『
サント゠ブーヴ評論選 』サント゠ブーヴ(著)、池田潤/松村博史(編訳)、ルリユール叢書:幻戯書房、2026年1月、本体3,700円、四六変形判上製372頁、ISBN978-4-86488-340-5
★『〈平等〉の人類史』はまもなく発売。米国の歴史家ダリン・M・マクマホン(
Darrin M. McMahon , 1965-)の著書『Equality: The History of an Elusive Idea』(Basic Books, 2023)の全訳。帯文によれば本書の特徴は「扱う時代は、狩猟採集時代からフェミニズム、BLM運動まで。奴隷制、枢軸時代、古代ギリシャ、キリスト教、フランス革命、主権国家、ファシズム、フェミニズム、公民権運動などの多様な主題と〈平等〉思想の、知的格闘の歴史を明らかに。差別・格差の根源を歴史に学び、現代の社会問題に取り組む上でも重要な指針となる」と。序文「
想像上の平等 」の全文が作品社のnoteにて公開されています。
★『サント゠ブーヴ評論選』は、ルリユール叢書の第54回配本76冊目。19世紀フランスの批評家で「近代批評の父」とも言われるサント゠ブーヴ(Charles-Augustin Sainte-Beuve, 1804–1869)の、日本語版独自の仏文学評論選集。「セヴィニエ夫人」「バルザック氏『絶対の探求』」「『薄明の歌』 ヴィクトル・ユゴー氏による詩」「シャルル・ノディエ」「産業文学について」「シャトーブリアン氏『墓の彼方からの回想』」「サン゠シモンの『回想録』」「スタンダール氏 その『全集』」「ボードレールをめぐる断章(補遺/私の考えたささやかな弁護法/アカデミーの次期選挙について)」の9篇を収録。
★「広告のもたらした影響は迅速で果てしがなかった。新聞において良心的で自由であり続けているものを、公表されて金銭づくになったものからいくら引き離そうとしても、両者を分つ一線はやがて乗り越えられてしまう。宣伝記事がその橋渡しをするのだ。数行下で現代の傑作と自ら銘打っているのと同じ作品を、指二本ほどの距離で低劣で忌まわしい作品と評価することがどうしてできるだろうか。ますます多くの大文字を使って書かれる広告の魅力が勝利を収めた。それは山と積まれた磁石が羅針盤を狂わせるようなものである。広告の利益を懐に収めるためには、広告に掲載された書物に媚びを売らねばならず、批評も信頼を失ってしまうだろう。〔…〕広告は新聞事業のなかでももっとも生産的でわかりやすい利益を上げる部分ではなかっただろうか。かくして広告によって過大評価された出版物のみに頼った新聞がいくつも創刊されることになり、宣伝された書物に媚びることを無理強いさせられて、あらゆる独立と遠慮が失われることになったのである。/こうした広告による不幸は出版業界にも劣らず致命的な影響を及ぼすことになった。大部分において、広告は出版業を死に至らしめることに貢献したのである」(1893年発表「産業文学について」より、本書161~162頁)。
★ルリユール叢書の次回配本は2月下旬予定、ルイ゠フェルディナン・セリーヌ『
ロンドン 』森澤友一朗訳。版元紹介文に曰く「『戦争』の続編となる幻の未発表作品にして、セリーヌのグロテスク・リアリズムが最高純度で炸裂する自伝的悪漢小説が本邦初訳で登場」と。
★『慵斎叢話(3)』は、東洋文庫第930弾。全3巻完結となる第3巻は、原著巻8から巻10と、補足資料を収録。帯文に曰く「朝鮮随筆文学の白眉」と。東洋文庫では今月『尹致昊日記(9)』の上下巻が刊行されています。
★『科学と怪奇の空想大全』は、表紙の謳い文句に曰く「昭和30~40年代の子ども雑誌に掲載された、胸躍る口絵と挿絵を大紹介。あの時代に置き忘れてしまった「夢見る力」を取り戻す」と。目次頁や本文サンプルを誌名のリンク先でご覧いただけます。
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