「説得力を得る方法」が展開されているのか、著者一流の鮮やかな手つきで、レトリック上の技巧に焦点を合わせて論じきる」。巻末特記によれば「文庫化にあたって明らかな誤り等は適宜修正をほどこしている」とのことです。文庫版解説「機械の言葉、人間の言葉」は、作家の円城塔さんによるもの。ちくま学芸文庫での香西さんの著書の文庫化は2016年の『議論入門――負けないための5つの技術』に続く2点目。

★『日本詩歌の特質』は、詩人で評論家の大岡信(おおおか・まこと, 1931-2017)さんが2010年に大岡信フォーラム(花神社発売)より上梓した著書の文庫化。帯文に曰く「何が日本の詩や芸術を支えてきたのか。恰好の日本詩歌入門」。巻末特記によれば「文庫化にあたっては、明らかな誤りは適宜修正した。またルビを増やした」とのことです。解説「ことばは広場となり――大岡信の古典詩受容をめぐって」は詩人で複数の大学で教鞭を執っておられる中西恭子さんです。中西さんの解説は、2017年の初出論考に大幅な加筆修正を施したもの。ちくま学芸文庫での大岡さんの著書の文庫化は、1994年の『萩原朔太郎』(品切)、2018年の『紀貫之』に続く、3点目です。

★『科学的発見のパターン』は、米国の科学哲学者N・R・ハンソン(Norwood Russell Hanson, 1924–1967)の著書『Patterns of Discovery: An Inquiry into the Conceptual Foundations of Science』(Cambridge University Press, 1958)の訳書(『科学理論はいかに生まれるか』講談社、1971年;改題文庫版『科学的発見のパターン』講談社学術文庫、1986年)の再文庫化。訳者による前二版のあとがきを再録し、新たに「ちくま学芸文庫版あとがき」と、科学史家の岡本拓司さんによる解説「歴史の中の『科学的発見のパターン』」が加わっています。

★カバー表4紹介文に曰く「科学的な発見は、いかにしてなされるのだろうか? 本書でハンソンは「観察」に着目する。例えばケプラーは、他の人々と違う空を見ていたわけではない。しかし彼が空を見る際に背負っている「理論」が変わることで、惑星の楕円軌道という新発見がなされたのだ。このように観察という行為の「理論負荷性」を看破したうえで、単なる演繹や帰納によってではなく、観測データ群を説明できるような新たな概念パターン=理論の探究によってこそ、科学的発見は達成されるとハンソンは説く。科学の本質を新鮮な視点で捉え、クーンらとともに20世紀半ばの「新科学哲学」を牽引した古典的名著」。

★『ニコ・ティンバーゲン』は、オランダに生まれ英国でアバディーン大学で教鞭を執った動物学者のハンス・クルーク(Hans Kruuk, 1937-)の著書『Niko’s Nature: The Life of Niko Tinbergen and His Science of Animal Behaviour』(Oxford University Press, 2003)の全訳。「コンラート・ローレンツらとともに動物行動学を築き、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞したニコ・ティンバーゲンの伝記」(訳者あとがきより)。

★帯文に曰く「自然への愛を育んだ幼少期、グリーンランドで触れた真の野生、ナチ占領下の収容所生活、4つのなぜ、1950~60年代オックスフォード大学のハードコア・グループ、デズモンド・モリスやリチャード・ドーキンスらとの師弟関係、コンラート・ローレンツとの奇妙な友情、ノーベル賞受賞、晩年の躓き――鳥と自然を愛した生物学者の学問と生涯」。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。

★注目の文庫既刊書を列記します。

ホラーの扉――八つの恐怖の物語』株式会社闇(編)、澤村伊智/芦花公園/平山夢明/雨穴/五味弘文/瀬名秀明/田中俊行/梨(著)、河出文庫、2026年5月、本体880円、文庫判288頁、ISBN978-4-309-42267-1
黄金仮面の王』マルセル・シュオッブ(著)、大濱甫/多田智満子/垂野創一郎/西崎憲(訳)、河出文庫、2026年3月、本体1,300円、文庫判256頁、ISBN978-4-309-46830-3
H・P・ラヴクラフト――世界と人生に抗って』ミシェル・ウエルベック(著)、スティーヴン・キング(序文)、星埜守之(訳)、河出文庫、2025年8月、本体1,000円、文庫判176頁、ISBN978-4-309-46819-8
呪いの☒☒』三津田信三/澤村伊智/芦花公園/背筋/北沢陶/上條一輝(著)、幻冬舎文庫、2026年4月、本体780円、文庫判320頁、ISBN978-4-344-43548-3
無病法――極少食の威力』ルイジ・コルナロ(著)、中倉玄喜(編訳)、PHP文庫、2025年12月、本体810円、文庫判200頁、ISBN978-4-569-90537-2

★河出文庫の既刊から。『ホラーの扉』は、2023年10月に児童書シリーズ「14歳の世渡り術」の1冊として刊行された『ジャンル特化型 ホラーの扉――八つの恐怖の物語』の改題文庫化。新たに書評家の朝宮運河さんによる解説「新時代にふさわしいホラーアンソロジー」が加わっています。収録作は8篇、澤村伊智「みてるよ」、芦花公園「終わった町」、平山夢明「さよならブンブン」、雨穴「告発者」、五味弘文「とざし念仏」、瀬名秀明「一一分間」、田中俊行「学校の怖い話」、梨「民法第961条」。各作品には編者による解説が付されています。

★『黄金仮面の王』は、フランスのユダヤ人作家マルセル・シュオッブ(Marcel Schwob, 1867-1905)の短篇22編を集めた文庫オリジナル傑作選。訳し下ろしは「地上の大火」「列車〇八一」の2篇。17篇は『マルセル・シュオッブ全集』(国書刊行会、2015年)から取られ、残る3篇「眠れる都」「贋顔団」「平底船の少女」は他書などからの採録です。解説「絢爛たる死物」は西崎憲さんによるもの。西崎さん曰く、本書はシュオッブの「50作ほどある短篇のうちのうちの選りすぐりの22作を収録している。〔…〕ついにこの日がやってきた、シュオップが文庫化されるときが」(238頁)。「シュオッブの世界にたいする態度は死物にたいするそれであると考えると腑に落ちるような気がしないでもない。世界は生きている死物にあふれている。死物は生きていて人に大きな影響力をふるっている」(243~244頁)。同書は発売後に即重版、翌月には3刷となったと聞きます。

★『H・P・ラヴクラフト』は、フランスの作家ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq, 1956-)の著書『H. P. Lovecraft : Contre le monde, contre la vie』(Éditions du Rocher, 1991; J'ai lu, 2015)の全訳(国書刊行会、2017年)を文庫化したもの。帯文に曰く「世界的作家が偏愛を込めた衝撃デビュー作。小説・漫画・映像・ゲームへ大いなる影響を与え続ける「クトゥルフ神話」創造者の生涯」。「もうひとつの世界」「攻撃の技術」「ホロコースト」の三部構成で、巻頭に「はじめに」、巻末に「読書案内」が配されています。「振り返ってみると、わたしはこの本をある種の処女小説として書いたように思える」(「はじめに」31頁)とウエルベックは述懐しています。

★巻末特記によれば「文庫化にあたり、若干の改訂を施し、新たに解説を収録」したとのことです。訳者あとがきが改訂され、柳下毅一郎さんによる解説「人間嫌いの文学史」が加わっています。訳者あとがきによれば、スティーブン・キングによる序文「ラヴクラフトの枕」は英語原文から訳出されているとのことです。

★ウェルベックはこう述べます。「世界全般への絶対的な憎悪、さらにそれを募らせる、現代社会への個別的な嫌悪。これが、ラヴクラフトの態度を端的に述べている。〔…ラヴクラフト〕にあっては、人生への憎悪はいかなる文学にも先立つものだ。彼はそんなことをいちいち蒸し返したりはしないだろう。いかなる形のリアリズムをも拒絶することは、彼の世界に入ってゆくための前提条件のひとつである」(「臆することなく人生に大いなる否〔ノン〕を宣告せよ」79頁)。

★「二十世紀という時代は、軟弱な前衛諸派がもたらした不健全な霧が晴れた暁には、おそらく叙事詩的な怪奇幻想文学の黄金時代として記憶されるだろう。そもそも、ハワード、ラヴクラフト、トールキンの出現を許した時代である。三つの根源的に異なった世界。夢の文学の三つの柱であるが、この文学と言えば、一般読者に圧倒的に支持されている分だけ、批評によって軽視されてきた」(第三部「ホロコースト」冒頭、119頁)。

★幻冬舎文庫とPHP文庫の既刊から。『呪いの☒☒』は、呪いをテーマにした、6人の作家による書下ろしのアンソロジー。書名にある「☒☒」のヨミは奥付には表記されていませんが、記号自体の和名は「投票箱X付き」(U+2612)というようです。収録作品は、上條一輝「呪いは明るく輝いて」、北沢陶「呪いの交換日記」、澤村伊智「ほらあな」、背筋「劣化コピー」、三津田信三「壱本樹様」、芦花公園「「しばらくゆっくり休んでください」」の6作品。それぞれゾッとする作品ですが、先ほど挙げた河出文庫『ホラーの扉』との関係で言うと、芦花公園「終わった町」に惹かれた方は、『呪いの☒☒』では上條一輝「呪いは明るく輝いて」がお好きかもしれません。

★『無病法』は、16世紀ヴェネツィアの貴族ルイジ・コルナロ(Luigi Cornaro, 1464-1566)の手記『講話』(初版1558年)から、英訳版をもとに編訳したものと見えます(著者の生年と著書の刊行年は文庫版の記述に準じました)。英題はカバーには『Longevity without illness』と記載されています。帯文に曰く「健康法の古典的名著」。三つの講話「食を節することの重要性について(83歳の時」「虚弱体質を改善する最良の方法について(86歳の時)」「幸福な老後を獲得する方法について(総大司教ダニエル・バルバロ宛の書簡、91歳の時)」に、訳者による長めの解説が付されています。

★「飽食はいかなるものでも病気の原因となり、死期を早める。節度のない飲食が原因で人生の盛りにこの世を去らざるを得なくなった友人たちを、私自身、多数目にしている」(講話一、37頁)。「私はこの短い『講話』をもって、飽食の害を指摘し、昔の素朴な食生活へともどる必要性についてお話ししたいと思っている」(同、38頁)。

★単行本の新刊既刊および重版から。

エゴサ厳禁』知念実希人(著)、双葉社、2026年5月、本体700円、新書変型判並製144頁、ISBN978-4-575-24891-3
最恐ホラー 忌まわしい土地』福澤徹三/矢樹純(著)、講談社、2026年4月、本体900円、B6判並製64頁、ISBN978-4-06-542985-3
最恐ホラー 嫌な記憶』貴志祐介/荻堂顕(著)、講談社、2026年4月、本体1,000円、B6判並製112頁、ISBN978-4-06-542986-0
エイボンの書――クトゥルフ神話カルトブック』ロバート・M・プライス(編)、C・A・スミス/リン・カーター/ほか(著)、新紀元社、2008年6月(2026年3月2刷)、本体2,200円、A5判並製392頁、ISBN978-4-7753-0632-1

★『エゴサ厳禁』は、作家の知念実希人(ちねん・みきと, 1978-)さんによる「厳禁」シリーズの第3弾。第1弾は『スワイプ厳禁――変死した大学生のスマホ』(2025年8月)でした。第1弾と第3弾はスマホ型の判型で、見開き右頁が本文、左頁がスマホの画面となっています。前作を読み、興味深い造本に関心があったので、今作も購読しました。恐怖の復讐劇。

★『忌まわしい土地』と『嫌な記憶』は、「小説現代」誌2025年8・9月号掲載のホラー特集を再編して単行本化したもの。1テーマに2名の作家が書き下ろし、全12作を全6巻で再刊する「最恐ホラー」シリーズの第2回配本2点です。第1弾は昨年2月に刊行された『呪われた図書館』で、背筋「笑う女が立っている」と、平山夢明「そして家族全員、焼きそばス」を収録。今回の第2弾のテーマのひとつめは「忌まわしい土地」で、福澤徹三「K氏の日記(抄)」と、矢樹純「P霊園そばの縦に長い土地」を収録。もう一冊のテーマは「嫌な記憶」。 貴志祐介「薔薇の小枝」と、荻堂顕「火中の栗」を収録。『呪われた図書館』を購読した続きで求めました。46判並製、カバーのみの軽装で、価格もかなり低く抑えられています。時代の要請として、こうしたシンプルな出版形態は今後もひとつの手法として増えていくのではないかと思います。

★『エイボンの書』は、2008年6月の初刷の売切後に古書価が高騰し、しばらくは2万円台で売られていたものが、思いがけず3月に重版(2刷)されたもの。版元紹介文に曰く「本書はハイパーボリアの大魔道士エイボンが遺したといわれる魔道書『エイボンの書』の再現を試みたものである。C・A・スミス、リン・カーターが遺した『エイボンの書』の一部に、リチャード・ティアニー、ローレンス・J・コーンフォード、ジョン・R・フルツといった作家陣が新たな作品を提供し、クトゥルフ神話大系の研究者ロバート・M・プライス氏が編纂した、新しい切り口でのクトゥルフ神話アンソロジーだ。 『エイボンの書』はハイパーボリアに生きた魔術師たちの記録、エイボンの逸話、永劫の過去から現代までのクトゥルフ神話的歴史、魔術・儀式的素材などを収録した禁断の書である」。

★翻訳者あとがきに曰く「本書はクラーク・アシュトン・スミスが想像した『エイボンの書』の再現を試みたもので、〔…〕クトゥルフ神話体系の研究者ロバート・M・プライス氏リン・カーターの遺志を継いで完成させた。〔…〕いままであまり語られていなかった、クトゥルフ神話的な歴史の流れを描いた作品が多く、新たにクトゥルフ神話作品を書く(あるいはゲームのシナリオを書く)上での共有認識を形成するうえで有意義な作品集なのではないかと思う」(391頁)。詳細目次がないようなので、目次と本文を照合しつつ転記しておきます。「『エイボンの書』の歴史と年表」以下の各篇には冒頭に解説が付されています(例えば「「『エイボンの書』の歴史と年表」について」というように)が、それは以下の目次には転記していません。

[地図]ウルティマ・トゥーレとムー・トゥーラン|ローレンス・J・コーンフォード
日本語版への序|ロバート・M・プライス
黒檀の書〔エボニー・ブック〕――『エイボンの書』序論|ロバート・M・プライス
『エイボンの書』の歴史と年表|リン・カーター
ヴァラードのサイロンによるエイボンの生涯|リン・カーター
エイボンは語る――もしくはエイボンの箴言|ロバート・M・プライス
第一の書 古〔いにしえ〕の魔術師たちの物語
 二相の塔――黒魔術師ズロイグムの物語|リン・カーター
 スリシック・ハイの物語――薬剤師クシルの物語|ジョン・R・フルツ
 モーロックの巻物――祈祷師イエーモグの物語|リン・カーター
 深淵への降下――魔術師ハオン=ドルの物語|リン・カーター
 羊皮紙の中の秘密――魔術師プトメロンの物語|リン・カーター
 下から見た顔――悪魔祓い師プノムの物語|ローレンス・J・コーンフォード
 アボルミスのスフィンクス――魔術師ホルマゴールの物語|ローレンス・J・コーンフォード
 万物溶解液――錬金術師エノイクラの物語|ローレンス・J・コーンフォード
 白蛆〔びゃくしゅ〕の襲来――魔術師エヴァグの物語:エイボンの書 第Ⅸ章(ガスパール・ド・ノールのフランス語の原稿からの翻訳)|クラーク・アシュトン・スミス
 極地からの光――呪術師ファラジンの物語|クラーク・アシュトン・スミス/リン・カーター
 窖〔あな〕に通じる階段――黒魔術師アヴァルザウントの物語|クラーク・アシュトン・スミス/リン・カーター
 星から来て饗宴に列するもの――隠遁者イズドゥゴールの物語|リン・カーター
 緑の崩壊――奇跡をおこなう人ナーブルスの物語|ロバート・M・プライス 
第二の書 ムー・トゥーランのエイボンの逸話
 最も忌まわしきもの|クラーク・アシュトン・スミス/リン・カーター
 ウトレッソル|クラーク・アシュトン・スミス/ローレンス・J・コーンフォード/リチャード・L・ティアニー
 『夜の書』への注釈|ロバート・M・プライス
 地を穿つもの|ロバート・M・プライス
 ナスの谷にて|リン・カーター
 シャッガイ|リン・カーター
 ウスノールの亡霊|ローレンス・J・コーンフォード
 霊廟の落とし子|ローレンス・J・コーンフォード
 指輪の魔物|ローレンス・J・コーンフォード
 土星への扉|クラーク・アシュトン・スミス
第三の書 暗黒の知識のパピルス
 暗黒の知識のパピルス|リン・カーター
第四の書 沈黙の詩篇
 ツァトゥグァへの祈願文|リチャード・L・ティアニー
 アトラック=ナチャへの祈願文|リチャード・L・ティアニー
 背教者イズダゴルの祈り|リチャード・L・ティアニー
 大神ヨク=ゾトースへの祈り|リチャード・L・ティアニー
 ギズグスの慰撫|リチャード・L・ティアニー
 ファロールの召喚|リチャード・L・ティアニー
 応えざる神々(魔術師エイボンにより保たれた断片的な『プノムの系図』より)|リチャード・L・ティアニー
 ハオン=ドルの館|リチャード・L・ティアニー
 暗黒の妖術師|リチャード・L・ティアニー
 黙想せる神|リチャード・L・ティアニー
 サイクラノーシュへの扉――あるいはエイボンの挽歌|リチャード・L・ティアニー
 ハイパーボリア――あるいはエイボンの予言|リチャード・L・ティアニー
 ズスティルゼムグニの手先|リチャード・L・ティアニー
 イクナグンニスススズ|リチャード・L・ティアニー
 ウボ=サスラ|マイケル・ファンティナ
 アザトース|マイケル・ファンティナ
 ツァトゥグァ|マイケル・ファンティナ
 ルリム・シャイコース|マイケル・ファンティナ
 灰色の織り手の物語(断章)|アン・K・シュウェーダー
 ムー・トゥーランでのアブホースへの祈願文|アン・K・シュウェーダー
 ヴーアミによる救済の讃歌|アン・K・シュウェーダー
 サクサクルースの懇請|ロバート・M・プライス
第五の書 エイボンの儀式
 緑の崩壊|スティーブン・セニット
 穴から吐き出されしもの|スティーブン・セニット
 イググルルの呪文|スティーブン・セニット
 グローニュの憎悪の呪い|スティーブン・セニット
 プノムの厳命|スティーブン・セニット
 ザスターの連祷|スティーブン・セニット
 フアナ式文|スティーブン・セニット
 リヴァシイの加護|スティーブン・セニット
 イアグサトの悪魔祓い|ジョゼフ・S・パルヴァー
 ヤディスの黒い儀式|ジョゼフ・S・パルヴァー
 ムナールの忘れられた儀式|ジョゼフ・S・パルヴァー
 キノスラブの葬送歌|ジョゼフ・S・パルヴァー
 外なる虚空の儀式|ジョゼフ・S・パルヴァー
 アザトースの灰色の儀式|ジョゼフ・S・パルヴァー
 黒い炎の崇拝|ジョゼフ・S・パルヴァー
 ナグとイェブの黒き連祷|ジョゼフ・S・パルヴァー
 汝の敵を打つためにツァトゥグァを招来せし法|ジョゼフ・S・パルヴァー
 「ヨスの放射」ゾグトゥクを召喚し命を与える法|ジョゼフ・S・パルヴァー
 ズィンの害悪の中を自由に歩く法|ジョゼフ・S・パルヴァー
 夕べの夜|マイケル・シスコ
 [図]イステの消滅の印形|トーマス・ブラウン
 [図]ズガンドロムの九つの五芒星形|トーマス・ブラウン
 [図]緋色の印|トーマス・ブラウン
 [図]三重に描かれた「力の円環」|トーマス・ブラウン
補遺
 炎の侍祭(『ナコト写本』断章千十一の翻訳)|リン・カーター
 月の文書庫より|リン・カーター
 アトランティスの夢魔(クラカシュ=トン、秘儀の祭司の物語)|ロバート・M・プライス
 エイボン書簡|ロバート・M・プライス/ローレンス・J・コーンフォード
  Ⅰ. 弟子ファンティコールへのエイボンの書簡
  Ⅱ. 賢者エイボンから同胞マリノレスとヴァジマルドンへの書簡
  Ⅲ. 弟子たちへの組合へのエイボンの書簡
  Ⅳ. 弟子へのエイボンの第二の書簡、もしくはエイボンの黙示録
  Ⅴ. クソウファムの民へのエイボンの書簡
  Ⅵ. カルヌーラのタボアム王へのエイボンの書簡
翻訳者あとがき



by urag | 2026-06-07 22:39 | ENCOUNTER(本のコンシェルジュ) | Comments(0)


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