「ゲーテ自然科学の集い」の機関誌『モルフォロギアーーゲーテと自然科学』第46号(ナカニシヤ出版発売、2024年10月)に、月曜社2023年5月刊、青木敦子訳『
シラー詩集』全2巻に対する書評「シラーの捲土重来を期して」が掲載されました(158~162頁)。評者は厚見浩平さんです。同じ訳者が幻戯書房より同年8月に上梓した『
シラー戯曲傑作選 ドン・カルロス/スペインの王子』も取り上げられています。「これはほとんど奇跡と言って過言ではない事態だろう。しかも、その訳業がすべてシラー研究者である青木敦子氏一人の手によって成し遂げられたことに、筆者は感嘆の念を禁じ得なかった」(158頁)と評していただきました。
「第1部の巻末には読者の便宜を図って「ギリシャ・ローマ神話の固有名」も付されている。さらに第2部には、「シラーの生涯」から「日本におけるシラー詩集」まで、様々な角度からの「訳者解説」が二段組で四〇ページ弱にわたって掲載されている。これほど行き届いた配慮は、管見の限り今までのシラー翻訳書で類を見ない。シラー自らが編纂に携わった『詩集』には、青年期から晩年に至るまでの詩が収録されており、それ自体として「詩人シラー」の遍歴を映す鏡であるが、解説を参照すれば、彼の文学的・思想的活動における詩作の意義もまた、深く理解できるはずである」(同頁)。
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