ある編集プロダクションの方から聞いた話です。
勤務先の編プロが入居している古いマンションの一室での出来事です。締切間近で徹夜作業をしていたある晩、午前2時すぎに電話がかかってきました。取引先からだろうと思って受話器を取ると、「今から直接本を買いに行きたい」という個人の方でした。「うちは出版社じゃないんで」と断るものの、3時すぎに玄関の呼び鈴が鳴りました。さすがに無視しました。翌朝出社した社長にこの件を話しましたが、不機嫌な様子で取り合ってくれません。それを聞いていたある先輩が教えてくれました。「過去にも同じことが何度かあったんだけど、その以上の面倒はめったに起こらないから安心して」。「めったに」なんですか、と驚いていると「夜中にチャイムが鳴っても出なくていい」と真顔で言います。「それと、深夜にコンビニに行く時も気を付けて。玄関先でばったり、ってこともある。社長が何度も警察に相談したおかげでめっきり来なくなってたのになあ」。
【「営業夜話」はフィクションです。実在の店舗や会社、人物、事件に似ていることがあるかもしれませんが、それはあくまでも偶然でしょう。】
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