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2020年 09月 17日

月曜社2020年10月末新刊:ジェイソン・ワイス編『スティーヴ・レイシーとの対話』

■ 2020年10月27日取次搬入予定 *音楽、ジャズ

スティーヴ・レイシーとの対話
スティーヴ・レイシー著 ジェイソン・ワイス編 小田中裕次訳
月曜社 本体3,500円、46判(縦188mm×横130mm)並製448頁 ISBN:978-4-86503-102-7

アマゾン・ジャパンにてご予約受付中

ジャズ・モダニスト第二世代の中でも、ひときわ特異なキャリアと音楽性をもったミュージシャンの音楽哲学と音楽人生! デューク・エリントン、セシル・テイラー、セロニアス・モンクをリスペクトしながら、よりフリーへ、フリーダムへと、「常に深く個人に根差し、常に新たな道筋を模索し」(リー・コニッツ)、「芸術を誠実に追求すべく戦った人物」(ソニー・ロリンズ)を、作家、批評家、ミュージシャン、哲学者、建築家などによるインタビューによって明かされる、日本では未だ知られることの少ないレイシーの全体像! 1959年(25歳)から、亡くなった2004年(69歳)までの45年間に、フランス、米国、イギリス、カナダで受けたインタビューから34編 + 13編の自筆メモ + 3曲の自作曲楽譜を収載。【特別寄稿】大谷能生「「レイシー・ミュージック」の複層性」。

「胸が張り裂けるような、驚くべき本だ。非の打ちどころのない、レイシーが吹くラインのような本。ディキシー、セシル・テイラー、セロニアス・モンク、ギル・エヴァンス、ムジカ・エレットロニカ・ビバ、巡業、ローマ、パリ、ニューヨーク、アジア、ボストン、内面の哲学、画家たち、詩人たち、コーデュロイ――それらで満載になった本。舞台で、路上で、美術館で、自宅で、音楽修業のために歩き回った人生――この本には、負け惜しみも感傷旅行もない。あるのは、まぎれもない真実だけだ」
― Alvin Curran, New York Times

原著:Steve Lacy Conversations, Edited by Jason Weiss, Duke University Press, 2006.

目次:
謝辞
PART1  対話
編者まえがき
1 スティーヴ・レイシー紹介(一九五九年)
2 いちばん好きなもの(一九六一年)
3 モンクの国(一九六三年)
4 さよならニューヨーク(一九六五年)ガース・W・ケイラー・ジュニア
5 誠実なるレイシー(一九六五年)フィリップ・カール
6 二十六人の新人ジャズメンへの質問(一九六五年)
7 スティーヴ・レイシーは語る(一九七一年)ポール・グロ=クロード
8 インプロヴィゼーション(一九七四年)デレク・ベイリー
9 証言〔Evidence〕と省察〔Reflections〕(一九七六年)アラン=ルネ・ハーディ/フィリップ・クィンサーキュ
10 演奏とプロセス、音楽的本能について(一九七六年)レイモン・ジェルヴェ/イヴ・ブリアン
11 心の中に(一九七六年)ロベルト・テルリッチ
12 ひらめき、隔たり、跳躍(一九七九年)ブライアン・ケース
13 道を探して(一九八〇年)ジェイソン・ワイス
14 『ソングス』スティーヴ・レイシーとブライオン・ガイシン(一九八一年)ジェイソン・ワイス
15 知られざる巨人?(一九八二年)グザヴィエ・プレヴォ
16 “フューチャリティーズ”(一九八四年)イサベル・ガローニ・ディストリア
17 長距離プレイヤーの孤独(一九八七年)ジェラール・ルイ
18 楽器の練習と探求について(一九八八年)カーク・シルズビー
19 芸術に悩みは尽きず(一九九〇年)クリスチャン・ゴーフル
20 専門的な話〔ソプラノサックス〕(一九九〇年)メル・マーティン
21 生き生きとしていなければ(一九九一年)ベン・ラトリフ
22 声について スティーヴ・レイシーとイレーヌ・エイビ(一九九三年)ジェイソン・ワイス
23 “小さな花”をS・Bへ(一九九四年)フィリップ・カール
24 彫刻とジャズ(一九九四年)アラン・キリリ
25 余計な音はいらない、もう十分だ(一九九五年)フランク・メディオニ
26 “リヴィング”・レイシー(一九九五年)ジェラール・ルイ
27 スクラッチング・ザ・セヴンティーズ(一九九六年)エチエンヌ・ブリュネ
28 パリのことは忘れよう(一九九六年)ジョン・コーベット
29 若かりし日々(一九九七年)リー・フリードランダー/マリア・フリードランダー
30 素晴らしき三十年(二〇〇〇年)フランク・ベルジェロ/アレックス・デュティ
31 パリよさらば(二〇〇二年)ジェラール・ルイ
32 透明ジュークボックス(二〇〇二年)クリストフ・コックス
33 ボストンからの挨拶(二〇〇三年)フランク・メディオニ
34 芸術としての歌曲  スティーヴ・レイシーとイレーヌ・エイビ(二〇〇四年)エド・ヘイゼル

PART2  文章
MEVノート
ローバ
ガーデン・バラエティ
FMP十周年記念
モンクはどうしているだろうか?
彼は飛んでいた
高層大気圏にて アルバート・アイラー
四郎と私
ショート・テイクス
吉沢
メイド・イン・フランス
曲の引用源
合宿研修者の募集

PART3  楽譜
Dreams(一九七五年)
Mind of Heart(一九八二年)
3 Haiku(一九九八年)

訳者解説
大谷能生|「レイシー・ミュージック」の複層性
ディスコグラフィー選/クレジット
索引

スティーヴ・レイシー(Steve Lacy:1934年7月~ 2004年6月)ソプラノサックス奏者。ディキシーランド・ジャズから出発し、セシル・テイラー、ギル・エヴァンス、そしてセロニアス・モンクとの邂逅を経て、60年代フリー・ジャズの世界へと向かい、ヨーロッパへ移住。70年代ポスト・フリー時代以降は、作曲家としてもインプロヴィゼーション音楽の領域で、詩、歌曲、ダンスを融合させた独自の音楽世界を探求し続けた。1975年以降、幾度か来日し、佐藤允彦、富樫雅彦、高橋悠治、小杉武久らと共演している。

ジェイソン・ワイス(Jason Weiss)著書に、アルバート・アイラーなどで知られるフリー・ジャズ、NYアンダーグラウンドの重要レーベルESP-DISKについてのオーラル・ヒストリーや『ブライオン・ガイシン読本』がある。訳書に『危険を冒して書く――異色作家たちへのパリ・インタヴュー』(浅野敏夫訳、法政大学出版局、1993年)。

小田中裕次(おだなか・ゆうじ)翻訳家。訳書に、アンディ・ハミルトン『リー・コニッツ――ジャズ・インプロヴァイザーの軌跡』(DU BOOKS、2015年)、ロビン・ケリー『セロニアス・モンク――独創のジャズ物語』(シンコーミュージック、2017年)、『パノニカ――ジャズ男爵夫人の謎を追う』(月曜社、2019年)がある。


by urag | 2020-09-17 20:19 | Comments(0)


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