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2018年 12月 18日

注目新刊:ヴィーコ『新しい学の諸原理[1725年版]』上村忠男訳、ほか

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★上村忠男さん(訳書:アガンベン『到来する共同体』、編訳書:パーチ『関係主義的現象学への道』、スパヴェンタほか『ヘーゲル弁証法とイタリア哲学』、共訳書:アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの』『涜神』、スピヴァク『ポストコロニアル理性批判』)
京都大学学術出版会の「近代社会思想コレクション」の第25弾として、ヴィーコ『新しい学の諸原理[1725年版]』の全訳を上梓されました。2018年はヴィーコ生誕350年で、上村さんは今年5月に、1744年版『新しい学』(全3巻、法政大学出版局、2007~2008年)の訳書を中公文庫より上下巻で再刊されています。ヴィーコの『新しい学』は三つの版があり、第一版が今回訳出された1725年の『諸国民の自然本性についての新しい学の諸原理――それをつうじて万民の自然法のいま一つ別の体系の諸原理が見いだされる』であり、それを全面的に書き直した第二版が1730年の第二版『諸国民の共通の自然本性についての新しい学の諸原理の五つの巻』で、文庫化されたのがそのさらなる増補改訂版である1744年の第三版『諸国民の共通の自然本性についての新しい学の諸原理』です。つまりこの第三版といういわば決定版と、ヴィーコ自身が『最初の新しい学』と呼ぶ第一版は基本的に別物であるため、今回の全訳の意義は大きいと言えるのではないでしょうか。目次詳細は書名のリンク先でご確認いただけます。

新しい学の諸原理[1725年版]
ヴィーコ著 上村忠男訳 
京都大学学術出版会 2018年12月 本体4,800円 四六上製578頁 ISBN978-4-8140-0186-6

★中山元さん(訳書:ブランショ『書物の不在』)
光文社古典新訳文庫より今月、ハイデガー『存在と時間5』を上梓されました。全8巻のうちの第5巻で、第一部第一篇第六章第三九節から第四四節までが収められています。

存在と時間5
ハイデガー著、中山元訳
光文社古典新訳文庫 2018年12月 本体1,240円 403頁 ISBN978-4-334-75391-7

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by urag | 2018-12-18 18:31 | 本のコンシェルジュ | Trackback | Comments(0)
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