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2022年 02月 02日

月曜社3月新刊:ジョルジョ・アガンベン『散文のイデア』高桑和巳訳

2022年3月2日取次搬入予定 *人文・思想

散文のイデア
ジョルジョ・アガンベン[著] 高桑和巳[訳]
月曜社 本体2,800円 46判並製256頁 ISBN978-4-86503-132-4 C0010

1985年に原著初版が刊行されて以来、幾度となく改版されながらも未訳であった幻のエッセイ集。言語思想から政治思想へと転回する著者のミッシング・リンクを示す本書では、33のテーマをめぐり、哲学的かつ詩的な論述により仮借ない表象批判が行なわれる。図版12点。叢書・エクリチュールの冒険第19回配本。

目次:
境界
 材(マテリア)のイデア
 散文のイデア
 句切れのイデア
 召命のイデア
 〈単一のもの〉のイデア
 述法のイデア
 真理のイデア
 ムーサのイデア
 愛のイデア
 研究のイデア
 記憶の及ばぬもののイデア
 権力のイデア
 共産主義のイデア
 政治のイデア
 正義のイデア
 平和のイデア
 恥のイデア
 時代のイデア
 音楽のイデア
 幸福のイデア
 インファンティアのイデア
 最後の審判のイデア
 思考のイデア
 名のイデア
 謎のイデア
 沈黙のイデア
 言語運用のイデア 1
 言語運用のイデア 2
 光のイデア
 見かけのイデア
 栄光のイデア
 死のイデア
 覚醒のイデア
境界
 解釈者たちから弁護されるカフカ
『散文のイデア』を読むために――翻訳者あとがきに代えて

原書:Idea della prosa, Quodlibet, 2002.

アマゾン・ジャパンにて予約受付中

ジョルジョ・アガンベン(Giorgio Agamben, 1942-)イタリアの哲学者。月曜社から刊行された訳書は以下の通り。『アウシュヴィッツの残りのもの』(上村忠男ほか訳、2001年)、『バートルビー』(高桑和巳訳、2005年)、『涜神』(上村ほか訳、2005年;新装版、2014年)、『思考の潜勢力』(高桑訳、2009年)、『到来する共同体』(上村訳、2012年;新装版、2015年)、『書斎の自画像』(岡田温司訳、2019年)。

高桑和巳(たかくわ・かずみ, 1972-)慶應義塾大学理工学部教授。専門はイタリア・フランス現代思想。近書に『哲学で抵抗する』(集英社新書、2022年)がある。翻訳にアガンベンの著作多数のほか、月曜社では、イヴ‐アラン・ボワ&ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム』(共訳、2011年)がある。


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by urag | 2022-02-02 14:18 | 近刊情報 | Comments(0)


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