『舞台芸術06』 特集=バロック的
京都造形芸術大学・舞台芸術研究センター=発行、月曜社=発売
太田省吾+鴻英良=責任編集、A5判並製カバー装290頁、本体価格2000円、ISBN:4-901477-56-0
2004年6月30日取次搬入予定
*ジャンル:芸術書、演劇、パフォーマンス、芸術社会学
芸術における近代性とは何か。舞台芸術は起源の再定礎を探求する――。これまで「反近代」「反モダニズム」的な表象として捉えられてきた「バロック」を、「失われた豊穣さ」としてではなく、「近代の諸問題が始まる発露の場」として把握し、その延長線上に20世紀芸術をあらためて置きなおす。そこから、歴史的・現代的諸問題の混迷を突き破る新たな舞台芸術の可能性を探る。
目次概要
【巻頭言】
太田省吾/鴻英良
【特集=バロック的】
「宮沢章夫インタヴュー」聞き手=森山直人、写真=田村尚子
「共同討議のための基調報告」鴻英良
「ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』をめぐって」浅井健二郎
「共同討議」浅田彰×浅井健二郎×古井戸秀夫×八角聡仁×鴻英良「ベンヤミン・リーディング・バロック、リーディング・ワイマール」ルッツ・ケプニック(訳=細見和之)
「シェイクスピアがシェイクスピアでなくなるとき」大橋洋一
「襞の演劇――ドゥルーズとベケット」丹生谷貴志
「狂った時代とバロック的なもの――アルトー再読の試み」塚原史
「クローデル論」渡邊守章
「消費社会は廃墟である~ハイナー・ミュラー論」海上宏美
「マシュー・バーニー論」天野一夫
「土方巽をめぐって」麿赤児
「三島由紀夫をめぐって」絓秀実
「オペラの衰弱、衰弱のオペラ」高橋悠治
「箔足のバロック」豊島重之
「バロックとダンス」古後奈緒子
【時評】
内野儀/桜井圭介/小林昌廣/池内靖子
【連載】
「観世榮夫インタビュー:わが演劇、わが闘争(5)」聞き手:茂山千之丞、写真=田村尚子
「やさしい現代演劇(6)」川村毅
「過渡期としての舞台空間――小劇場演劇における「昭和三〇年代」(5)」森山直人
「北座はいま(II)」木戸敏郎
【戯曲】
「マジック・アワー」アルジュン・ライナ(訳=長島確、解説:鴻英良)