★まもなく発売となるちくま学芸文庫の1月新刊5点を列記します。
『
歴史哲学最終講義 』G・W・F・ヘーゲル(著)、松田純(訳)、ちくま学芸文庫、2026年1月、本体1,800円、文庫判672頁、ISBN978-4-480-51335-9
『
ロウソクの科学 』マイケル・ファラデー(著)、渡辺正(訳)、ちくま学芸文庫、2026年1月、本体900円、文庫判224頁、ISBN978-4-480-51339-7
★『歴史哲学最終講義』は新訳。1830~31年冬学期の「世界史の哲学」講義筆記記録の翻訳で、底本は2020年のフェリックス・マイナー社版全集第27巻第4分冊。『なにも見ていない』は、2002年に白水社より刊行された単行本の文庫化。訳文は見直され、訳注はアップデートされ、原著2005年版に基づき図版が追加されています。『新版 歴史のための弁明』は岩波書店より2002年に刊行された単行本の文庫化。訳文が修正され、引用で出典が判明したものは追加されています。文庫版訳者あとがきと、池上俊一さんによる解説「今なお少年期にある歴史学の指南書」が加わっています。『ロウソクの科学』は10番目となる新訳。「ファラデー先生の語り口を子ども向けらしくしたうえ、授業の中身と筋道は変えないまま、最小限の加筆や削除、改変などをして仕上げた」(訳者まえがき)とのこと。『入門 記号論』は、2002年に放送大学教育振興会より刊行されたテキストの改題文庫化。明らかな誤りは適宜修正したとのこと。「ちくま学芸文庫版へのあとがき」が加わっています。親本の書名は『自然と文化の記号論』でしたが、これは池上さんがお訳しになったシービオクの著書(勁草書房、1985年刊)と同じなので、改題は妥当だと思います。
★最近出会いのあった新刊を列記します。
『
ガザについて歴史は何を語りうるか 』エンツォ・トラヴェルソ(著)、渡辺由利子(訳)、青土社、2025年12月、本体2,600円、四六判並製192頁、ISBN978-4-7917-7748-8
『
『医心方』からみた健康術 』槇佐知子(著)、藤原書店、2025年12月、本体2,800円、四六判並製368頁、ISBN978-4-86578-483-1
★『ポピュラー文化がラディカルな思想と出会うとき』『生を見つめる翻訳』『現代思想2026年1月号 特集=現代思想のフューチャー・デザイン』『テレビ・ドキュメンタリーの孤高』『原爆80年』の5点は、いずれもそれぞれのテーマで論文やエッセイ、コラムやインタヴューなどをまとめたもの。とりわけ『ポピュラー文化がラディカルな思想と出会うとき』は、ele-king booksが積極的に訳書を刊行してきた英国の批評家マーク・フィッシャーを中心に据え、イギリス現代思想を読み解くもの。『生を見つめる翻訳』は37名の翻訳家や研究者による翻訳論をまとめた重厚な一冊。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。
★『ガザについて歴史は何を語りうるか』は、『Gaza devant l'histoire』(Lux, 2024)の全訳。帯文に曰く「反ユダヤ主義、シオニズム、ジェノサイドといった概念の歴史を繙くことで、西洋における言説の歪みを浮き彫りにする」と。解説は早尾貴紀さんが寄せられています。『『医心方』からみた健康術』は、日本最古の医学全書とされる『医心方』(全30巻33冊、筑摩書房、1993~2012年)の全訳者が各誌紙で連載してきた文章を中心にまとめたもの。著者の槇さんは同じく藤原書店から解説書『『医心方』事始』を2017年に上梓されています。
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