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2024年 05月 13日

月曜社近刊情報:『表象18:皮膚感覚と情動――表象から現前のテクノロジーへ 』

2024年6月5日取次搬入予定

表象18 特集:皮膚感覚と情動――表象から現前のテクノロジーへ
表象文化論学会[発行] 月曜社[発売]
本体2,000円 A5判並製216頁 210x148x15mm 290g ISBN978-4-86503-190-4 C0010

タッチパネルなどの進化により視覚から触覚へと急速にシフトしつつあるメディア・テクノロジーに、「情動論的転回」以後の人文学的思考は、いかにして対峙することができるのか。文理を超えたそれぞれの立場から「皮膚」や「触覚」について考察する研究者たちの共同討議に加えて、分析美学の泰斗ドミニク・M・ロペスによる触覚的イメージについての古典的論文や、リュシアン・フェーヴル以来のフランス感情史を総括するG・ディディ=ユベルマンの論文等を訳出。

目次:
巻頭言:門林岳史「ドトールでモダン・ジャズが流れること、あるいは浅田彰がBTSについて語ることをめぐって」
◆特集:皮膚感覚と情動――表象から現前のテクノロジーへ
難波阿丹「緒言」
共同討議:飯田麻結+平芳裕子+渡邊恵太+水野勝仁+髙村峰生[コメンテイター]+難波阿丹[司会]「皮膚感覚と情動――メディア研究の最前線」
サラ・ジャクソン「『とても近くに』――書くことによる接触」髙村峰生訳
ドミニク・マカイヴァー・ロペス「芸術メディウムと感覚モダリティ――触図」銭清弘+村山正碩訳、
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン「歴史と感性――三つの系譜」橋本一径訳
ブックガイド「皮膚感覚と情動」
◆投稿論文
鶴田裕貴「二重化された予示――日本キャラクター論から見た「ハッピー・フーリガン」」
正清健介「エリック・ロメール映画における恋のキューピッド、あるいは〈天佑の友〉の声――画面外の声の「存在感ある」使用をめぐって」
三浦光彦「他性的知覚と誤認の能力――映画の分析(不)可能性をめぐって」
◆書評
野田吉郎:大澤慶久『高松次郎』書評
天内大樹:印牧岳彦『SSA』書評
番場俊:菊間晴子『犠牲の森で』書評
三澤真美恵:雑賀広海『混乱と遊戯の香港映画』書評
新城郁夫:崎濱紗奈『伊波普猷の政治と哲学』書評
向井大策:高橋智子『モートン・フェルドマン』書評
海老根剛:田邊恵子『一冊の、ささやかな、本』書評
島村幸忠:原瑠璃彦『洲浜論』書評
常石史子:福島可奈子『混淆する戦前の映像文化』
田中祐理子:牧野佳奈子『科学普及活動家ルイ・フィギエ』書評
髙村峰生:渡邊英理『中上健次論』書評


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by urag | 2024-05-13 18:11 | 表象文化論学会 | Comments(0)


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