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週刊金曜日」2023年1月13日発売1407号の「きんようぶんか」欄に、月曜社2022年11月既刊書、ウィリアム・モリス『
社会・芸術論集(I)小さな芸術』(川端康雄編訳)の書評記事「芸術に宿る「何か」、現代にも響く感性」が掲載されました。評者はライターの鈴木沓子さんです。「小さな芸術とは、絵画や彫刻より格下に扱われてきた手仕事の工芸を指す。〔…〕モリスの問題提起は、皮肉なほど現代と呼応している。/人任せにした仕事の見張り役という退屈な仕事への批判はグレーバーの“ブルシットジョブ論”に重なるし、「われわれに起こりうる最悪のことは、目に見えるさまざまな悪を意気地なく我慢することです。これ以上にひどい災難や混乱はない」という苦言は、無関心や同調圧力がはびこる現代社会への敬称として重く響く」と評していただきました。