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2022年 09月 16日

月曜社10月新刊:谷川渥『ローマの眠り――あるいはバロック的遁走』

2022年10月13日取次搬入予定 *芸術・批評

ローマの眠り――あるいはバロック的遁走
谷川渥[著]
月曜社 本体2,200円 46判(縦188mm×横130mm×束13m)並製204頁 ISBN:978-4-86503-154-6 C0070 重量210g

【内容】古代性とバロック性を博捜するローマ芸術を巡る思索記。20世紀画家クレリチから18世紀画家・建築家ピラネージへ! ローマを逍遥し、エルサレムに跳び、マグナ・グラエキアを彷徨する美学的遁走曲(フーガ)。

【目次】
はじめに
 「バロクス・ロマヌス」
 ファブリツィオ・クレリチ《ローマの眠り》
 ベルニーニの襞
 ドミニック・フェルナンデスの論点
 天使たち
 ヘレニズム的意匠
 エルサレム行
 聖画像
 「苦難の道」
 聖墳墓教会
 聖遺物
 再び聖墳墓教会について
 聖誕教会と嘆きの壁
 濡れ衣としての聖骸布
 《聖チェチリア》
 カプチン僧
 画面右側の彫刻群
 ベルニーニとボッロミーニ
 バロキスム宣言
 ピラネージのローマ
 廃墟行脚――あるいはマグナ・グラエキアの見果てぬ夢
 ヴィンケルマンの死
 幻想の古代都市
 ハドリアヌス帝廟と聖天使城橋
 ヴィッラ・アドリアーナの方へ
イタリアの憂国忌――—あとがきに代えて
参照日本語文献/図版引用文献

【著者】谷川渥(たにがわ・あつし)1948年生。美学者・批評家。著書に『鏡と皮膚――芸術のミュトロギア』(ちくま学芸文庫、2001年)、『シュルレアリスムのアメリカ』(みすず書房、2009年)、『肉体の迷宮』(ちくま学芸文庫、2013年)、『文豪たちの西洋美術――夏目漱石から松本清張まで』(河出書房新社、2020年)、『孤独な窃視者の夢想――日本近代文学のぞきからくり』(月曜社、2021年)ほか多数。


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by urag | 2022-09-16 11:48 | 近刊情報 | Comments(0)


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