月曜社11月刊、渡辺由利子『
ふたりの世界の重なるところ――ジネヴラとジョルジョと友人たち』の書評記事「南欧の現代文化への案内――二十世紀後半イタリアの知的空間を立体的に浮かび上がらせる」が「週刊読書人」2023年2月2月23日号に掲載されました。評者は慶應義塾大学助教の長島皓平さんです。「ボンピアーニとアガンベンの交錯に著者自身の生もまた溶け込んでいく著述に、一つの私的な生を見て取ることができるだろう。〔…〕ボンピアーニとアガンベンを通じて二十世紀イタリアを辿る最中にアガンベンの核心へと肉薄する点に著者の慧眼が光る」と評していただきました。